【前編】ある日曜日の黒鯛落し込み釣り。第21回大阪湾落し込みトーナメント武庫川予選に参加してきました。
久しぶりに記事を書きます(汗
記事の本題に入る前に、、少しだけ。
つい先日も、長年愛されてきた釣り場である、大阪南港の通称宇部セルと言われる釣り場が立ち入り禁止となりました。
他の釣り場も、行政の鶴の一声で、突然禁止になる可能性も大いにあり、
どんどん釣り場がなくなっていくことに憤りを感じます。
ずっと発信してきた、
末長く釣りができますようにという願い、
次の世代に釣りを繋げて行くこと。
それが、時代の流れとはいえ、色々な理由から危うくなってきました。
貴方はいつもの場所で明日は釣りをすることができるかもしれない。
しかし、来年にはできなくなるかもしれない。
当たり前が当たり前で無くなる、
今はそういう時代である。
今一度、未来の釣り人に繋げる行動しよう。
You may be able to fish tomorrow
at your usual spot.
But next year, you may not be able to.
The ordinary will cease to be ordinary,
This is the time we live in.
Let’s take action once again
to connect with future anglers.
多くは言わないですが、
自分さえよければではなく、私達だけでなく、未来の釣り人のためにも
何でも、やらない、できない理由を先に考えるのではなく、
やる理由を考えて行動したいと思います。
たかが趣味。されど趣味。
ルールを守って、
趣味だからこそ真剣に遊ぶ。そんな大人でありたい。
だからこそ今年も参加してきました!!
※今回の記事は、心の声がダダ漏れを文字にしているので、あんまり面白くないです
第21回大阪湾落し込みトーナメント武庫川予選
昨年までの振り返り
昨年(2024年)の第20回トーナメント予選。
1次、2次ともにしっかりと下見をし、準備万端で望んだにも関わらず、
もちろん当日も真剣にやった挙げ句、通過することは叶いませんでした。
1次予選の後、悔しすぎて予選上位通過されたTさん、Iさんにお願いして、尼P川筋の復習釣行し、後ろについて落とし方、狙い方、などなど勉強させてもらいました。
2次予選は冒頭にも書いた釣り場、もう行くことが出来ない宇部、セル石で行われ、必ず顎下に魚はいてると信じ続け、結果1枚釣果は出したもののドキドキタイムで25位以内に入ることはできませんでした。
悔しすぎて、昨年の大会の記事は書いてません(笑)
2025年武庫川1次予選下見
そして、今回の1次予選は昨年悔しい思いをした尼P。
もちろん、リベンジを狙います。
昨年(2024年)のこの時期(3月)、下見のときは良く釣れていたのですが、今年((2025年の下見)は例年に比べて水温が低い時期が長引き、釣果にもムラがあり、下見に行くも、釣れないことは無いのですが、なかなか読めない状況でした。
しかし、周りの仲間達や、他の下見に来ている人たちはパラパラと釣果をだしており、
下見に来ている人たちは、
何かを得たように見えました。
私だけ釣れない。何も見えない(笑)
コレだというパターンは見つけられず本番に望むことになりました。
あたらんことは無いねんけどなぁ。。。
おそらく、そんな私をみた人たちは、

Aさん
そう思ってたに違いありません(笑)
予選当日の車のなか〜会場到着
予選の当日は毎年恒例の下道釣行。
少し早めに出発して、車の中で色々と考えながら、会場へと向かいます。
下見で周りの人達の状況と、自身が得たアタリ。そして、今まで尼Pへ釣行したときのどこで釣れることが多かったとか、棚とか、餌とか、その経験則、などを考慮して
ヤグラから奥へ向かう川筋か、それともヤグラからスリット方面か、、、、
この予選に向けての下見での実績ポイントはヤグラから奥へ向かって黄色のポールとの中間地点前後。もしくはヤグラからスリット向いて、、、昨年は船着のヤグラ周辺がよかったけれども、、今年はイマイチ、いやイマサンくらい。棚は2ヒロちょいの例の場所。。。
餌は、去年は虫が良かったし、今年も虫で釣れてる。もちろんパイプでもカニでも釣れてる。
どないしよ(;´Д`)
また、予選落ちかな。。釣れる気がせーへん
いやいや、迷うな。
どうもこうも無いやん。
周りにまどわされるな、飲まれるな。自分でやれることをやる
ただ、それだけでええんや。そう言い聞かせます。
会場近くの餌屋さんで青コガネを購入し、釣友ジャムさんと合流し、雑談。
コンビニで買い物を済まし。
トイレもオッケー💩
その後、5時前に会場到着し(受付は6時〜)、
日の出前の薄暗い中見渡すと、すでに多くの人達が。
参加する方のやる気と熱気が伺えます。
そして、現地で合流した釣友の山ちゃんから、カニをもらいます。
先日に下見に行ったときに一緒に行ってくれたIさんから貰ったカニと合わせて
100匹ほど準備します。
山ちゃんもやる気元気気合はいってます!
色んな方と挨拶や雑談をしていると、少し早めに受付が始まりました。
さぁ、今年初の大会のはじまりです!
2隻に分かれて出船です!!
予選開始
ここからは更に心理描写が増えます(汗
渡堤〜開始まで
渡堤場所は、昨年のリベンジも兼ねてヤグラで降りて川筋狙い。
ヤグラに到着し、船から見て左側に荷物を置き準備を始めます。
人の多さなども考慮してヤグラからスリットに向かって川筋を狙うことに。
というか、思い返せば、車の中ですでにヤグラからスリット方面の川筋狙いに決めていたんだと思います。
餌は潮、流れなどをみて、カニから。
ヤグラで降りた半数以上の人がヤグラから奥狙いの印象。
スリット方面は比較的少なめ。
心地よい緊張感に包まれながら、
競技開始まで、周りの方たちと雑談しているうちに
開始のサイレンがなります。
さぁ、やったるで!!
予選開始
サイレント共に、ヤグラからスリット方面へ向かって動き出します。
先頭グループにはNさんYさん、麦わらくん、そして私。
狙いは例のコブ。
他の人達はどうなんやろ。歩きながら、ちょいちょい話をしながら、狙いのポイントへ向かいます。私の狙いの場所より少し手前で、Nさん、Yさんが竿を出し始めます。
そして、横には麦わらくん。
麦わらくんと私で、あとは前には誰もいません。
ここで、私の狙った場所に到着し、第1投。
カニを着水させ、際を添わせるように落としていきます。
潮の流れもそんなに早くなく、比較的落としやすい感じ。
麦わらくんはまだ先へと向かってます。
あたらん。
第2投。丁寧にカニを落としていきます。
3投、4投、、
焦る気持ちを抑えて、丁寧に丁寧にを心がけます。
5投、6投、
後ろで少し声が聞こえたので、振り返るとYさんが早速竿を曲げている!!
しくった!もう少し手前やったか、、、
焦るな。
モーニングサービスや。こっちにもその恩恵があるはず。
前を目をもどして、先を見ると、麦わらくんは随分先に行っていて、
自分の前にはそこそこの距離でサラの場所が残っている。
行ける。
そうしているうちに、2ヒロのいつもの場所カニがのっかって、ステイからのアタリ!!
一瞬重みが乗り、竿が曲がるも掛かりが甘くバラし。
やられた、貴重なモーニングサービスおチヌサンを逃した(泣)
けど、あたる。魚はいてる。
焦らず惑わされず、1投1投ちゃんと丁寧に落としていけばよいだけ。
必ずチャンスはある。
狙いの場所に入れたので、丁寧に丁寧に落としていく。
しばらくすると、スリット側から回ってきた人たちが近づいてきて、
いわゆるサラ(誰も落としていない場所)がなくなったので、
また、落として来た場所を戻り、スペースを探します。
その途中、朝イチ、同じようにヤグラからスリット側へ落としてきた人たちと軽く会話したのですが、
朝イチのタイミングで、アタリがありバラしてしまった。。
という人が何人かいました。
それを考えると、最初自身が狙っていた場所よりも手前の、少しヤグラ側に朝イチの魚が溜まっていたんだと確信しました。
しかし、モーニングサービスは終わったようで、誰もその近辺での釣果はありません。
様子を伺いながら、時折竿を出しながら、どこを狙うかキョロキョロしながらスペースを探します。
結局、朝イチモーニングがあったであろう、ヤグラから1つ目のコブまで戻り、再び最初の狙いの場所に向かって落としていくことに。
すると、また同じパターンで、2ヒロくらいで何かにカニがのっかったところでアタリ。
しかし、これまた痛恨のバラシ。
やはり、魚はいてる。周りに人がいても、まだアタリが出る。
前、後ろを確認しながら、丁寧に落としていきます。
ここで、一つの仮説。というか、今までの経験則で
いかなる時も
食い気のある魚は思ったより上にいてる。
ということ。
ここ尼の川筋でのパターンと言えば、
いわゆる、餌が乗っかる場所(2ヒロ〜2.5ヒロ)絡み。
ここで釣れることが多いのですが、
おそらく、それは他の選手達も知っているし、その場所を狙ってるはず。
そして、大会という環境なので、魚は沈む。
そして、尼P川筋特有の潮の速さも手伝って、
案外上の方は捨てている人も多いかも。
ちょっとリスキーやけど、思い切って、上も意識して狙ってみよう。
それから、更に丁寧に着水からゆっくり丁寧に落として行きます。
前にも後ろにも人はいますが、
狙っている場所が違うから、タイミング良く上に魚いてる、もしくは回って来てくれたらチャンスはある。
前の人との距離を測りながら、更に後ろの人に抜かれないようなペース、且つできるだけゆっくりと落としていきます。
焦らず、ゆっくり丁寧に。
そうしているうちに、私の前後の人だけなのか?他の人もそうだったのか、
コブの下にある排水管の下?は、水面近くでの潮の出入りが激しく、際をキープしにくいからなのか、狙って落としている人が居ないように見え、チャンスではないか?と思い、
排水が出るすぐ横を狙って、しっかりと際をキープしつつ着水から丁寧にカニを落とし込んでいくと、
1ヒロ半ほどで、何かに乗っかったような感じでゆっくりと効いてみると
!!!
魚信っ
それから一瞬無意識のうちに合わせ竿にしっかりと魚の重みが乗ります!!
来た!!
今度はバレずにしっかりと掛かってる!!
しかも川の流れも手伝ってか、
重いっ!!
しかも
引くっ!!!
きたきたきた
やったやった。きた。
ちゃんと丁寧にやり取りが出来てたとは決して思いません。
変な体制やったと思います。
ちょいぽちゃのカマキリみたいな体制やったと思います。
そして、へっぴり腰やったと思います。
多分ちょっと
プッてなんかおしりから出たと思います。
あんまり覚えていません。
が、なんとか魚に空気を吸わせるために
グググッと竿を少し立て気味にしたときに見えた魚影が
でかいっ!!
気づけば魚はタモにしっかりと入り、
その重みのある魚の入った網がついたタモの柄をシャコシャコと戻していました(笑)
や、や、やりました!!!
ええサイズ!魚の重みをガッツリと感じながら
一旦落ち着いて、深呼吸してから、検寸場所であるヤグラへ向かいます。
Tさんにサイズを測ってもらうと
48.2㎝1820gのええチヌさんでした!
この時点で、ヤグラでの検寸に持ってきた魚は7〜8枚とのこと。
その他の検寸場のムコイチ、スリットのそれぞれで同じ位上がっていると考えると
まだまだ気を抜けません。
再び気合を入れ直し、スリットの方へ向かって落としていきます。
もう1枚。もう1枚。
スペースのある場所を見つけて先ほどと同じくカニで
着水からじっくりと探って行きます。
人のいてる場所は避けながら、落としていくと
ごくごくたまにアタリがもらえます。
しかし、プレッシャーがかかっているのか
食いが浅いのか、下手くそなのか、
なかなかフッキングまで持ち込めません。
途中、3ヒロほどまで探ったりもしますが、反応がありません。
朝イチの狙いの場所も過ぎ、渋いながらも反応があるのは、1ヒロちょいから餌が何かに乗っかる2ヒロちょいまで。
ずーっと誰かに叩かれているので、その時にアタリが集中している場所はありません。
そうなると、狙うのは朝イチにアタリがあった場所や、自身が釣った場所、
他の方がアタリを出した場所を意識することです。
なんとなくですが、
朝イチアタリが集中した場所、私が狙いを定めていた場所、そしてスリットに近い川筋の端。おおまかにこの3箇所を順に、集中して落としていきます。
ヤグラから、スリット方面へ落としていって、
約1時間15分。川筋の先端近くまで来て、もう落とす場所がないなぁ
そう思った瞬間
これまた1ヒロ半ほどで
ゴゴゴッ
という、チヌさんがしっかりとカニを食べる、明確なアタリに
自然と合わせを入れてしっかりとフッキング。
今度はしっかりとやり取りもでき、2枚目を手にすることが出来ました。
ほぼスリットに近かったのですが、検寸の後、再び川筋を狙うこともあって、
検寸はヤグラまで持っていくことに。
この時点で10時過ぎ。
終了までまだ3時間あります。
まだ狙える時間です。
この時間で全体で何枚釣れているかはわかりませんでしたが、
検寸する少し前にヤグラより奥の方でパタパタっと釣れていたそう。
まだまだ気を抜けません。
いつも以上に丁寧な落とし方を心がけて、再び落とし始めます。
しかしながら、自分だけでなく、他の人達も、なかなか魚が出ない厳しい時間が過ぎていきます。
時間と共に、釣れないからなのか、疲れたからなのか、フリースペースが最初よりも増えてます。最初ヤグラからスリットまでの川筋に居た人たちがヤグラ奥やスリットへ行ったのか、わかりませんが、
とにかくフリースペースが多くあり、
そんな中、Hさんが同じく上の棚で釣果を出されました。
やはり、人が居なくなると、厳しいながらも上に魚が回ってくるんだと確信しました。
とはいえ大会で、その上に居てるであろう魚を狙うのは、リスキーには変わりないのですが(笑)
その後も上を意識した釣り方で2ヒロ半ほどまでを集中して落とし、
お茶も1口くらいしか減ってないくらいでした。
その結果、アタリは何度かもらえましたが、フッキングまでは行かず、
追加の釣果を出すことはできず、長い長い予選の終了となりました。
餌は、結局虫は使わずカニだけでした。
結果発表
一旦船に乗り、スリット角へ向かい、堤防で結果発表が行われます。
詳細は上記リンク先の黒鯛工房様のホームページにて記載されていますが、
ぶっちぎりのトップ黒鯛工房F.SのKさんはすごかったです。
見るたびに魚を検寸場に運んでいました。
1位のNさん、2位のUさんも3枚という素晴らしい釣果を出しておられました。
そんな中、私は、1枚目に釣った魚のサイズに恵まれたのもあって、
3位と大物賞もいただけ、無事予選を通過することが出来ました。
さらっと書きましたが、ほんまはめっちゃ嬉しいです(笑)
昨年の尼P川筋での悔しい敗退を払拭し、リベンジすることが出来ました。
2016年から落とし込み釣りをはじめ、何度か記念参加的にこの大会に参加した事はありますが、イマイチぱっとせず、2022年から真剣に取り組みこの大会の記事を書いています
大人になって、年を重ねるごとに、
本気で喜んだり、楽しんだり、緊張したり、悔しい思いをしたりっていうことは
自分から求めて行かない限り、そういった機会はどんどん減ってきます。
私も最初の頃はそうでしたが、この大会の会場の雰囲気で緊張したり、
足とてが一緒に動いたり、膝がガクガクしたり、
ええとししたオッサンが小学生みたく緊張するんです(笑)
魚掛けたら焦る。アタリが出ただけでもドキドキするんです。
皆さんは、そんな状況、ここ最近経験しましたか?!
大会では、それが味わえるんです。
大会に出ることが正義だ
ということではありません。
仕事でもそうですし、趣味でも何でも真剣に取り組むことで、普段忘れていた純粋な気持ちが蘇ってくるんです。
それがアンチエイジングの秘訣です(なんのこっちゃ)
ぜひ皆さんも機会あれば、参加してみませんか?!
ということで、後編に続きます。
後編は大会を終えて、自己分析してみた記事です。
(ニーズはなさそうですが自己満足です)