目印落とし込みは唯一無二!同じように見えて人それぞれ。やればやるほどどんどんハマって行きまっせ

今回の朝練はある方からお誘い頂き、

餌場調査の後、

烏滸がましくもこんな私が目印のレクチャーをさせていただく事になりますた。

 

 

イガイ確保の難しさ

 

私が散々今まで色んな記事で書いてきた餌場確保の重要性と自分の足で餌を探す、正にその時期が来ましたね。

今年は特に、イガイの付きが悪く、8月に入った今日、その確保が厳しい状況です。

イガイや~と思って取ってみたらミジガイ。

今までついていたから安心していて、取りに行ったらきれいさっぱり落ちてしまって

壁はツルッツル(笑)

普通に取れていたし、見えるから取ってみたら全部口が開いて使いものにならんwww

 

いや、笑いごとちゃいまっせ。

イガイで釣れるのにイガイが確保できなければミジガイを。

しかし、内錘ドリドリ釣法するのに、イガイが無ければ、やりたいのにやれないんですよ。

 

そんな中、上手い人達はしっかりと餌場を確保してます。

今、皆さんはしっかりと餌場を確保してますか??

 

以前初心者手引きの記事の中で落とし込みに使う餌について書いた記事が、あまり人気のない私のブログなかでは比較的まだページビューが多い記事になってる事もあり(笑)  今回は脱初心者向けにもう少し掘り下げて書いていきたいと思います。 ※あくまでも私が経験した事を元に書いているので間違っている事もあるかと思います。揚げ足を取ってやいやい言う人、そんなに真剣に落とし込みをしたいと思わない人、自身で何もしない教えて君など、落とし込み釣りに対して心頭滅却されないであろう方は見ないでください(笑)記事...

 

 

という事で、私も今年の今までのイガイの付いてる状況と今までの私自身の実績と経験、そして仲間からの情報、そして勘を頼りにイガイ調査へと行ってきました。

 

元々取っていた場所は先日餌箱を一杯にするのに30分かかりました。

あるのはありますが、これでは無くなってしまうのも言ってる間です。

 

また、9月になり少しずつ水温が下がり二期作可能な場所も出てくるでしょうが、

今取れる場所を確保する事が先決です。

 

という事でローレルレーダーをフル活用して(笑)場所を選定します。

そして朝、うす暗い中、お誘い頂いた方と二人で手分けしてイガイを探します(笑)

 

1カ所目。ミジ。

2カ所目。つるつる。

それぞれ下の方を探ってみる。

ぶよぶよ。

3カ所目。

下の方を探ってみるとぶよぶよ。

そのまま上に熊手を壁に沿わせながら上げてくると

もさっ

 

ん?

もう一度その場所を探ってみると

もさもさ

 

ひと掻きで餌箱一杯になる位のイガイが採れました。

まぁ、こんな所にまさかついているとはだれも思っていない様な場所

というか、それは人の勝手な決めつけで無いと思っているだけで、

実はイガイにとっては居心地の良い場所だったのでしょう(笑)

 

 

とりあえず、無事餌場を確保する事が出来ました。

しかし、1カ所だけでは不安なので、後日また違う場所も調査へと行こうと思います(*’▽’)

 

目印レクチャー

目印落とし込みは唯一無二?!

目印落とし込みでおチヌ様を狙う時、

餌はカニさん、イガイ、フジツボ、etc…

色々な餌を使ってやりますが、

この時期はおそらく

イガイ一択でしょう。

繊維掛けやらダンゴ、色々とイガイの付け方はありますが、

その中でもそのイガイを1枚で使用し

針に糸錘を撒き、それを貝の中に入れて落とす

いわゆるスライダー釣法と呼ばれるものが有名ではないでしょうか?

 

その針と錘を埋め込んだイガイを着水させ、

ハリスを馴染ませると同時に仕掛けを外へと払い目印の浮力でイガイを引っ張りつつ、その推進力を利用してハングの奥へと送り込んで行き、

ハングの上の方に居てるおチヌ様に餌をアピールして食わせる

 

そんな感じの釣り方でしょうか(;^_^A

 

SNSやブログ、その他の情報を元にみようみまねでそれを初めてやった時、

特に何も考えずやっても上手く行く事も多いので、

その釣果、結果に驚く人も多いです。

 

しかーし!!だがしかし!!

それで釣れたからと言って、また同じようにやっても

全く釣れない。

イガイもハングに入って行かない。

むしろ逆に際から離れてしまう

等、色々な不具合が出てきます。

 

それは、毎度毎度同じ条件で釣りが出来るわけでは無く、

その日によって、潮の流れも違えば、天候、潮位、風、全てが同じではないからです。

 

しかし、前回の記事でも書いた様に

おチヌ様のアタリ年の大阪湾。つい先日まで、午前中で30枚や60枚、1日になると100枚程の釣果を出す人も沢山おられます。落とし込み師にとっては嬉しい状況です。 そんな枚数釣って何が楽しいねん。そんなに釣ったら腕が持たんわ。とか言う人は別に見なくて良いのですが、 中には、周りはボッコボコ釣ってるのに、自分自身はそれなりに釣れるけど、他の人のように、あんなに釣れない。または、自分が1枚釣る間に、直ぐ近くで4枚5枚と釣っている人が居て、悔しい人も居てるのではないでしょうか?  私は落とし込みを...

 

特に何も考えず、そんなもんだと先入観のままそれ(イガイ内錘)をやっているので、

どんな状況であれ、落とし方(目印の捌き方等)は同じの人がほとんどです(初心者、脱初心者)

 

なんでもかんでも目印を外に払う人。逆にその推進力がわからず、目印を外に払えない人、

潮がめっちゃ横に流れているのにガッツリと真っ直ぐ外に払って目印を浮かべている人、

 

二枚潮なのに、同じようにガッツリ目印を真っ直ぐ並べて、上潮に仕掛けが引っ張られて

全くもって際をキープ出来てない落とし方をしながらも

 

なかなか釣れないなぁ。。。

と嘆いている人。

ほんと、ただ単に内錘で落としている人が多いです。

 

それは、何度も書いた様に、初心者、脱初心者を目指す人は

そんなもんだと何の疑いも無く落としている人が大半だからです(;’∀’)

 

しかし、内錘で釣りたいのであれば、前回の記事で書きましたが、その意味を理解してやる事が大切だと私は思います。(釣れたでは無く釣った。)

 

一言にいわゆるスライダーと言っても

上手い人のその仕掛けを見て見ると

十人十色です。

針は?錘の重さは?イガイの大きさは?

目印のラインの太さ、そして長さ、目印の素材、パイプを使っているのなら、その長さ、ピッチ、中に入れているもの、

 

それは、その人が何度も何度も、そして何年も試行錯誤してたどり着いた結果の目印なのです。

 

そして、その目印や仕掛けに応じた落とし方があるので、ある人が落としていたやり方を完全コピーして落としたとしても、その人と同じ様に落とす事が出来るとは限りません。

 

 

目印落とし込みは唯一無二だと書いたのはそういった意味もあります。

 

目印レクチャー?

ということで、今回のメインの目印レクチャーです。

お誘い頂いた方Wさんは、私が見る限り上手い方でヘチ釣りでは周りの人が釣れない中、その人はヘチ釣りで他の人が釣れない中、しっかりと釣果を出す方です。

 

しかし、目印落とし込みも見よう見まねでやってみたものの、未だ内錘では釣果が出てないそうです。

 

先ずは、何かを言う前に、その方の落とし方を見ながら、私自身も釣り場を探り、その釣り場でアタリがあるのかを確認します。

 

今回の釣り場はいつもお馴染みの超ストラクチャーフィールドで

満潮時1ヒロくらいでハングになっており、その奥はイケイケドンドンな釣り場です。

 

ここは朝イチはイマイチな事が多いですが、そんな朝イチでも顎下にしっかりと餌を送り込む事でアタリを貰えることも多いです。

 

そして、この日は、正にそのパターンで、しっかりと顎下に貝を送り届けたと同時に

ビタ止まりのええアタリから1枚ゲット出来ました。

その後も数度アタリが貰えたので、Wさんにそれを伝え、Wさんの後ろに着きながら落とし方を確認しつつ、私自身も落として行きます。

 

そして、彼の落とし方をみると、

ハリスを馴染ませて仕掛けを外に払い前目印をそのまま水面に浮かべてました。

この時、潮の流れはほとんど無く、ゆっくりだったので、比較的ちゃんとスライダーしてた様に思いますが、

目印の浮力に対して、貝の大きさ、錘のバランスがとれてなかったのか

最初は壁を捉えていたのですが、ハング奥に行く時点でかなり軌道が下の方になっていました。

 

これは、イガイの推進力を目印の浮力が強すぎて消されてしまっているのか、

若しくは、イガイ自体の重さ、錘が重く、推進力が出ずに下に行ってしまったのか、

 

等原因が考えられますが、

恐らく、目印の浮力が強い為に貝が推進力以上の力で引っ張られて軌道が下になってしまった様に思えます。それに下に行く程、水圧も掛かってくるので、貝自体の重みの乗ってハング奥に行く力よりも下に行く力が強くなったのかな?と想像できます。

 

では、貝に対して、目印の浮力が強すぎるならば、どうすれば良いのでしょうか?

目印の浮力に負けない位、貝に入れる錘を重くする?

 

それとも目印の浮力を少なくする?

そんなん、目印の浮力なんかいまさら調整できひんから、貝の大きさや重さの方で調整するしかないやん。

 

そう思われるかもしれません。

 

しかし、私が伝えたのは目印の浮力を弱める事です。

(。´・ω・)ん?

 

どうやって?

そう思われたかもしれません。

 

しかし、今までの流れを思い返してみて下さい。

 

目印で内錘でいわゆるスライダーをする時に、

先入観でやっている人が大半だと書きました。

 

その中の一つに、目印を外に払って全部浮かべてると書きました。

 

先端の貝に対して一直線に目印を張る事によって、目印全ての浮力(抵抗)が貝にかかります。

 

では、その目印の浮力を弱めるには、一直線に並べる目印を少なくすればよいのです。

 

簡単でしょ(笑)

そして、何気なく目印を並べてた人からすれば、目から鱗ではないでしょうか??

 

もっと細かいニュアンスもあるのですが、文章で表現するのも難しいので止めておきます。

そもそも目印を一直線に払うという意味がわからなければ、今回書いている事は、何も伝わらないと思います。

 

話を戻して、

その一直線に並べる目印を少なくするのであれば、落としながら浮かべる目印の数を調整しても良いですし、

貝に与えたい浮力分を一直線にして、それ以外は一直線にしなければ良いのです。

そして、その都度、目印を捌きながら一直線に並べる目印を調整していけば良いのです。

 

はい。色々とややこしいですよね(笑)

習うより慣れよ。

実践してみて下さい。

 

とにかく、図にある顎下付近に居てるおチヌ様にイガイを届けるには

目印の浮力とイガイのバランスをとり、推進力を効かせ続けて落として行く事で顎下直下にイガイを送り込みおチヌ様にアピール出来るのです。

 

これをしっかりとやる事で、釣果の差がでるのです。

そして、潮が効いている場合や流れている場合、風、潮位、その他諸々の色々な条件の元、

それを都度アジャストして目印や貝を調整しながら狙って行くのです。

 

ほーら、文章で書いたらややこしいwwww

 

目印を一直線に並べて、狙いの場所に上手く入って行く事もあります。

 

それは、その時の状況によって違うのはお分かりいただけるかと思います。

 

とにかく、先入観でそんなもんだと思ってやるのと、

その意味をしっかりと考えてやるのでは

それに繋がる結果と経験値がかなり変わってくると思います。

 

という事で、目印の捌き方、身体の動かせ方、三位一体釣法を伝授して

落として行ってもらいます。

 

実践

上記の事を踏まえて、

竿先で目印を捌かず、動いて、目印を身体の範囲内で捌ける位置をキープしながら

うんたらかんたらと朝にもかかわらず、胡散臭いオッサンが偉そうに汗だくになりながら伝え、

それを実践してもらいます。

 

そう。今の落とし方良い。

あかん!もう際から離れてる。

 

目印がちゃんとなってない。

それやったら、もう食ってこない!

 

そう!それでええ!!

そや、慌てたらあかん。

じっくりとしっかりと捌いて行くねん。

今アタリ無くても、それをしっかりと続けて行ったら、いざ魚がその場所におった時に食って来るから!!

 

自分も大してうまくも無いのに、ヤイヤイ言われてWさんも可哀そうに(笑)

 

しかし、その甲斐あってか

明確な目印のアタリから

 

その後、場所を移動して、同じハングフィールドでもしっかりと目印のアタリを捉え、

二人しておチヌ様をゲットする事ができましたとさ(*´Д`)

 

 

まとめ

目印は、同じように見えて人によってそれぞれ違います。

目印に使うラインからその長さ、目印自体の素材、ピッチ、中に詰めるもの、

浮力重視の目印もあれば、サスペンド系の目印、

それに対してのイガイ、針、錘、

そして、落とし方。

 

なんとなく、見よう見まねで始めたら結果が出るのも目印、

逆にまったく結果がでず難しいのも目印。

私の中では、パワーの前打ち

ダイレクトなやり取りのヘチ釣り、

視覚とテクニックの目印とカテゴライズしてますが、

 

 

皆さんはどの釣り方が好きですか??

私はどの釣り方も好きですが、

この時期、やはり目印が楽しいです。

 

釣れる場所に行って、それに応じた釣り方をするもよし、

釣り方を決めて、それに応じた釣り場を選ぶもよし。

 

1年中楽しめるのが落とし込み釣り(総称)です。

 

さぁ、皆さんはどの釣り方しますか?!

( ̄ー ̄)ニヤリ