北港夢洲スリットヘチ釣り超上層フジツボボンバイエパターン

たまたま釣れただけなので、

この方法がこの先通用するかわかりませんし、数ある釣り方のごくごく一部ですので、大したことは書いてません。

自身の備忘録的な記事ですが、参考にしたい方と共有します(笑)

先日、約20日ぶりに北港スリットへとヘチ釣りに行ってきました。

 

2023年北港スリットでは、例年と比べると早々に(7月後半)イガイが落ちてしまい、

それに伴って北港スリットでの釣果も落ちてきました。

その後、黒鯛工房の落し込みトーナメント決勝の下見などもあって、北港へは7月20日以来の釣行となりました。

 


このときはまだイガイで良く釣れていました。

それ以来の北港、、かなり状況も変化してるだろうと様子を見に釣行してきました。

 

イガイが終了した8月の夢洲北港スリット

たまや渡船さんの釣果情報などを見ると、餌はイガイやミジガイ、フジツボ、カニ、様々な餌を使った釣果が見られます。

この時期のメインとなるイガイが落ちてしまい、餌の選定が難しい時期です。

厳しそうな予感がしましたが、結果

めちゃ釣れました。

予想よりもめっちゃ魚が居てました。

その要因として考えられるのは、

1.日曜日に船が出て以来、月〜木まで台風の風の影響などにより船が出ておらず、釣り場が寝かされていた。

2.その間台風の影響で強い東風がずっと吹いて苦潮状態だったが、釣行前日は、やや東に加え南よりの風が入り、苦潮がかき混ぜられた。

3.餌のイガイは落ちてしまったとはいえ、魚も餌を食べなければならないので、岸壁についている付着物を食すために魚がスリットに残っていた。

などでしょうか?!

結果論タラレバなので、本当の事は良くわかりませんが、だいたいこんな感じだろうと思っています。

 

ということで、その日の実釣を振り返ると

5時に出船し、約30分jほどかけてスリットへ到着。

前日までずっと東よりの風が吹いていたので、透けていると予想しており、

ヤイタ面は日の差し込む時間も早く、朝は潮も低いので、ヤイタ面は捨て、狙いは手すり面、レーダーから手すりまでの比較的足場の低い所をメインに狙おうと

今回はレーダーで降りました。

たまや渡船さんでは、レーダに降りるときは、ヤイタ面側のレーダーよりに船が着きます。

 

レーダーに降り立ち、水面を見てみると強い濁りは無いものの、思ったより透け具合はマシでかるーい笹濁り程度。透けてるのは透けてます。

チラっと柱前を見ると魚も見えます。

基本の落とし方

早速準備して落としていきます。

餌はまずは、イガイ。

イガイでもまだまだ釣れるだろうと(イガイで釣れてほしい希望)思い、

柱前にいてる魚を狙って落とし始めますが、落とすと見えてる魚が逃げてしまいます。

これはだめだと早々にやめ(見切りは早すぎたかも)

 

次にフジツボ。

 

これをゴムで巻いて

ガン玉はG1をつけて見える魚を狙っていきます。

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狙いは柱前。

 

落とした方は、一般的な基本のやり方で、下の図の①でまずは柱前を狙っておとします。

 

その後、ハリスを馴染ませるため、ガン玉と餌のフジツボの重みでラインにテンションを掛けないように落としていきます。

そして、ハリスが馴染んで立つや否やのタイミングで更に竿を下げ

 

ラインを張らず緩めずで落としていきます。

この張らず緩めずの落とし方は餌が下に落ちていくとき、ラインの引張りに合わせて穂先を下げて行くのですが、

他の方法としては、竿で落としていくのではなく、ハリスが馴染んだくらいに穂先から出てるラインを水面に浮かべて、ラインに浮力を多少もたせて落としていく方法などもあります。(これのほうがよりふわふわと落ちていきます。)

その場合、穂先を外に向けたままでいると餌が際から離れやすいので、ラインを水面に浮かべたらすぐに穂先は際(餌の落ちていく場所の上)まで戻します。

 

そして、狙いの棚(探る棚)まで落としてから仕掛けを引き上げ、

その後、また次の狙う場所を落としていくのですが、

その次の落としていく場所が近ければ、

仕掛けを水面から上げた動作のまま次は最初の上の図の②ような感じで、

柱前と水面のちょうど角をピンポイントで狙って落とし、

極力動作を少なくします。

このピンポイントで狙って落とす方法はおそらく昔の記事にも書いたかもですが、

目印内オモリをするときにも良く使います。

Eさんも過去記事で似たようなことを書かれていたかもです。

どちらも気になる方は調べて見てください。

※後にリンク探してここに貼る予定です(多分)

 

どちらの落とし方にせよ極力穂先にはテンションをかけず落としていく方法で、

ポイントとしては、しっかりとハリスを馴染ませる(立たせる)事です。

へち釣りでも目印落し込み釣りでも、前打ちでもなんでも同じですが、

このしっかりとハリスを馴染ませる事が出来るか否かで釣果に差が出るのは、私自身かなり経験済みです。

馴染ませてから、どう落としていくは色々あると思いますが

馴染ませる事は基本中の基本だと思います(私見なので他の人がどう思うかはしりません)

 

このときももちろん、このしっかりとハリスを馴染ませて落としていくのですが、

魚は居てるのに、食いません。

全くもって食いません。

思ったより上に魚が居てるし食ってくる

ここで、ふと思い出しました。

思ったより上で釣れる

 

貝がついている時期もそうだったのですが、

今年のスリットは、思った以上にかなり上で釣れる事が多々ありました。

仮にこの日もそうだとすると、上記で書いたハリスを馴染ませて落としていく方法だと

魚が食ってくる層を通り越してしまうのもあってか、全くアタって来ません。

その場合は、ハリスを馴染ませるというやり方を変えないとだめなんです。

いつもやっている落とし方よりも、より上層、水面から意識する落とし方にします。

 

刻んで落とす

上から落ちてくる餌をしっかりと魚に見せる事は、魚の居てる場所が深い所にいてようが、上層にいてようが必要になってくるので、

餌が着水する時点からそれを意識します。

具体的にどうするか?というと、

10秒かけて1mを落としていく感じです。

 

1mを10秒かけて落とすには

上記で書いたハリスをしっかりと馴染ませるやり方だと

→(餌をガン玉の重みで落とす)1mなんて数秒で落ちきってしまいます。

なので、そうならないようにするためには、

ノーシンカーで餌の重みだけで落とすか、

着水の時点からラインを張って穂先でゆっくりと落としていく方法になります。

しかし、ノーシンカーだと、両サイドのスリットの潮の引込みなどにも引っ張られるし、そうでなかったとしても、餌となるフジツボの比重によってはノーシンカーであったとしても

数秒で1mなんて落ちてしまいます。

 

そうなってくると、後者のラインを張って穂先でテンションを感じながら竿で落としていく方法が求められます。

しかし、それだと餌にテンションがずっとかかった状態になるので、

魚が餌を加えた瞬間に違和感を感じやすくなるので、

場合によっては、それだと食いが浅くなる可能性もあります(食いが浅くならず、ガンガン針掛かりするならそれでオッケー)

 

とはいえ、だいたいこれで行けます(笑)

 

そこで、私が取った方法は

刻む

という方法です。

刻むということに関しても昔の記事に書いた記憶がありますが、そのリンクも後に貼る予定(未定)にしておきます。

簡単に書くと、刻みとは、

ラインを張った状態から、竿を下げて落とし(竿を下げる長さは任意)ストップ。

餌が竿を下げた分落ちきると穂先にテンションがかかるので、そのテンションが掛かるか掛からないかくらいで、また竿を下げて落としストップ。

それを繰り返して落としていきます。

その刻みを餌が着水した時点から10cmごとにやっていくイメージです。

イメージが湧かなければ、

ラインを張った状態で、少し落としてステイ、また少し落としてステイを繰り返して見てください。

ストップアンドゴーを繰りかえす感じです。

そうすることで、1mを10秒かけて落とすのです。

さらに、これの良い事をいえば、

ストップアンドゴーのストップのときにテンションがかかり、餌がフワっとなるので、それも誘いに効果的です(私見)

 

この落とし方に変え、落としていくとアタリが出て

釣果に繋がりました。

 

紫から白にフジツボを変えてやってみる

餌の着水から意識して、しっかりと刻みながら餌を魚に見せて落としていき

おおよそ1mほど落し込み、その後しっかりと(長めで10秒、短めで5秒ほど)ステイする(実際にはジャスト1mではないと思います)

私の場合だと、ハリス(矢引きくらい)が沈みきってちょっとだけラインも沈んだ所らへん。

これを見えてる魚が居てる柱前や、その両サイドの柱前などで繰り返して落としていきます。

すると、ポツリポツリとアタリが出始め、パラパラと釣れます。

 

魚の動きを観察していると、

その餌を刻みながら落としていると、魚は反応しよってきたりするのですが、

よってきてすぐにプイっと見切る魚も多く、それでもたまに食ってくる魚もいてるのですが、もっと何か正解のようなものがありそうな感じ。

それで、なんとなくですが、(このとき、ホントなんとなくで変えたんです)

もともとはムラサキフジツボという少し青みがかったフジツボを使っていたのですが、

それを白いフジツボに変えて落として見ることに。

フジツボに特別こだわりがあったわけではなくて、

ここ数年、ずっとムラサキフジツボだけを使っていて、白いフジツボは使っていませんでした。

※フジツボはたくさん種類があって、専門家ではないので正式名称などはわかりませんが、小さいムラサキがかかったものをムラサキフジツボ、白いやつを白いフジツボと分けて呼んでいるだけなのでご了承ください。

塊のムラサキフジツボをもっていたので、それをゴムにつけて、大きさを調整し易かったので、それを使い続けていただけです。

 

それを白いフジツボに変えて先程書いた刻みで落としてみると、

これも、たまたまなのかも知れませんが

直ぐに反応があり、おチヌさんを釣ることができました。

 

もちろん、見切られることもありましたが、

先程のムラサキフジツボよりも格段にアタリの数が増え、釣れるように。

白ければ白いフジツボほど、アタって来たように思います。

 

釣りが終わってから、これも思い出したのですが、

潮位が高いときは紫フジツボ、低いときは白いフジツボ

という格言。

これは岸壁につくフジツボが上の方はムラサキフジツボがついていて、それよりも下の方には白いフジツボがつく、みたいな事を教えてもらったことがあります。

 

なので、同じフジツボでも、潮位の高いときはムラサキフジツボの反応が良くて、潮位が低いときは白いフジツボの反応が良くなる(ムラサキフジツボと比較して)

ということです。

そう考えると、この日はそこまで潮が高くなかったです。

 

 

匂いにこだわったフジツボバリューを使ってみる。

白いフジツボでどんどん釣果を上げることができ、

まだまだ魚も見えているので、色々と試して反応を見ることに。

それで次は以前から持っていたフジツボ生バリューを使ってみることに。

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すると、色は白ではないけど、そこそこ反応があって、これもまた、ぼちぼち釣れました。

 

今度は、以前からある白い本物に似せた見た目のフジツボバリューを使って見ることに。

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すると、なんということでしょう。

バッコバコに(笑)

着水ヒットもあり、水深1mまででガンガンアタリます。

さらに、ここぞとばかりに

ロレツボも使ってみると

これもまたなんの違和感もなくめちゃ釣れました。

 

匂い×白色

その後持って行っていた(元々使う予定ではなかった)フジツボバリューもロレツボもなくなり

再び白いフジツボで刻みで落としていくとこれまた良く釣れました。

 

結果、

1位 フジツボバリュー
2位 白いフジツボ
3位 フジツボ生バリュー
4位 ムラサキフジツボ

の順番でアタリが良かったです。

 

魚が見えている状態で、それぞれ餌を落として反応を見る限り

白という色、且つ匂いの発するフジツボバリューが一番反応が良かったです。

このフジツボバリュー

忖度なして、この日はえげつない反応が良かったです(笑)

この日、一緒に行っていたマコちゃんに後で聞いた所、

猫の餌もかなり反応が良かったそうです(笑)

 

 

※これらを餌として、使う使わないは、その人のスタンスにもよるところなので、それに対してどうこうはありません。今回言いたいのは、この日の釣行は、色と匂いで魚が反応してくれたということです。

 

 

ステイの棚を変えてみる

この日は、魚もかなり上にいてましたし、それに伴って上で食ってきたのですが、

その見えてる魚だけでなく、下の方にも魚が居てるであろうと、

白いフジツボで普段通りハリスを馴染ませて、下の方も(1ヒロくらい)一応探りましたが、反応はありませんでした。

(もっとじっくりやったら反応はあったのかもしれませんが、私がやった限りでは反応ありませんでした。)

その代わり?!

1mまでおとさず、刻みも入れながら落とし、ステイする深さを変えてみると。。。

これまた良くアタリました。

( ̄ー ̄)ニヤリ

余談

今回の釣行の際の魚は、かなり上にいてるのがはっきりとわかりましたが、

普段の釣りでは、しょっちゅう上に魚が居てる事はありません。

しかし、そんな中でも見えてる魚は居てるわけですが、

その時の参考になるかは分かりませんが、

ネットの広い画像ですが、

 

眼球の角度、光の屈折の関係で(詳しいことはわからん)上の方に見える魚でも、実際には少し深い所にいてる可能性もあります。

それを踏まえた上で、しっかりとハリスを馴染ませて落としていくほうが良いのか?それともめっちゃ上にいてるから、着水から意識して落としていくのか?を見極める事が重要です。

上に魚が居てるからと1mくらいまでしか落とさなかったら、実は↑の原理で、魚はもう少し下にいてた、、、

とかになると釣れる確率も下がります(^_^;)

 

まとめ

皆さんが考える、上の方でアタル。はどれくらいでしょうか??

この釣りの大先輩がたや熟練者、上手い人たちにとっては今回の記事は、当たり前の内容だったと思います。

しかし、私を含め脱初心者くらいまでの人たちにとっては、目からウロコ釣法ではないでしょうか??

私自身も最初、こんな上でアタってくるなんて!?とびっくりしました。

もちろん、たまに着水ヒットなどもあったので、そういった事もあるのは知っていましたが、

パターンとして超上層で釣れ続ける。というのは驚きでした。

そして、これは以前の記事にも何度か書いたことはありますが、

落し込みだからといって、落としていくだけがやり方ではない。

ステイする、刻む、ということもチヌさんに対して、大いにアピールになって、食ってくる事も多々あるのです。

落し込み釣りに限らない事ではありますが、

その日、その釣り場での

パターン

というものが多かれ少なかれあると思います。

どれだけ上手い人でも初心者でも

そのパターンを見つけることができたら、そうでない人(パターンが分からない)に比べて有利に働きます。

うまい人達は、経験からそれを導き出す事に長けているのだと思います。

 

逆に言うと、上手い人が仮にパターンを見つけることが出来なかったとしても、その状況で1枚をひねり出す釣り方も出来るのです。

 

これは、経験からの色々なやり方の蓄積だと思います。

落し込み釣りにおいて、

ルールはある中で、そのルールの範疇であれば、これをやってはいけないということは無いので

今回で言えば、

水面から30cmの所でステイなど

落し込みだからといって、落としていくだけがやり方ではない。

みたいな感じです。

 

色々試してみることが重要だと思います。

 

そして、今回書いた、これで釣れたぜ!!釣法もそうですし、今まで書いたことでもそうですし、

それをやれば釣れる。と考える人が多いように思います。

しかしながら、これらは数多くある釣り方のごくごく一部なのです。

私自身が、このやり方でたくさん釣れたとしても、

他の人は全然違う方法でもっと釣れる方法をやっているかもしれません。

 

こんな方法がネットで書いてたから、あんな方法を教えてもらったからと

それをやってみることももちろん良い事です。

しかし、真面目な事を言うと、
それらを試してもらいたくてこの記事を書いたのではなくて、

 

脱初心者を目指す人であれば、または、落し込み釣りをうまくなりたいと思うのであれば、
そう言った発見。考え方、観察力などなど、を釣りにプラスして欲しいなということを伝えたいんです。

 

もちろん竿を出してアタリを出して
数を釣る
も大切な事ですが、

釣りに行って1番多くの時間を費やしてるのは

アタリを出すための行動だとおもいます。

色々な発見や観察力など、アタリを出すために色々やる事は

この釣りをする上で、かなり優先順位は高いと僕は考えています。

あなたが行く釣り場を観察してみると

色々と発見があると思います。

今は、ネットで調べるとそこそこの情報は出てくると思います。

しかし、そうであるがために知識だけが先行して、頭でっかちになっている人が多いように思います。

そういった知識も重要ですが、やはり実践に勝るものは無いと思います。

まずは、自分の考え、やり方で実際に竿を出してみて、

その上で行き詰まった時に、その情報を試してみる。

そういったやり方の方が身になると思います。

 

じゃぁ、お前はどうやねん。

と言われれば、この釣りを始めた当時は同じ様にネットで調べまくって知識を得ていましたが、それ以上に実践してました(笑)

 

その当時より今の方が更に情報量は増え、手軽にそれを得ることが出来るので、

みなさんもその情報量に見合うくらい釣りにガンガン行ってください(笑)

 

何が言いたいかというと、

習うより慣れろ。実践経験するのが一番だよ♡

ってことです

 

 

追記

後日、今回書いたパターンがまだ有効なのか?を確かめたくて再び北港へ釣行してきました。

その時は、風裏でベタ凪、スケスケで、上記の方法に加えて、小さいフジツボが反応してくれました。

さらに、ある演出を加える事で、さらにアタリが増えました。

そのある演出は割愛します〜(笑)

釣り場でお会いしたらお伝えします

※役に立つかは微妙です

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

私自身も僭越ながらSNSや釣り場でお会いした方にアドバイスをしたりすることも少しずつではありますが、増えてきました。

その時に私が心がけているのが、ただ単に、こうしなさいとか、これが良いとだけ言うのではなく、

一つ一つにちゃんと意味を持たせて伝えるようにしてます。

けど、こんな私の話しより、実践が一番です(笑)

皆さんぜひ釣りに行きましょう(^_^;)