【前編】ある土日の黒鯛落とし込み釣り。黒鯛工房第19回大阪湾落し込みトーナメント決勝に出場してきました。

2023年8月7日

黒鯛落し込み釣り、ヘチ釣りをされている皆さんの周りには、

皆さんが認める、この釣りが上手い人って多かれ少なかれいてると思います。

 

もちろん、私の周りにもそういった方々が何人もいてます。

しかし、黒鯛工房大阪湾落し込みトーナメント大会の決勝ともなると

その上手い人がいてるのは当たり前で、それを超えた

強い人がいてるんです。

 

Left Caption

Aさん

上手い人ってわかるけど、強い人ってなんや?!

そうなんです。私自身も同じ疑問を持ってましたし、今までは分かりませんでした。というか、強いって言葉さえ浮かびませんでした。

しかし、いざ大会という舞台で釣りをすると、そういった人が居てるんです。

上手いを超えて強い。

普段の釣りでは見せない、見えないその姿。そういった人。

大会では見ることが出来るんです。

 

私自身、運良く2回目の北港予選を通過することができ、

そんな人(上手い人や強い人)が居てる決勝という舞台に、2023年7月29(土)、30(日)の2日間出場することが出来ました。

その時の大会状況や私自身の事などを気持ちが高ぶっているうちに記事にしようと仕事をサボりながら書いてます。

 

予選の時の記事は↓

※写真は黒鯛工房様のページより一部引用

下見

私自身の考えではありますが、大会に参加するということを一種のエンターテイメントとして捉えていて、

せっかく参加するなら真剣に向き合って楽しもうというスタンスです。

予選の時の記事にも書きましたが、

真剣に、っていうのは、

なんていうか例えば、USJに行ったとして、

ええ年した大人がそんなキャッキャ楽しめないよと

一歩引いた感じで1日を過ごすのではなく、

せっかくだから、頭にエルモのカチューシャつけて、

Tシャツも着替えて真剣にUSJを楽しむみたいなイメージです(笑)

 

予選のときもそうでしたが、

下見は行けるなら行った方が楽しめます。本番に向けてのスパイス的要素です(笑)

7月初旬に決勝が行われる釣り場の発表があって、

1日目は尼崎フェニックス

2日目は南港新波止

でした。

決勝までに新波止には3回、尼崎フェニックスには1回下見へと行きました。

 

もちろん、下見には行かず本番のみで戦う人も居てます。

それらは人それぞれなので、何が正しいとか正しくないとかはありません。

私自身、最大限に大会を楽しむための一つの手段として、下見に行くのです。(もちろん勝ちたいのもあります)

尼崎フェニックス下見

今年の尼崎フェニックスは、この時期メインの餌となるイガイがほとんど付かず、餌のチョイスが釣果を分ける戦いになりそうなことは容易に想像できました。

そんな中、どの餌が有効か、どういった釣り方が有効なのか?!をしっかりと確認し、プレッシャーの中で如何に釣果を出すのか?!を考えながらの釣行でした。

 

おおまかな作戦としては、朝イチは魚も浮いていると想定してフジツボ。

そしてその後、魚はおそらくプレッシャーで沈むだろうことを考えてカニさん🦀。

どのタイミングでカニに変更するか?それとも最初からカニで攻めるか?!

いや、フジツボで通すか。。。

イガイは使うか?!

 

下見釣行と他の日に行った人の情報収集を総合して考えると

キモとしては、カニを使いだすタイミング。

下見の日は貝は使わず、フジツボとカニでの調査。

それなりに人が多かったのですが、どちらの餌でもアタルし釣れる。

また、イガイでもアタルし釣れる。

どちらかといえば、フジツボの方がアタリも多く釣れる。

カニももちろんアタルけど、フジツボに比べるとフッキングに少し問題がある。

 

下見では仕事の都合上、午前中の釣行でしたが、決勝当日は午後から。

しかも潮が低い状態からのスタートと考えると、カニが有効なのか?!

いや、その日の午前中は叩かれていないのでフジツボでいけるか?!

狙う場所は、柱前なのか、柱間なのか、奥なのか、柱裏なのか?!それとも、、、

色々考えながらブレながら、当日のおおまかな作戦は決まりスリット一択で勝負することにしました。

南港新波止下見

新波止には3回下見に行くものの、

1回目はタモの尻栓が抜けて早々に離脱(笑)

魚はめっちゃ釣れました^^;

2回目は若干潮が透けているであろうタイミングでの釣行で、魚が普段より警戒心をもっている状態で、どういった釣り方をするのか?!を確かめに。


そして3回目は先輩たちと最終調整。

ここ最近の状況を見ると釣れるのはある程度想定しているが、

他の決勝参加者もある程度予測はしているはずなので、

人の動き、魚は居てるが、その中でもどの場所がどれくらいアタってくるのか?!

決勝当日と同じくカーブで降り、赤灯台側、白灯台側を時間の限り探って行きます。

一緒に行ったメンバーと状況を確認し、自分の感じたこと、思ったことと答え合わせし、当日の場所を絞って行きます。

それで出た答えが言わずもがな、他の参加者の人達の多くが結論を出した白灯台側。

その中でも白灯台まで行かず、カーブ〜ロープの多くある白灯台側の真ん中くらいまで。

赤灯台側も釣れたし、アタリもあった。カーブから少し赤灯台側に行ったら、魚もめっちゃおった。もちろん白灯台の先端の方もアタリもあった。

けど、狙いを定めた場所はアタリ方が違う。

もちろん、当日にはどうなるかわからないけど、このアタリ方の違いは考慮するべき。

狙う場所としては、基本どこでもアタルけど、おそらく間か柱裏。朝イチは柱前やらもいてるし、掛けてからやり取りし易い場所を狙っていこう。

下見の日は、柱裏、シェードになっているところがかなりの確率でアタって来ました。

3回下見した結果、状況に応じてしっかりと狙い場所を定めて落とせば

どの日も魚は釣れたし、よくアタってきた。

また、全員に当てはまる訳ではないですが、

ハリスの太さや長さでアタリの数が変わった

オモリの重さでは狙い方にもよるけど多少軽めの方が良かった感じ

2BよりG1の方が多少アタリ多めって位なので、あまり参考にならず。

おそらく棚での魚が、軽めの方が食ってくる率が高かった感じ。

それなら、潮の流れにもよるけど多少重くして狙いのところへズドンと送り込む方が効率が良いか。

1回目2回目の下見の時はバラシや掛けばらしなのがそこそこあったけど、

ある仕掛けに変えるアドバイスをもらってから、かなり激減。

大会当日は、バラシほど悔やまれることはない。

 

あとは、3回釣行したからこそわかったのが、

トータル的には魚の引きが強かったけど、1、2回目と3回目を比べると明らかに魚の引きがマシになった。

このことと、ハリスの太さでアタリが変わる(私の場合)ことを考慮したら

ハリスはそこまで太くしなくても良いとの結論で2号ハリスに2.5号フロロをチョイス。

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※もちろん狙う場所(穴)などによっては太いハリスも必要なので準備はしておく

手返しを考えて、ハリスの太さごとに分けて、仕掛け巻きに巻いておく。

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この仕掛け巻きは随分昔から使っていて、かなり重宝していますが、全部に仕掛けを巻くと絡まってしまうので、1個あけ間隔で巻いていくと丁度よいです。

 

大会当日

大会初日は尼崎フェニックスで、餌となるフジツボはすぐに使える様にある程度小分けして準備。

カニは餌屋さんで買おうと思っていましたが、

Iさんから連絡があり、当日早く出て取りに行くことになりました。

現地で待ち合わせして、各々カニさんを🦀捕まえるのですが、

やはり売っている🦀カニさんとは動きが全くもって違い、かなり元気です。

私は、サクサクっと捕まえてどんどん餌箱に入れていきましたが、

Iさんは大きさから何から何まで吟味して選んで捕まえていました。

Kさんは指を挟まれていました。

 

思い返せば、この時点ですでに勝敗は決まっていたのかもしれません。

 

※餌に関してはカニさんに限らず、イガイやパイプ。フジツボに至るまで何年も前から、Iさんと色々な場所へ調査に行っていました。次の日は仕事で、もちろん釣りにも行かないのに、平日の夜中にパイプを取りに行ったのも良い思い出です(笑)

 

その後、集合時間まで少し時間があったのでコンビニにより、軽く食事をしながら雑談と作戦会議。

本番までもう少し。

後はやり切るだけ。

 

中編へ続く