【中編】ある土日の黒鯛落とし込み釣り。黒鯛工房第19回大阪湾落し込みトーナメント決勝に出場してきました。

前編はこちらから

餌となる🦀カニ取りを終え、駐車場に到着すると、参加者の多くが既に到着しており、緊張の中にもワイワイとした雰囲気で、その場にいるだけでワクワクしてきます。

受付を済ませ写真撮影を終え大会説明の後、いざ出船です。

※写真は黒鯛工房様のページより一部引用

ここからの文章は私の心の声を文字に起こして書いてる感じになります

決勝初日尼崎フェニックス

参加者たちが荷物を持ち、続々と船へと乗り込んで行きます。

これから、この人たちと釣果を競って、この中で優勝が決まるんや。

ワクワクしてしゃーない。

なんとか頑張って上位に食い込めたらええなー

あわよくば優勝したい(調子乗りすぎ)

兎にも角にも、明日の新波止は数勝負になり、今日のアマPでどれだけ枚数稼げるか?!が勝敗のキモになりそう。

参加者全員が、それぞれいろんな思いの中、初日会場である尼崎フェニックスに渡堤します。

画像の★の所に船が着き、全員ここからのスタート。

大会となる場所は

運河筋と言われる赤色のラインと正面の緑のライン、いずれもスリットケーソンと、

そして、ピンクのラインの川筋と言われる場所で垂直のケーソン(途中段はある)の旧ヤグラと言われる場所まで

 

1回しか下見に行けてない、かつ午前中だけなので、大会の行われる午後からの実践は本番ぶっつけ。そんな中で導き出したのは

多くの人がそうであろう場所。緑のライン、正面のスリット。

川筋にはどれくらいの人が行くのか?!

最初のサラの場所を打つために人の少なそうな運河筋スリットを狙うのか?

それとも決めている正面のスリットにするのか?

川筋は、今回候補にはしていないが、状況によっては川筋も考慮すべきか。

 

とにかく、最初は正面のスリットのサラの場所をフジツボで狙って行く。

※サラ……誰も落としていない場所

おそらく、川筋狙いの人たちは、開始と同時にダッシュする人も多いから、

状況見てできるだけ前に陣取って、スタート同時に小走りでサラの所を打とう。

 

そんな事を考えていると、大会開始のブザーが鳴り、みんな一斉にスタート。

決勝が始まりました!

人混みをかき分け、先頭集団に入ります(笑)

川筋へ向かう人は前へ急ぎ、その手前の人は、少し先で既にスリットを狙って落とし始めています。

私もそれを見て、できるだけ前に行きつつ、様子を見ながらブラインドになっているスリットの場所までたどり着き、落とします。

ドキドキ

1投目。仕掛けが上手く入らずすぐに引き上げ、

2投目、今度は上手くスリットの間に入りフジツボが良い感じに落ちていきます。すると1ヒロ位ラインが入ったところで、引き込むようなアタリ。餌はフジツボ。

そのまま竿を沖に払う様に合わせると乗った!

ドキドキドキドキ

周りを見るとまだ誰も掛けてない。

ヒャッハー

よっしゃ!一番乗りや

そう思った瞬間

ビヨンッ

バラシ(笑)

くっそー最悪や。

調子に乗ったからや〜

はらたつぅ〜

 

その直後近くで竿を曲げてる人が。

あかん、焦るな。気を取り直してフジツボを付け直し、再び間を狙います。

1投、2投、3投、

4,5,6,7,

フジツボで間を狙って落としていきますがアタリがでません。

あかんあかん

あたらんあたらん

 

そもそも潮も低いし、たまたま上にいた魚が食ってきただけか。

それなら。。と餌をカニに変更しガン玉をG1からBに変更します。

そして、間奥を狙ってカニさん🦀を落としていきます。

1投目、、、、、グンッ

アタリますが載せきれません。

カニ🦀を付け直し2投目。

奥に入れて、ステイドリーム。。。。。

クククッ

よっしゃ。

沖に竿を払う様な感じで、スイープに聞きながら合わせていくと

丼!!

よっしゃ!!今度こそっ

 

スポンッ

 

居てる。奥に居てる。底にいてる。

間違いなくこのパターンや。

カニ

奥底

ステイドリーム。

下見では、フジツボでもカニでもアタってたけど、大会となると人も多いし、風が吹いてバシャバシャしてるとはいえ、

潮の低い状況も考えたら、すぐに魚も沈んでしまったんや。

 

それを考えると、比較的早い段階でフジツボでの釣りに見切りをつけカニに変えて底を狙うのは間違っていない。

むしろ正解。

まだ、他のメンバーは棚狙いしている人も多い。

 

この状況も下見通り。Iさんも下見では同じパターンで釣っていた。

Iさんはおそらく運河筋で同じ流れでフジツボからのカニに変更しているはず。

Iさんのことだから、フジツボで1枚ほど釣って、その後カニに変更してまた釣ってるはず。(後に聞くと予想的中笑)

そうしているうちも、ぽつりぽつりと竿が曲がっています。

自身もアタリがあり、いつ自分にも魚がかかるか?!

 

そのためにできることは、狙う場所は間違っては無いはずなので、

焦らず、フッキングさせるようアジャストしていくだけ。

いつか当たってきた時のために集中して落としていきます。

しかしまぁ、どんどん風も出てバッシャバシャになってきて、アタリが取りにくいったらありゃしまへん。

割られたり、気づけば無くなっていたり。

アタリに気づいて合わせるも乗らなかったり。

そんな中、川筋に行っていた人たちもアタリが少ないのかスリットに戻ってきて、

正面スリットは大渋滞(^_^;)

 

こりゃぁ、魚も釣れん!!そう思ってしまうくらいの人の多さです。

しかし、そんな中私の見る限り、Iさん、Oさん、Kさんは、他の人が全くと行って良いほど竿を曲げてない中、竿を曲げまくっています。

すげっ

落ち着いて、彼らをじっくり観察してみることに。

やはり、狙い方は自分とそう違いはない。

けど竿を曲げる。私曲がらんww

もう意味がわからん。

自分もアタリがあるのに、乗らん。

Iさんについていき、Iさんの落とし方を見ながら、自分も落とし、

Iさんの前に行き、また落とし、それをずっと繰り返しますが、

竿が曲がるのは自分では無くIさん。

Iさんが一息つく頃合いを狙って話しかけますが、

やはり、狙い所な同じ。

釣り方もあまり自身と変わらず。

けど、私はアジャスト出来ない。

他の人たちを見るも、竿は曲がらず、曲がるのはIさん、Oさん。

たまーに他の人。

私自身は、たまにアタルものの乗らずの繰り返し。

Right Caption

ローレル

ほんま意味がわからん。

意味がわからんのではなく、アジャストしきれてないだけやけど。

目の前であのガンガンアタって竿曲げられたら、もうお手上げです笑

 

それにしても凄いとしか言いようが無い。。

結局、終了間際、バッシャバシャでみんながほぼ諦めてた中でもIさんは1枚追加し、初日8枚の釣果を叩き出し、

IさんOさんは8枚で並んで暫定1位、Kさんは5枚。

初日は全体で70枚ほどの釣果が上がりましたが

他の人達は1〜2枚。多い人で3枚、4枚。

皆さんいわゆる上手い人たちばかりで、その枚数の中、

上位3人はずば抜けて釣果を出してます。

 

終了のブザーがなって、Iさんの近くにいたのですが、

皆が戻って、通り過ぎるたびに、Iさんに

「強いなぁ」と声を掛けて行きます。

 

上手い人たちの中で、更にダントツの釣果を叩き出す

上手いを超えた

強い人

目の当たりにしてしまいました。

みんな上手いねん。上手い。

けど、この人は強いねん。

普段釣りしてる中で、この強いって思ってしまう感覚は経験できません。

この感覚、感情は、今回の大会で一番の収穫でした。

 

 

肝心の私自身は

あーだこーだ言った割に

BOSE

アジャストしきれませんでした(泣)

 

乗せきれなかった自分が悪い。アジャスト出来なかった自分が悪い。

あの最初の1枚、バラさなければ。

その後のカニでフッキングした魚も取れていれば。。。

悔やんでも悔やみきれません。

 

普段では、誰かがそんな事言ったとしても

Right Caption

ローレル

そんなタラレバを言ったところで、どうしようもないし、それがタラレバにならんようにせなあかんねん。みんな他の人も同じや。みんなタラレバが出来てたらもっと凄いことになってるんや。

とか思ってたのに、結局自分がタラレバをめっちゃ思ってます笑

それくらい、悔やむんです、あれが取れてたら順位上がってたんやで!!

そんな事ばかり考えてしまいます。

 

とはいえ、明日もあるので、気持ちを切り替えて翌日に備えます。

 

この日は悔しくて、帰って屁ぇこいてすぐ寝ました笑

後編に続く