【後編】ある土日の黒鯛落とし込み釣り。黒鯛工房第19回大阪湾落し込みトーナメント決勝に出場してきました。

なんやかんや書いてたら、1つの記事で収まらず複数に分かれてしまいました笑

読んでくれている方、ありがとうございます。

前編はこちら中編がこちらから

※写真は黒鯛工房様のページより一部引用

 

※今回も私の心の声中心の文章?!になります

会場へ向かう車の中

前日のアマ🅿での釣りはタラレバばかりの情けない釣りで、ダメダメでした。

しかし、二日目の新波止はしっかりと下見にも行けたし、なんとか爪痕を残さなければ。。

1位のIさんOさんとの差は8枚。

私自身前日はBOSE食らってるけど、全体的に、そこまで釣果はあがっていない。

多くの人たちと比べて、そこまで差がない。まだまだ行ける。(前向き)

そして、新波止はここ最近の状況を踏まえると

釣れてる

おそらく、乱打戦になるはず。

他の人達も同じ様に思っているはず。

けど、みんながどこまで下見して、どこまで想定しているかにもよるけど、

透けてたら釣れる場所とか落とし方考えないとアタリが減った。

ということは、人のプレッシャーでも同じことが言えるはず。

最初朝イチはパパパって釣れるかもやけど、その後どうなるか?!

 

そうなった時の狙い方を持っているか。

そして、その狙い方でもアタリが無くなった時の、また次の手を持っているか。。

 

なんとか追いつき、出来ることなら追い越したい。(調子乗ってる)

そのためにはIさんやOさんの上を行く釣りをしなければ。

 

そんなん、出来るか?!出来ひんやろ。

いや、出来る。十分に練習もしてきた。

やれるだけやろう。

 

想像、妄想、期待、不安、色んな感情で埋め尽くされながら、車を走らせます

予選の時や、決勝初日の時もそうでしたが、

車の中で色々考えたりしながら行くために、あえて高速を使わず、少し早めに出て下道で会場へ向かいます。

 

決勝2日目南港新波止

なんだかんだ余裕を持って集合1時間前に到着し、色んな方と話ししながら準備をしているうちに続々と参加者が船着き場に集まってきてます。

 

前日の釣果、そしておそらく釣れるであろう新波止への期待。

それぞれの人たちが、色々な思いの中、出船です。

 

潮は濁っており、良さげな感じ、

しかし、風は無く、かなり暑いであろう予想。

その中で、どれだけの人がどれだけの魚を釣るのだろう。

Iさんはどうだろう。Oさん、Kさん、そして、私が知る限り、多くの上手い人たちが、どれだけ追い上げてくるのだろう。

みんな上手い人ばかりの中、爪痕を残せるのだろうか。。

朝イチ釣れるだけ釣って、その後どうするか、、、

 

 

 

頭の中で自分の意志に反して、もうええっちゅうねんって位、同じことを繰り返し繰り返し考えます。

そうしている内に、船は新波止へ到着し皆それぞれ準備し始めます。

餌はイガイメインで、万一の予備でカニ。

カニはおそらく使うことはなさそうなので、しっかりと冷えたクーラーボックスに。

ウキウキの魚たちに翻弄され撃沈

近くで準備している人たちと雑談をしながら、自身もスタンバイしていると

荷物をおいているすぐ前のマス中には魚がわんさか。

一応柱前外向きを確認してみると、魚がわんさか。

 

これは釣れる笑

おそらく、スタッフ、参加者含めこの釣り場に降り立った全員がそう思っていたはずです。

逸る気持ちを抑え、開始の合図を待ちます。

あかん(何があかんねん)釣れるわ。

乱打戦や。

これはわからんぞぉ〜

今思えば、前日はドキドキしてたのに、この時はワクワクになっていました。

今回の作戦Aは朝イチウキウキの魚を狙って、落ち着いたらBへ移行。

Aで出来るだけ数を稼ぎたいところ。

 

そして、開始の合図。

一斉に、見えてる魚を狙って落とし始めます

 

ん??

あれ??

あたらん。

他の人を見ても、、、当たってない。

 

後ろを振り返ると、検寸場辺りのマス中で一人竿を曲げてる、

先を見ると、1人竿を曲げてる。

 

↓開始直後、朝イチのウキウキチヌさんを狙って撃沈した人たち笑

 

やばい。乗り遅れた笑

 

けど、思ったより竿が曲がっていない。

外向き、マス中を見ても魚が消えてる。

大したことない。やばい。

一気に魚が沈んでしもた。

 

こうなると、釣れん。

そんな状況で、周りはポツリポツリと竿を曲げてます。

嘘やん。やばいやん。ワタス、アタリないやん(汗

開始から10分、アタリ無し。

20分、、、アタリ無し。

30分、柱前、柱裏、アタリ無し。

周りでは、ほんまポツリポツリと竿が曲がってる。

 

今日もBOSE

頭にふと、よぎります笑

それだけはなんとか回避しなければ。。

焦る、焦るけど、その気持を抑え、冷静に。

落ち着け。自分( ̄ー ̄)

 

作戦B

魚はおらんことは無い。まだ沈み切っていないはず。

けど、プレッシャーがどんどん入ってきてるから、普通の落とし方しても厳しそう。

こうなると作戦Bに変更や。(作戦Bっていうほどのこともない作戦)

魚からは見えにくいであろう、柱の間狙いに変えます。そして、ステイドリーム

作戦Bとは

柱の間を狙って落とし、間底で

ステイドリーム

 

皆がやる落とし方ではありますが、ステイの長さが違います。

思ったより長めにステイ

Left Caption

Bさん

普通やんそれ、みんなやってるで
Right Caption

ローレル

それがそうでもないんやで、新波止は浅いから底まで落とす人いてるけど、意外とすぐに引き上げてる人多いねんで。

 

そして、開始40分。作戦をAからBに変更して10分。

やっとのことで作戦B柱間ステイドリームでアタリからのフッキング。

やっぱり来た。

下見では、バラシが多かったため、仕掛けをちょこっと変えてバラシを減らすように。普段やらない仕掛けではありますが、下見の際、Iさんも似た感じの事をアドバイスもらったので、それが確信になり、本番でもやることに。

気持ちもドキドキではなく、ワクワクだったので、焦ることなくやり取り。

そんな気持ちと、その仕掛けが功を奏したのか、バラすこと無くゲット。

 

よっしゃー!!!

 

検寸場からも比較的近い場所で釣ったので、そのまま持って行きます。

 

静寂の戦い

しかし、その後が続きません。

次の1枚が遠い。

作戦Bにこだわりすぎるのもだめだ。

けど、他の人達もそんなに竿曲げていない。

 

たくさん人が居てるはずの釣り場は、

無風な状況もあり静寂な雰囲気が漂います

そんな中太陽だけがジリジリと釣り場、釣り人を照りつけます。

ドリンクを取り出し、喉を潤わせます。

釣り場全体のほとんどを探ってしまったので、魚も沈んでしまったように見えます。

そうなると、セオリーとしてはマス中の穴を狙っていくのですが、

何人かその場所を狙って落としている人も見かけるが、竿が曲がっていない。

マス中の穴をやるには、まだ早い。

となると、地道ではあるけど、まんべんなく探って魚の反応を見よう。

柱前、柱の間、柱裏の三箇所をメインに、横壁、奥壁

極力人が落としてから時間が開いている様な場所を狙って探って行きます。

 

他の人達もどこに魚が居てるのかをじっくりと確かめる様に探っています。

 

そんな状況がしばらく続いた後、柱前を狙って落とした時、

1ヒロ行かないくらいで、

クンッ

と心地良いアタリからのフッキング。

 

満遍なく探った結果、柱前で2枚目をゲットすることが出来ました。

 

作戦D

検寸場へすぐに持ち込み、少し話しをしていると、

竿はあまり曲がっていないものの、外向き足元には魚がたまーにパラパラ見えていたとのこと。

なるほど。

さっき釣った場所は外向き柱前。

もしかしたら、外に魚が戻ってきてるのかも?!

作戦Cはシェード狙い。

柱裏や、奥壁、横壁、間のシェードになっている所を重点的に狙う。

太陽の向きや、スリットの梁などで、日光が遮られている場所を狙う事。

しかし、感覚でしかないのですが、なんとなく正解は作戦Cでは無いような気がする。

その次に考えていた作戦D。これが当てはまりそう。

作戦Dとは、今年良く通った北港スリットや、尼崎フェニックスでも同じ様なタイミングの時(一通り叩かれてアタリが無くなって来たタイミング)、ある場所だけアタリが出て釣れる事があったのです。

 

それは、、

柱前。しかもケーソンとケーソンの継ぎ目のある柱前。

大会ではこの柱前は盲点で、みんなが一番狙う場所で、プレッシャーも一番かかりやすい場所とされ、時間が経つにつれて候補から外れる場所でもあります。

試しに、検寸場のすぐ近くのケーソンの継ぎ目の柱前をさらっと何気なく落としてみます。

すると1ヒロくらいで

トンッ

針掛かりはしませんでしたがアタリがでました。

 

ふふふ( ̄ー ̄)

Right Caption

ローレル

あたるやん
念のため、ケーソンの継ぎ目以外の柱前も落としてみます。
1つ、2つ、3つ。
たまたまかもしれませんが、反応がありません。

ふと沖の方に目をやると、チヌさんがわんさか。至る所でチヌボールが出来ています。

これは、プレッシャーで沖に魚が行ってしまったのか、それとも潮が動かず日も照ってスリットは苦潮になってしまったのか?!

とりあえず、作戦Dである継ぎ目柱前を落とすために

他の人の間を縫って、あくまでも継ぎ目柱前だけを狙ってる事がバレない様に

落として様子を見ていきます。

 

おるやん。

継ぎ目柱前おるやん。

黒い物体が何個か固まって、何故か継ぎ目柱前に見えます。

しかもめっちゃ上。

逸る気持ちを抑えて周りを見渡してみると、みんな気づいてなさそう?!

間の引き潮に巻き込まれないように、継ぎ目柱前に着水からゆっくりと貝を落としてハリスを小刻みになじませていきます。

ん?あたらん??

そうそう。あたらんからと言ってそのまま下まで落としてもあかんし、すぐに引き上げてもあかんねん。

これは何度も経験済み。

ハリスが馴染んだ所まで(矢引き、1mほど)でアタリが出なければ、そのままステイ。

ステイすること10秒。

 

ドンッ!!!

うぉっしゃ北3枚目!!!

 

白灯台よりの検寸場に近かったので、そのまま持ち込み。

ふふふ( ̄ー ̄)

そして、リリース後、ふと見ると検寸場のすぐ近くの継ぎ目がフリーに笑

おるかなー?

そっと継ぎ目柱前を見てみると

 

おる。おるわ。チヌさん

これまた、そーっと落とすと

今度はステイするまでもなく、ズコンと豪快なアタリから4枚目ゲット。

気は早いかもやけど、少なくとも今のタイミングでは

作戦D=パターン見つけた。

 

WAKUWAKU

DOKIDOKI

もう心の中で中山美○の歌が流れてます笑

ここから白灯台へ向かいつつ、作戦Dで

継ぎ目柱前のみに絞って落としていきます。

白灯台側へ行くと、前日暫定1位のIさん、Oさんが居て、Oさんはなんとなく、そのパターンに気づいてそうな落とし方。

Iさんとは状況報告しつつ、更に白灯台側へ向かって作戦Dを実行していきます。

しかし、前方からはタコ🐙狙いの方が、作戦Dと同じ場所をピンポイントで狙って釣りしてます。

流石にタコジグ落とされたら魚も居なくなるだろうし、戻ってくるまで時間がかかる。

サクサクっとさぐりつつ、白灯台まで行き折返し、状況みながら一気にカーブ方面へ向かって足を運びます。

ところどころフリーになってる継ぎ目柱前を落としていくと、やはり魚が居るので

アタリがあります。

5枚目を戻りつつゲットし、

6枚目も同じくゲット。

そろそろなんとなく、周りにもバレて来た感じ。

途中、S君と話をすると、全く同じパターンでゲットしてます。

🐙狙いの人が居てた白灯台まで行って戻って来た分、若干自分の方がS君より枚数は少なめ。

だけどまだ行ける。

川筋側でFさんがええサイズ上げてる。

私も負けじと、両サイドに人がいてる中、Dで1枚追加。

7枚目。

なんだかアタリが増えてきた。

リズムに乗れてる。ええ感じや。

風も出てきたしカーブ辺りに魚が戻ってきてるのかも?!

 

そして、今度は継ぎ目ではない柱前でゲット。

サイズ、重量更新。

8枚目。

 

 

その後、少し余裕が出てきたのか、調子乗ったのか

1枚掛けるも、喋りながらやり取りしてバラシ(^_^;)

 

S君は無双状態に入ってる!

やばい。釣り過ぎや笑

 

自分も後1枚とりたい。もう1枚とる。

 

当たった。

乗らん。

時間が無い。

まだまだ行けそうや。

もう1枚とりたい。

自身の記憶では、焦っている訳ではなかったけど、

思い返すとやはり焦ってたんだと思います。

 

アタリがあるのにフッキングまで持っていけません。

周りも流石に柱前パターンに気づいて、フリースペースも少なくなっています。

ここで、白灯台方面へ行かず、カーブ辺りでやっていたら、もう少し落とすスペースもあったのにと悔やまれますが、

それもタラレバ。

 

 

自分の中では、まだ余力を残した状態ではありましたが(調子乗ってる)

追加できず8枚という結果で終了となりました。

 

お、お、おわった。

やっとおわた

 

他の参加者の方々も安堵の表情を浮かべ、二日間やり切った良い表情をしてるように見えました。

 

8枚。

前日はダメダメやったけど、この日はそれなりに及第点?!やったか。。

昨日釣果を出すことができてたら、後もう1枚取れてたら。。

やはり、たらればが頭を過ります。

そうこうしているうちに、船が到着し、乗り込み戻ります。

 

 

 

 

余談ですが、今回初めてドリーム号Ⅱに乗りました!!

 

後編の後編へ続く