第7回落とし込み考察 【前打ち】 厳寒期のシャローなテトラの狙い目について考えてみる。やっぱり面白くないです(´・ω・`)
久しぶりの考察記事。この記事あんまり人気ないんですよねー文章ばっかりやし(笑)独断と偏見で書いているし。
まぁいっか。備忘録的な感じで書きます。
今まで、冬の釣り場は水温が比較的安定している所を探して釣行していましたが、実際その釣り場でどういった場所を狙えば良いのか?
を考えてみました。
今回はシャローなテトラ帯に絞って狙い目を考えてみました。
恐らくほぼ間違った考え方をしてるかもなので、華麗にスルーしてください(笑)
色々なロジックの一つとして受け止めて頂けたら嬉しいです(;^_^A
はじまりはじまり~
サーハー時代!?
むかしむかし、私はサーファーと陸サーファーの中間の様な時がありました。
今の釣行回数位海に通ったものです。(暖かい季節限定(笑))
当時通っていた場所は遠浅のビーチブレイクのポイントでした。
一見何の変哲もないビーチなのですが、そのポイントポイントで波が沖でブレイクする場所、手前でブレイクする場所、そしてブレイクしない場所、色々な変化がありました。
当時初心者だった私は、他の波待ちしている人の近くで波待ちしていたのですが、下手くそがゆえに、どんどん波がブレイクしやすい場所を追いやられ、気付けば、人が少ない所でやっと邪魔にならずに波待ち出来るという状態でした。
このビーチはそもそも遠浅で波待ちする所でも足が付くくらいの深さでした。しかし、その場所は他の場所に比べて深く、波がなかなかブレイクしないし、波待ちしていたらどんどん沖に流されたりとほとんどサーフィンが出来る様なポイントではありませんでした。
みんなちゃんとわかって海に入っているんだなぁ・・と感心した事を覚えています。
いやいや、感心してる場合ちゃうで(笑)
それ、カレント(離岸流)って言って沖に払い出される潮の通り道やから、そんなところで待ってても波こーへんで!しかも流れ早いからどんどん沖に流されるで!!
ちゃんと潮が岸に向かって言ってるところを探さないと波もブレイクせーへんで!
と、上級者の友達に教えられた事も覚えています。
そもそもシャローな所は特に明確に潮が払い出される場所(カレント)があり、上手い人はそのカレントを使って沖に出て、横に移動しながらポイントへ向かうそうです。
皆さんも遠浅のビーチに行った時、全体的にみると波がブレイクしているのに、一部波がブレイクしないポイントを見つける事が出来ると思いますので一度機会があれば見てみて下さい。
そのカレントのある場所は、その日の潮や海底の形状(砂浜)で変化する事も多いそうです。
逆にリーフなどのポイントは比較的ブレイクポイントやカレントは固定される場合がおおいのかな?
話しを釣りへ持って行きます(笑)
サーフで投げ釣りをしたことがあり(そんなにした事ないけど)その時に一緒に釣りへ行った人から、そのカレントには魚が付いているからそれを探して投げろと教えてもらった事があります。
港堤防で釣りする時色々と調べていたら船の通り道(ミオ筋)には魚がついてるからそこを狙えともありました。
それを総合すると、浅場に居てる魚はその中でも比較的水深のある溝が好きなのか??
駆け上がりになっているからか?
水温が安定しているからか?
潮の流れがあるからか?
ん?
という事は、シャローなテトラの釣り場でもそれは同じことが言えるんでは?
はいっ!またおチヌ様釣りの話になりました(笑)
シャローにいてるおチヌ様は、溝があったらそこに居てる!?
そしてその溝はどこにあるのか?
そう先ほど書いたカレント(離岸流)が出てる場所です。そしてミオ筋。
そしてgoogle先生に聞くと、潮の払い出される場所は浅場であるほど顕著に出るともありました。
ミオ筋は船が通らないと出来ないので、とりあえず今は置いておきます。
じゃあ、その溝がある所を狙って仕掛けを送りこんだらおチヌ様釣れるやん。
ん?
けど、そもそもその溝ってテトラ帯にも出来るのか?
そりゃ多少なりとも潮が吐き出している所なのでテトラにかぶっている泥も一緒に吐き出されて他の場所よりも少しは深いかもしれないですが、テトラが入っている所はあまり変わらないと思います。
しかし、テトラ帯はサーフと比べてリーフの様に形状が固定されているので、
天候や潮などで変わるとは思いますが、離岸流が発生しやすい場所はある程度決まっているのではないでしょうか?
という事は離岸流が発生している沖(テトラが無い場所)は長年かけて底の泥が掻き出され水深も他よりもあり、溝となっているのではと予想できます。
なんややっぱり溝ありますやんw
とりあえず、なんやかんや考える前に試してみたところ、離岸流が発生している所はおチヌ様釣れるんです。
釣れるんですが、それだけでは上手く行かないのが釣りなんです(;^_^A
あれ?という事は溝がある所が釣れるというよりも離岸流が発生している所が釣れる。なので、最初にかいた水深があるからとか水温が他より安定しているからという理由より、潮の流れが他よりもあるから釣れるんでは?!
そうたどり着きました。
そしてそれに関連して他の事も少しクリアになりました。
元々その釣り場が水温が比較的安定している場所として選んでいるのだから、シャローな中で多少水深が変わろうと水温がそこまで変わるわけではない。
その代わり、ずっと日陰だったり、手前のテトラに潮がバシャバシャあたる所は水深が浅いがゆえに海水がかき混ぜられ全体的に水温が低くなりすぎている可能性がある。
だからシャローな場所では際でなく全体的に水温の安定している少し前であたるんだともたどり着きました。
おチヌ様の中での定石?
ちょっと違った角度から考えてみましょう。
おチヌ様はこの厳寒期は沖の深場で越冬するのが定石と言われていますので浅場ではおチヌ様は釣れないというのが一般的に思われています。
そして乗っ込みの時期になると産卵の為浅場にやってきます。そして隠れやすい場所が多いテトラ帯などもねらい目と言われています。
乗っ込みの時期は地域によってもちろん違いますが、関西近辺では2月とも3月とも4月とも言われています。
しかし、どうでしょうか?12月でも1月でも2月でもおチヌ様が釣れているんです。しかも浅場で。
中には既にお尻が赤い乗っ込み野郎もいてます。(乗っ込みもバラバラやなぁw)
もちろん乗っ込み時期には定石とされている沖で越冬しているおチヌ様も産卵で浅場に来るので数は増えますが、そのおチヌ様を除外したとしても今の時期でもおチヌ様が釣れるんです。
釣れるという事は浅場におチヌ様が居てるという事です(あたりまえ)
では何故浅場におチヌ様が居てるんでしょうか?
乗っ込み時期の前後で入って来て、産卵やその際身を隠すために都合が良いのがテトラ帯だからでしょうか?居着きのおチヌ様が釣れるんでしょうか?
もちろんそれもあるでしょうが、
最大の理由はズバリ(私感)
餌があるから、餌を求めてるから!!
越冬とかで沖とか硬い事言わずに普通に回遊している群れもある
だと思います(ちょっと弱気)
という事は定石を無視してテトラ帯に居てるおチヌ様はやる気(餌を食べる気)のあるやつなんです。(だと思います多分。。弱気)
そう。おチヌ様の中でも賢いおチヌ様はわざわざ沖に出て越冬しなくても、低いながらも他の場所より比較的水温が安定して餌があるポイントを知っているんです。
ではその賢いおチヌ様って?
問いかけながらすぐに答えるんですが、それは長年生きているおチヌ様なんです。
長年生きているおチヌ様は色々な場所へ行き、色々な経験をしているんです。
だから、餌がたくさんついている場所も知ってるんです。
そう
長年生きているおチヌ様=デカいおチヌ様
なんです。
ちょっと萌えてきませんか(笑)??
そして、そのおチヌ様は一般的に群れで行動していると言われています。
(中には例外もあり、単独で行動する居着きのおチヌ様もいてますが)
群れで行動するメリットとしては繁殖のために都合よい。身を守るのに適しているなど色々言われはありますがあんまりわかりません(笑)
しかし、群れで行動していると仮定すると、
同じ餌場にその群れがずっといると餌が食いつくされてしまうので、その群れはそうならないように、餌場を数カ所保持しており、
その餌場を周期的に回遊しているのではないかと推測されます(私感)
そしてそんな群れがいくつもあり、それぞれで回遊しているのではないでしょうか?
その餌場と餌場を移動する時やその餌場内を回遊する時などに使われるのが上記で書いた
溝(離岸流が発生している場所)
なのではないでしょうか?
おチヌ様の通り道
なんでそうなるの?と思ったあなた。はい。私も詳しくはわかりませんが、google先生に聞いて見ると、色々なサイトでミオ筋や溝は魚の通り道だと書いてるんです。
では何故通り道になるかを考えてみました。
先程おチヌ様に限らず魚は、潮の流れに向かって泳いでいると書きました。
(書いてません(笑))
要は潮の流れに逆行して泳いでいるという事です。それは何故かと言うと魚はエラ呼吸をしているのです。エラ呼吸は海水をエラに送り込んでその海水に溶け込んでいる酸素を取り入れているのです。
以前テトラの中に居てるおチヌ様は潮の流れてくる方に顔を向けて待っていると書いた事があります。おチヌ様はハイブリット…的な内容でした。
潮の流れに向かって泳ぐことで海水をエラの中に取り込みやすくしているんです。潮の流れと同じ方向に泳ぐと、その海水が入ってくる勢いが違うのは明確ですよね。
という事はですよ。そのカレント(離岸流)がある場所はその他に比べて流れが強いわけですから自然とその場所を泳ぐ事が他の場所よりも多い事が想定できます。
もちろん流れが無い所でも、泳ぐことによって、泳がないより海水がエラには入ってきますが、お魚さんも私たちと同じで、出来るだけ楽する方が良いんです(知らんけど)
そしてそんな魚の通り道になるのなら、他の場所よりもちろんおチヌ様の居てる確率も上がりますし、それに伴って単純におチヌ様を釣り上げる確率も上がると言う訳です。(ほんまか?)
いったんまとめます。
まず、潮は岸に向かってくるものと、外へ吐き出す潮(離岸流)があります。そしてその吐き出す潮が流れている所はその吐き出す流れが速く、サーフでいえば他の場所(離岸流が発生していない場所)と比較して水深があります。
そしてサーフではその離岸流が発生している場所に魚が付いている。それがシャローなテトラ帯でも同じことが言えるのではないだろうか?
実際にシャローテトラで離岸流が発生している所を狙うと釣果があった。
理由は魚は潮の流れに向かって泳いでる(エラ呼吸しやすい為)ので潮の流れが速い離岸流を通り道としてる確率が高い=おチヌ様が他の場所より居てる確率が高い。
しかも、浅場に居てるおチヌ様は餌を求め、数カ所の餌場を回遊している。
要するに、シャローに居てるおチヌ様は餌を欲しており、潮の流れがある所を通り道にして、数カ所ある餌場を回遊している。
という事でしょうか?!
そうであれば釣り場の中でもそういったおチヌ様が居てそうな離岸流を見つけその周辺を狙えば釣れる確率は上がるのではないでしょうか?
具体的な狙い目
得意の図解説(笑)
それを踏まえた上で下記の図を見て下さい。
①離岸流(潮が沖に払い出されて行く流れがある場所
②向岸流(潮が岸に向かって流れていく場所)
③並岸流(潮が岸に沿って流れていく場所)
離岸流
上記で①の離岸流を狙ってみたところ釣果があったと書きました。この場所を集中して狙って行けばおチヌ様の通り道になっているので比較的アタリを貰う事は出来ると思います。(活性が低い時やおチヌ様がいない時はもちろんアタリません(;^_^A))
そして他にもおチヌ様が居てる所は無いか?(アタリを貰える所があるか)を考えてみました。
向岸流
②の向岸流は岸に向かって流れがあるのでおチヌ様は潮に逆行して泳いでいくと仮定すれば沖に向いて泳いでる事が考えられます。
という事はその場所に餌を送り込んだとしても、その手前に居るおチヌ様にしか餌を見てもらう事は出来ない為(仮定)アタリは①に比べると少なる事が予想できます。それに比べ①はおチヌ様が岸に向いている事が考えられる為、多くのおチヌ様に餌をアピールする事が出来、辺りも②よりも多くもらえる事が考えられます。
並岸流
③はというと、潮が流れているが、テトラの近くで浅い上に潮がバシャバシャして水温が他の場所よりも低いと考えられるので良さそうに見えるが冬のこの時期、シャローにおいては逆に致命的になるのではないでしょうか?(おいしそうなのに…)
で、狙い目は
そこで思いついた場所が●の離岸流に対してキ●タ●みたいな場所。この場所は並岸流と向岸流とが角度を変えて離岸流へと変わるポイントなので潮がよれた感じになっているのではないでしょうか?そしてよれているという事はいろんな潮がぶつかる場所なので、必ずと言って良い程おチヌ様が通る場所であり、あわよくば、その場所でおチヌ様はぐるぐる回りながらお酔いでいるかもしれません。
もっと上手い言い方があるのかもしれませんが、この場所にはプランクトンやベイト、そして餌となるものが潮によって集められふわふわ漂っているのではないかと考えられます。
という事はそこに仕掛けを送り込むとアタリを貰える確率があがるのではないでしょうか。
そして///部分も同様に離岸流と向岸流の狭間にあたる場所なので潮がよれて同様の環境に近いものがあるのではないかと思います。
さらに▲部分。落として行くとこの場所はとても分かり易いのですが、潮が前後左右どこにも流れがな無く、まるで池の様な状態の所です。潮がどこに動く訳でもなくただただ仕掛けは下に落ちていきます。こう書けば、全く変化のない場所なのでアタリはなさそうなのですが、
実際そこで釣果があったんです。
それを踏まえると、逆に「無」が変化のある場所になるのでしょうか?
上記の考えを元に少ないながらも同じ釣り場で数回実践してみると、おチヌ様のアタリは下記の様になりました。
●>///>離岸流>▲>向岸流>並岸流
ほんまはどうか知らんけどw
あくまでも厳寒期のシャローなテトラでの釣りに限ります。手前から水深のあるテトラ帯では全く当てはまらないかもしれません。若しくは、それ以前に私が実践した釣り場でしか当てはまらないかもしれません。さらに言うなれば私がそう思ってるだけで、まったくもって違うかもしれません。
釣れへんかったやんけー!!
とか言わないでください(;^_^A
しかし、これだけは言わせてください。
おチヌ様は潮の流れとは逆に向かって泳いでいると。
それを意識する事でどんな釣り場でも格段におチヌ様を釣り上げる確率があがると思います。
まとめ
今回はシャローなテトラ帯の釣り場に限って、さらに潮の流れに絞って書いたので、水温の変化や、天候、潮などを含めて考えたりしていくと、全くもって答えが変わってくると思います。
または違う釣り場では全くこれが通用しない、全然違う状況になると思います。(いやなります。)
そしてそれに加えて仕掛けの具合でも全く変わってくると思います。
では、何故こんな記事を書いたのかというと
ふささんの記事でも書いているように
何も考えずに竿出すより、天候、季節などから場所考えて、その日の釣り場の状況見て、
魚の居る場所考えて、仕掛け考えて。考え攻めた上での成果だとより一層楽しいしメチャクチャ嬉しい。
厳しい条件下の中の1尾なんてめっちゃ嬉しいし楽しい。
という事なんです。
この厳寒期に釣れないおチヌ様を如何にして釣るか、そして流石に釣れないと思う時でも如何に理由をつけて、それでもおチヌ様は居るという前向きな気持ちになり釣りに出かける事が出来るか(笑)
そして考えたことを釣行で実践して、その結果についてまた考える。
とにかく数釣りは盛期になれば出来るはず。今は数よりも考えて釣った1枚がめっちゃ楽しいんだよ!という事が伝えたかったんです。
おまけ
ローレル君は何でこんな修行してるみたいな日に落とし込み行くんや?
そりゃぁ好きだからでしょう。兄貴もそうなのでは?私たちの中で一番最後まで竿出してますやん。
お前、それは、あの、その
意地や
意地でやっとんねんww
好きやから意地になれるんですね(*´▽`*)