2022年まとめ?!黒鯛落とし込み釣りに於いて、自分は周りよりちょっと上手いんちゃう?!って思った時に見る記事(自戒の念を込めて)

このブログをはじめてから毎年年末にはまとめ記事を書いてきました。

2022年も気づけば、最終日。

すっかりブログの事を忘れていたのですが、

なぜか思い出して、急いでこの記事を書いています(笑)

今回の記事は私が経験したSNSの小話メインで、

釣りに関して見たい人は目次より、まとめ?!だけ見てください(汗)

大阪湾釣り場存続の危機?!

今年2022年は関西の釣りに於いて問題が色々と起こりました。

コロナの影響からか、レジャーとしての釣り人口も増え

そんな中、ニッチな落とし込み釣りを始める人も以前に比べると増え、

そういった釣り人口が増えてきたのとは反比例して

神戸沖堤防の渡堤禁止を筆頭に、釣り場がどんどんなくなっていった年でもありました。

釣り場が減っていった理由として、

釣り人のゴミやマナー問題

立ち入り禁止場所での釣り

釣り禁止区域での釣り

など、その多くがそれに関わる人的被害がもとになっている事が挙げられています。

 

実際に、本当にそれ(人的なものが)が原因でそうなった(釣り場が閉鎖)のか?という確実なエビデンスはありませんが、

 

SNSの発達により、手軽に写真をアップできる事で、

少なくとも上記のような問題が、SNSを通して人の目に触れることが

さらに増えたと思います。

 

手軽に情報を発信できる分、

良し悪しを考えずに発信してしまうことも多く、

また、それ自体が悪いことと思わず、わからないまま

悪気もなく発信してしまい、

それが、将来的に、釣り場がなくなる、閉鎖される

きっかけの一つとなってしまう事も起こりうると思います。(私見)

 

ある人が何気に発信した、ある釣り場で釣れたという情報が

人の目に触れ、

その発信を見た釣り人が、その釣り場に向かい、

人が増え、ゴミが増え、マナー違反が増え、

結果、釣り場がなくなる。

 

その発信が、それを見た相手に、どのように受け止め、伝わるかはわかりません。

自身が思った伝わり方ではない伝わり方をするかもしれません。

 

 

SNSで情報を得る人の多くが、その釣れた釣り場のことを詳しく知らない人たちが多いです。

SNSで情報を得る人がみんな、良識のある、素晴らしい人達だけではありません。

それを踏まえた上で、

私達釣り人は、そういった、何気ない一つの発信が

将来的に自分たちの釣り場を無くす、きっかけとならないように、

自戒の念を込めて、

今一度、SNSを発信する際には、

本当にこれを発信して良いのか?

発信することによって、その内容が、どういった人にどういった伝わり方をするのか?

を考えてから発信することを心がけて行って発信してほしいと思います。

 

2022年の締めくくりとして、

私自身が黒鯛の落とし込み釣りをSNSやブログなどで発信してきた際

自身が陥ったことのある出来事に関して書きたいと思います。(小話)

 

 

peak of “Mount Stupid"

 

幸いにも、当時の環境のおかげで、私自身その状況(いまから書く事)に早く気付き、谷底に落とされ、そこから這い上がる事に躊躇なく向き合うことができました。

自覚することも比較的早かったんです。

過大評価

私は、黒鯛の落とし込み釣りを2016年にはじめて、はや7年目。

上手い人達と一緒に釣りに行くことも多く

そのおかげで上達もそれなりにしていくことができました。

そういった事を受けて

自身の事も過大評価することも多々あり

それをSNSやブログなどを通じて発信してきました。

だって、毎週週末は上手い人と釣りに行き、平日は仕事前に朝練へと行き、

そこそこ枚数が取れるようになったんですもん笑

 

ツイッターで呟けば

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Aさん

すごいですね!!

 

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Bさん

そんなに沢山釣って裏山です

ブログを書けば

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Çさん

そんな事まで考えてやってるんですね。すごいです。

と、皆が褒めてくれました。

 

もちろん、そうでは無い批判的な言葉もありましたが、

そんな事はお構いなし。周りの仲間も褒めてくれるしSNSでも褒められる。

自分がやってきた事、実績が全てだし、他の誰がなんと批判しようと関係ない。

自分の都合の良い情報だけを吸収して、そうでない情報は虫🐛。

そうやって、

 

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ローレル

自分はすごいんだ!

と自分の評価を実際の実力以上の過大評価をする事が当たり前になっていました。

もっともっと釣果を出して、みんなに凄いって思われたい!

そうすることで、落とし込み釣りがみんなに広まって行けば良いな!

とプラス思考な上、調子に乗っていました。

その時は気づいて居なかったですが、

 

peak of “Mount Stupid"

それは、井の中の蛙大海を知らずでした。

そう。私は🐸蛙だったんです。

自分が上手いかどうかは周りが判断すること

こんなことを書くと、流れ的には、

調子に乗っても、所詮、井の中の蛙大海を知らずなのだから、

そうならないように、

 

調子乗らずに常日頃謙虚に。

と言う流れですが、

そうではありません(笑)

 

今思えば、自身の成長に於いて、

自惚れることは悪いことではなかったですし(めっちゃ良いことでもないけど)、

そういった自惚れがあるからこそ、どん底を見て、

さらに高い目標を持つことができると思います。

 

なので、常日頃から、うぬぼれずに謙虚になろうということでもない。

そう思うようになりました。

普段から真面目に謙虚に。

は、決して悪いことではなくむしろ、良いことではあるのですが、

控えめすぎるので、上手くなるのであれば、

ある程度調子乗ることは悪いことではないのかなと思います(笑)

 

しかし、勘違いしがちなのですが、

調子に乗ったところで、

そんな自分が、世間で言う、

いわゆる、

上手いのかそうでないのか?という判断は

自身が決めることではなく、

周りが決める事なのです。

 

周りが決める事といっても、身近な仲間内やSNSで

上手いだとか言われているうちは、やはり井の中の蛙大海を知らず。なのです。

自分の事を上手いと言ってくれる、

その仲間内やSNSで関わる人たちもまた井の中の蛙大海を知らずにすぎないのです。

私自身がそうであったように、

その自信は、いつか必ずへし折られる時がきます。

 

その時、上手くなるために、そこから這い上がり、躊躇なく自分の進むべき道を進んでいけるかどうかは、

自分自身が

peak of “Mount Stupid"

であり、井の中の蛙大海を知らず

である事に気付けるか否かだと思います。

 

そして、それを判断する、その発信を見て評価する側も、その本質をしっかりと見ることができるように

自身が常日頃、認知バイアスという色眼鏡がかかっている事を意識することが重要だと思います。

※認知バイアスとは

思考の偏りや思い込みによって、非合理的な判断をしてしまう現象

心理学では「認知バイアス」と呼びます。

これは誰もが持っている思考の偏りや思い込みを表します。

バイアス=偏り

という意味で、

 

これまでの経験に基づく先入観や自分の考えが正しいという思い込みなど、

様々な要因からこうした認知のゆがみ(偏り)が生まれてしまうそうです。

色眼鏡(先入観で物事を判断してしまう)

釣り場に行くと、全身メーカーのウェアを纏って、釣りをされている方を見かけます。

そんな人に対して、初心者の私達は、

「釣りが上手そう」「有名な人」というイメージを抱いてしまいませんか?

 

全身メーカーウェアを纏って落とし込み釣りをしている人を見かけようものなら、

初心者の私達にとっては、もう、目の前で神様が落とし込み釣りをしているのではなかろうか?!

と思ってしまいます。

なんていうか、メガネを掛けてるだけで、

頭良さそう

みたいな印象を与えるような感じです。

 

それが実際でも、SNS上でも同じで、

たくさん釣果を上げているから上手いと感じてしまったり、

(もちろん数が釣れるということも、すごい事ではあるのですが)

毎日釣果を発信していたら上手いと感じてしまったり

(もちろん毎日釣果を出すことも、すごい事ではあるのですが)

 

実際に、その人を良く知らないのに、先入観で見てしまう事があるのです。

 

 

 

以前の記事でもなんとなくその認知バイアスに通じる事も書きましたが、

 

人に対してもそうですし、SNSでもそうですし、

もちろん、黒鯛の落とし込み釣りに於いても、自分自身に於いても

その認知バイアスは充分に発動しているのです。

 

まさに私自身も、当時、その認知バイアスに支配されてしまっていたのです。

ヘチ釣りは完全に理解した!

私自身もそうでしたが、落とし込み釣りを始めた2,3年目くらいの脱初心者の、にわかのときが一番楽しくて自信満々なので、

上手くパターンにハマり、ある程度釣果を出せるようになってきたら、

Left Caption

Aさん

良し!もうヘチ釣りは完全に理解したぜ。

と、自信満々になってきます。(peak of “Mount Stupid")

 

自分自身では真剣にやっていたにも関わらず、自分よりも上手い人や優れている人を見つけたときや壁にぶつかった時

ポキっと自信が折れて絶望するわけです。

 

真剣にやっていたからこそ、ポキっと自信が折れるのですが、

そこで、(そうなる自分を認める事が、気付けるか否かが重要ですがそれを認める事ができない人は、)

認知バイアスがかかっているがゆえに、それに気づけない人もいてます。

※ここで、私は周りの諸先輩方のおかげで比較的早く、気づく事ができました。

しかし、それをしっかりと受け入れ認める事ができたら絶望感に覆われ、落ち込みます。

 

それでもコツコツ積み上げて行くと

私ちょっとうまくなってきたかもというポイントが必ずやってくるので

 

諦めずに継続することが重要です。

ありきたりな言葉ではありますが、

継続は力なりです。

 

自分に都合の良い情報ばかりを集めて、意思決定をしようとしてしまったり

あぁ、そんな人もいてるよね(自分は例外で、そうではない)とか、

物事がうまく行った時は自分が頑張ったからだと思い、うまく行かない時は周りや環境のせいだと思ったり、

物事が起きたあとに、予測できたことだと言ってみたり。

 

これらは全て認知バイアスの一種です。

 

SNSで私自身が認知バイアスに陥ってた典型的な例を書くと、

周りは自分を批判するけど、それは釣果出してるから、僻みや。

実際、褒めてくれる人もいてるし、そういった人たちのほうが多い。

悔しかったら釣ったらええねん。

けど、体裁上、自分はまだまだ下手くそですからラッキーでした。

そう言っておこう。

 

みたいなww

 

その他にも

多くの人が支持しているものは正しいと思いやすい

SNSでフォロワーやいいねが多かったら、それは優れたもの、良いものであると認識してしまう傾向であったり、

今までに費やしたものを無駄にしたくないという気持ちから、損失になるとわかっていてもそのままそれを継続してしまう

この人と別れたほうが良いと思っていても5年つきあったのにもったいないと感じて、分かれるに別れられなくなるケースとか

 

それらを全て落としこみ釣りに当てはめて見てください。

色々な事が、、、、ふふふ

興味ある方は、「認知バイアス」で検索してみると色々出てきますよ〜

そういった、認知バイアスに支配されないための対策としては、

認知バイアスというものがあるということを自覚することが一番で、

 

意識的に、違う考え方に耳を傾けたりするのも有効です。

 

SNSは恐ろしいが素晴らしい

 

SNSがあろうが無かろうが、私自身は恐らく認知バイアスに支配され、調子にのって、井の中の蛙になっていたんだと思いますが、

 

SNSがあることで、自分自身、より調子に乗っていたと思う反面、

SNSがあったからこそ、色々な人と出会い、井の中の蛙大海を知らずだということをしりました。

そして、認知バイアスという心理も知りました。

昔はなかった手軽に発信できる、SNSというツールは

使い方一つで、素晴らしいものにもなるし、恐ろしいものにもなります。

恐ろしい部分だけを取り上げて、何もかもを否定するだけでなく、受け入れ

 

これからの時代に沿ったやり方として、SNSを素晴らしい発信ツールとして、

一人ひとりが意識して発信していけたらと思います。

 

SNSがあるがゆえに、以前は私自身の事を、自分で過大評価をしていました。

しかし、SNSがきっかけで色々な人と出会い、諸先輩方とも知り合いその愚かさに気づく事が出来ました。

SNSで発信するということは、パブリックな場所で発信するということなので、

その発信したことが、知らない人の目にも触れてしまうということです。

私自身も以前、グループラインなど身内で盛り上がるようなことも、他の人の目に触れる環境で発信することで、

それが不快感を与えたりすることもありました。

しかし、他の人の目に触れる環境で発信することで、

それをきっかけに落とし込み釣りというものに興味を持ってくれる人が増えたのも事実だと思います。

これは、私見ではあるのですが、SNSというものは承認欲求や、自己顕示欲を満たす場でもあると思っているのですが、

 

発信者は、発信する責任として、そういった状況も踏まえた上で、

釣れた、爆釣という良い部分だけの発信ではなく、

釣れないこともあるのが釣りであることや、

ゴミやマナーに関してなども含めて発信していけたら良いなと思いました。

また、それを見る側も、

その発信がはたして正しい情報なのか?などしっかりと見極める事も必要だと思いました。

無知を恐れるなかれ。
偽りの知識を恐れよ。

という言葉もあるように、

※無知であることを恥じる必要はない。
無知より恐ろしいのは偽りの知識である。
単に無知であるだけならば、正しい知識を身につければいいだけのこと。
一方、偽りの知識を持ってしまうと、正しい知識を素直に認めて受け入れることができなくなるからである。

知らなくて失敗したことなんて、私も多々ありました。

未だに知らない事ももちろんあります。

 

しかし、それを教えてもらったり、勉強したりして正しい知識を身につけて

それをもとにこれからどうして行けるかが重要だと思います。

まとめ?!

2022年1月に神戸沖堤防への渡堤が出来なくなり、

大阪湾の全体的な釣果もイマイチで、

5月くらいからパラパラと釣れだし、

イガイがしっかりと付き出した6月に一気に黒鯛落とし込み釣りハイシーズンを迎え、イガイの落ちる8月後半に一気に終了しました。

私自身、1年中釣りには行ってましたが、

今年の釣りは5月から8月に集約した年でした。

昨年まで、年中、休みの日だけでなく平日も朝練という名の釣りに出かけることも多かったのですが、

今年は、釣りに行かない休みの日もあったりと

少し落ち着いた感じでした(笑)

そんな2022年の釣りでしたが、意欲的に大会に参加したり、クラブの例会に参加したり、今までは顔は知っているけど、さほど話した事がなかった多くの人たちとも、お近づきになれ、交流を深めることができた年でした。

それをきっかけに黒鯛落とし込み釣りだけでなく、人として、人生としての新しい発見や、楽しさを見つけることができた年となりました。

 

20代の時は遊んで過ごし、

30代の時はそれに流されて、

40代になって、仕事や黒鯛釣りに真剣に向き合った時、

20代、30代のときにあんな無駄な事せずに、もっと努力しておけばよかった。

もっと、もっと。こうしておけばよかった。

そう思ってしまいました。

なので、世間からしたら遅いと言われるかもしれないが、

50代、60代になったときに、

40代はもっとこうしておけばよかったと思わないように、

今を一生懸命生きて、来年も再来年もできる限りずっと

仕事も釣りも楽しみまくりたいと思います。

 

2022年皆様には大変お世話になりました。

良い年をお迎えください。

2023年もガンガン黒鯛落とし込み釣りに行きますので

どうぞよろしくお願いいたします。

 

参考記事