【北港スリット黒鯛ヘチ釣り攻略】秋爆~冬に向けての北港夢洲スリット釣り方狙い方大分析!!(基本編)

2021年5月13日

2018年秋~冬にかけて私は北港スリットに通い続けました(短時間釣行を含めると少なくとも週1、多い時で週3)

2021年5月加筆修正済み

それまでももちろん有名な釣り場なので何度も釣行した事がありましたが、

こんなに行きだしたのは一つのきっかけでした。

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この日は釣果情報を見て釣れているので何気なしに行くと開始早々潮が低いにも関わらずバッコバコ。

 

この時は流石北港スリット!!爆発する日もあるんだな!!

という具合だったので、翌週は昨年の実績を参考にしながら釣れる場所を探し、

違う場所(テトラ)へ行きバコバコしました。

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そして、その翌週にそれは訪れたのです。

 

台風が訪れ、かき回され潮が落ち着いただろうある平日。

たまたま仲間とこんな状況なら先日のバコバコもあったし、めっちゃ釣れるのかな?

と話しをしていて、平日やけど行ってみようかという事になり、いざ行ってみるとボッコボコ!!

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そう、全てはここから始まったのです。

それからは仕事に支障がない位の範囲寝る間も惜しんで通いました(笑)

何度も通い続けると、もちろん厳しい状況の時もありましたが、それでもどうすれば釣れるのだろうかと考え、実践し、何となくですが、この時期の自身が釣るための攻略的なものが見つかったので

それを備忘録として記事にしていこうと思いました。

 

 

 

なので、ここに書く事がどの時期も通用するかわかりませんし、来年以降通用するかどうかはわかりません。そして釣り方は人それぞれなので全ての人にこれが当てはまるかどうかはわかりません。

また、自身が釣行される際のプラスと捉えてこの記事をみるか、それとも、またコイツなんか書いとるわ。と批判的に捉えて見るのか、それは人それぞれですが、

落とし込み釣りにおいて、必ずこうでなければならないという決まりはないので、結局は好きにやるべきだと思います。

 

あくまでも私自身がこれで釣果を得る事が出来た事を書きます。

私の記憶が薄れる前に文章に書き落として行きます。

 

悪しからずご了承ください。

 

※また、いずれの事柄も必ずしもそうだとは言い切れなく、こういった場合はこうだ、でもこの時はこうだという相反するものがあります。あくまでもおおまかには、基本的にはこうであるという書き方をします。

 

※内容は、その都度加筆修正、リライトして行く予定です。

北港スリット秋~冬(9月~12月)攻略

2018年秋、例年では落ちてしまっている時期のイガイが、この年はまだ残っており、それが原因なのか、北港夢洲スリットでは、例年には無い程おチヌ様が釣れまくってました。

北港スリットの魅力

この時期の北港スリットの最大の魅力は、そのサイズ。

釣れればほぼ45UPサイズで、釣っている内に感覚がマヒしてくるほどのアベレージです。

年無しの割合も高く、連続でゲットする事もしばしばあります。

そして広大な釣り場。スリット1マスだけでも狙い所がたくさんあり、それが延々と続くのか?!と思う位広い釣り場です。

もちろん数が釣れます。

何度か、爆釣した際に動画にもおさめる事ができました。

 

 


タイミングさえ合えば、初心者でも比較的容易に釣果を出す事ができ、

1日やれば、つ抜け、場合によっては20枚、30枚、上手い人ならそれ以上の釣果を上げる事も不可能ではありません。

 

そんな落とし込み師にとって魅力的な北港スリット。一度ウハウハを経験してしまうと、ハマってしまう事間違い探し無しです(*´Д`)

 

スリットの形状と基本的な狙う場所

先ず、スリットを攻略するにあたって一番最初にしなければならないのは形状の把握ではないでしょうか?

どの釣り場でもそうですが、その形状を把握する事で、おチヌ様がどの場所に居てるかを仮定するのにもポイントを絞れますし、知らないよりはもちろん知っていた方が良いと思います。

 

という事で私自身が把握している範囲で図にしてみました。

 

上がマス状にあいているスリットケーソンで、2段重ねで下のケーソンはスリットでは無く、大きく穴が開いている状態の構造で、

上段の下部(マス底)にはスリットと同じ位置に下の段へと続く穴が開いています。

 

恐らくですが、こういう形状になっています。

そして基本的な狙うポイントは

 

赤い印をしている所が狙うポイントとなります。

柱間を基本に柱前、柱裏。柱周りを中心に狙います。そして場合によっては奥壁や横壁も狙います。

 

私の狙い方

朝イチ~(準備してその日初めて竿を出す時)

 

おチヌ様は縦のストラクチャーを意識する

基本通り柱周りから狙い始めて、その日のあたる場所を探します。

朝イチから前提で書いていますが、これは午後からでも夕方でも同じです。

その日のあたる場所を先ずは探して行きます。

 

朝イチはスリットに日が差し込まないので、それはあまり深く考えずに

先ずは外向きからスリットの間を狙い、潮の出し入れの具合で内向きからも間を狙います。

 

そして、スリットとスリットのつなぎ目で横壁も狙って落とします。

特にそのつなぎ目に隣接するスリットの間は重点的に探ります。

朝イチから潮が高い時などは奥壁も探ります。

 

そして、朝イチの探る棚ですが、水温が比較的高い初秋は2ヒロ位までしか探りませんが、水温が低くなってくる中秋晩秋初冬になるにつれて、最初から柱間底まできっちりとさぐります。

※柱前もおチヌ様が居てる場所ではありますが、スリット間の潮の出し入れなどを考えると手返し的に遅くなるのと、柱前に居てるという事は柱裏にも間にも居てるという事なので私自身あまり探りません。(勝手な思い込み)

※棚が深いと思われる時。テーブル底よりも下を狙う時などは柱前も狙います。または目印でやる時も柱前を狙います。

 

 

いずれにせよ、朝イチは柱間を中心に(潮が高ければ奥壁も)おチヌ様がいてると仮定して探って行きます。

 

朝イチはプレッシャーが少ないので、先行った人の早いもん勝ち的な要素もありますが、

柱間に浮いている事も多々ありますので、モーニングサービスの恩恵を受ける事が出来る場合も多いです(*´Д`)

日の出とともにおチヌ様ゲット出来ますよ!

 

潮の低い時と高い時の狙い方

北港のスリットへ行った事がある方はご存知だとは思いますが、足場が一定の高さではありません。場所によって高さがまちまちです。

水面から高い所もあれば低い所もあります。

しかし、スリットケーソンは同じ構造をしているので

 

check point高さは違えど構造は同じで、変わるのはマス底までの水深

なのです。

 

それを踏まえて潮の低い時の狙い方を書いていきます。

 

あ、何度も書きますがあくまでも私見での狙い方です。

1日または、半日ほど竿を出していると、当たり前ですが、潮の満ち引きがあるので、潮が高い時、低い時に遭遇します。

その中で、潮が低い時は比較的足場の低いスリットケーソンを中心に狙います

何故か分かりますでしょうか??

 

 

 

 

北港のスリットは2段になっているのですが(多分)

通常では落として行くのは上の段のスリットの底までがメインです。

 

という事は必然的に足場の高いスリットケーソンの底までの水深は浅く、足場の低いスリットケーソンの底までの水深はそれに比較して深くなります。

 

なので、潮の低い時は

比較的水深がある足場の低い所を狙うのです。

 

もちろん、潮が低くても高場のスリットを狙う場合もありますがそれは後述します。

 

そして、逆に潮が高い時は高場を中心に探ります。

これももちろん一概には言えなくて、

場合によっては潮が高い時でも低場も狙います。

いや、むしろ潮が高い時は両方狙えると言った方がよいかもしれません。

 

これは、あくまでも基本としてこういった狙い方である事を念頭に置いておきます。

晴れている日曇っている日の狙い方

晴れている日は時間が経つにつれて、太陽の光がスリットの間に差し込み始めます。

そうなってくると同じスリットでもシェードになる場所を重点的に探ります。

 

潮が濁っていたり、曇っている日等はあまり気にせず色々な場所を狙って落として行くのですが、この時期になってくると透けている事も多いので、そう言った場合は特にシェードになる場所を意識して落して行きます。

それは例えば、ヤイタ面、手摺り面など、面でも気にしますし、

同じ手摺り面のスリットの間でも、時間によってシェードになる部分が変わりますので、意識しながら落とします。

 

基本的には朝イチは満遍なく、そして日が昇ってきてスリットに日の光が差し込むとシェードになる場所を意識して落します。

 

しかし、水温が下がり切った真冬や、そうでなくても潮の高い時等はその限りではありません。

 

季節(水温)ごとの狙い方=水温の安定

今まで書いた事と重複するものもありますが、

水温の高い時は棚狙いで水温がさがってきたら上層から底まで満遍なくアタリを探す事が基本ですが、

ここで重要なのは

check point気温が下がったからと言って、直ぐに水温も下がるわけでは無い。逆もしかり

という事です

陸は熱しやすく冷めやすく、海は熱しにくく冷めにくい

という性質を持っています。
なので、暖かい日が続き、急に寒くなった日などは、水温がまだ下がりきっていなく、おチヌ様も上層に居てる場合も多々あります。

 

また、逆に寒い日が続き、突然暖かくなったとしても水温が上がる訳ではないという事です。

 

更に、おチヌ様は急激な温度変化を嫌います。

 

それはおチヌ様は人間と違って変温動物なので、水温の変化が身体に直接影響を及ぼします。

 

 

上記で水温の高い時は棚狙いと書きましたが、秋から冬の移り変わりには釣行日を含めそれまでの何日かの天候や風を含め水温の変化を注視する事が重要だと思います。

check point水温がどうかと言うより、水温の安定を気にする

 

例えば、おチヌ様の「適水温」が、11~20℃だとします。

そうであれば、仮に水温が26℃では、適水温を超えてしまっているので、水温が高くなりすぎて、活性は下がると言われていますが、この26℃が数日間か続くと、その水温におチヌ様は慣れてきて「活性は悪くはない」状態になるのです。

更に書くならば、この26℃から10℃下がり、適水温の16℃になったとすると、

本来ならば適水温になっているので「活性が上がる」と言われているのですが、

実はそうでは無く、変温動物のおチヌ様は急激な温度変化についていけず「活性は下がっている」可能性が高いです。

しかし、数日間その水温が続く事で安定し、「活性は悪く無くなる」のです。

※良くなるのではなく、悪く無くなるという位

以下は経験上の話ですが、低水温からの大きな水温上昇は、むしろ活性が上がる場合が多いと思います(人間で言う、真冬に突然訪れた小春日和とかww)

 

 

 

風が吹いている時の狙い方

一般的に言われているのは風が当たる方がおチヌ様の警戒心も薄まり、活性も上がると言われていますが、正にその通りで、基本的に狙い所は風のあたる場所です。

 

しかし、これは水温が下がる前の話で、水温がどんどん下がってくる冬にはこれは真逆になります。

冷たい風が吹き、それがスリットにアタリバシャバシャし始めると雰囲気は良いですが、

それ以上にその冷たい風で表メインの水温がどんどん下がって行きます。

そうなるとどんどん下がって行く水温におチヌ様は適応できなくなり、活性が下がってきます。

そう言った場合は今までとは逆の風裏、日の当たる場所など水温が下がらない場所を狙うのが効果的になります。

 

important chek point境目の水温は16℃だと魚屋さんは言っておられました。

 

その水温を目安にして、風の当たる場所かそうでない場所かを選択する。

日中~夕方にかけて

朝イチに探り、アタリがあった場所を中心に、引き続き落として行くのですが、

アタリとしては朝イチに比べ、日中は減り、夕方にはまたアタリが増えてくるのが平均的な流れです。

なので日中は、それにプラスしてシェードになる部分を意識して落して行ったりと、色々と狙う場所を考えながら落として行きます。

いずれにしても、どこかにおチヌ様が居てると仮定して落とす事が重要です。

そして、狙う場所には何故おチヌ様が居てると仮定できるかを自身で把握

(例えば柱裏はシェードになるので、日が入っている場所よりもおチヌ様が居てそう)

など、単純な理由でも良いので、その場所を狙う意味を持って落とすようにします。

 

夕方になるにつれて、時合いがあると仮定して落とし、

自身でその場所を狙う意味をもちつつ、周りの落とし込み師の動きも注視します。

 

他の誰かが竿を曲げたら、その曲げた場所、向き、等得られる情報を得られるだけ得て

 

真似します(笑)

正直、これが一番手っ取り早いです(*´Д`)

落とし込みを始めた頃は、先に竿を曲げられると、

なんで自分だけ釣れないのか?と悔しく思いましたが、

アタル場所を自身一人で探すよりもよっぽど効率が良い事が分かりました。

 

周りに人が居ない場合は

自身でやってきた事を総合して

 

時合い×潮×天気×水温×風

それぞれの上記で書いた狙い方を踏まえ

その日、そして今まで経験した事を組み合わせて狙います。

そして、相反する考えではありますが、水温が低い時は日の当たる場所で風裏になる場所を狙って落とす事もしばしばあります(プレッシャーは高くなるが、水温が比較的高い方が良いと思われる場合)

私の狙い方は

時合いが来ると、当たってくる場所はある程度絞られる(スリットの間が多い)ので、それを集中して狙いますが、

夕方に潮が高い場合などは、スリット間だけでなく奥壁もあたってくる事も多々ありますので(理由は後述)

 

スリットの間でも当たるし、壁でも当たる、基本的にどこでも当たる様な感じであれば、

手返しの良い壁を狙い、数取りに集中する事もあります。

 

基本的にはその日の自身のスタンスで決めます(笑)

数釣りたいのか、狙った場所で釣りたいのか

拘りです( ̄ー ̄)

とは言え基本的に私は釣果数主義です(*´Д`)

特別な狙い方

荒天の日

悪天候や風の強すぎる日、etc…

荒れ荒れでマスの中が洗濯機の様になる時もあります。

そう言った場合、スリットの間ももちろん狙い目ではあるのですが、

潮の出し入れも激しく、落としにくい(または落とせない)場合がほとんどなので、奥壁を狙うのですが、

こういった日は

奥壁や横壁が爆発する事も多々あります。

おチヌ様もスリットの間に居るよりも潮に押されて奥壁に張り付いているのかもしれませんね。

そう言った時は入れアタリ状態もあります。

タチウオシーズン

これはあくまでも予想なのですが、夕方の日の入り前くらいから、いきなりマス中で大爆発入れアタリバコバコ状態になる事がありました。

この時釣ったおチヌ様は何故か傷だらけな個体も多く、

もしかすると、タチウオが時合いで一斉に寄ってきて、おチヌ様がマス中に逃げ込んで

マス中のおチヌ様の絶対数が増えるのでは無いのか?と思いました。

 

これはそのシーズンにたまたまそうだったのか、書いている様にタチウオから逃げてきたのかはわかりませんが、

そう言った、日の入り前後にいきなり爆発する事も頭に入れておいても良いかもしれません。

アタリがほとんどない日

こういった日は気持ち的にもめげてしまい、早めに上がる事もあるのですが、

なんとか1枚、そう思っておチヌ様を狙う場合は

横壁や柱前で下の段を狙います。

横壁は最初の図にもある様に、下に続く穴が開いているので、横壁の際を狙って落として行けば、2段目のケーソンの底まで落とす事が出来ます。

 

柱前は底狙いというよりも、下の段の大きく穴が開いている(所謂ハング形状になっている)場所を狙って落とす感じです。その場所でステイして、穴から出てくるおチヌ様にアピールする感じで狙います。

 

これも少ないですが、その場所だけでアタルという時合いもありました(笑)

 

 

私の落とし方

その状況に応じての狙い方を書きましたので、

今度は落とし方を書いていきます。

ポイントは

 

基本的にどの位置からもおチヌ様から見られている

という事です。

なので、出来るだけ動きを少なくして落として行く方が良いのと、

掛けた時を想定して、立ち位置を落とす場所に対して直角に立ち位置を持ってきます。

※これは私自身はスリットの間に対して直角に竿を持ってこれる立ち位置が一番良いと思っていますが、これはそれぞれ操作しやすい立ち位置で良いと思いますし、おチヌ様にプレッシャーを与えにくい立ち位置との兼ね合いもあります。

その立ち位置を意識せずにやっていると、その分釣果を減らす要因となります。

 

 

それを踏まえた上で、各落とし方を書いていきます。

スリットの間の落とし方

基本となるのは落とした餌が、スリットの間に餌をキープしながら上層から底までをトレースする様に落として行きます。

この時、スリットに入って行く潮と出て行く潮に任せながら、スリットの間から出ない様に仕掛けを投入するタイミングから落ちて行くまでをイメージしながら、ラインや竿を操作して探る棚までトレースして行きます。

 

理想は、錘などを調整して、一度仕掛けを投入した後はライン操作する事なく潮の出し入れだけで図の様に間をキープしながら落ちて行くのが良いです。

かと言って、錘をかなり重くして、直線的に落ちて行くのは良く無いです。

あくまでも潮の出し入れに逆らわずジグザグにトレースしている、もしくは一定の速度で落ちながら間をキープして落ちて行くイメージです。

 

とはいえ、何もせずにキープ出来る時ばかりではありません(日でも時間でも、潮でも)

引き込む潮が強い時もありますし、出て行く潮が強い時もあります。

 

そう言った場合はラインを張ってスリットの間よりも行き過ぎない様にもしますし、

内向きからスリットの間を狙ったりもして、その場面に応じてスリットの間をキープして落としやすい状況を見つけます。

 

スリットの間を狙う時はラインは張らない

 

スリットの間をキープして落とす際に、セオリー?!ではアタリが明確にわかる様にするためと、掛けてからスリットでラインを切られないためにイニシアティブをとってラインを出来るだけ張りながら落とすのですが、

私の場合は仕掛けがスリットの間をキープ出来ずに入りすぎたり、出過ぎたりする場合を除き、

ラインにはテンションをかけずに落とします。

深い棚や底を探る時などでラインを出す時は、潮の引っ張りに等に合わせてリールを指ではじいて回転させラインを出し、出来るだけラインにテンションをかけない様にします。

check pointスリットの間をキープして落とす時は出来るだけラインにテンションをかけない

では、何故テンションをかけないのか、

 

それはアタリがあっても弾かれる事が多いからです。

盛期の時はガツンとしたアタリが多く、それに合わせを入れれば良かったのですが、

そんな時は長く続かず、アタリがあるのに乗らないという事が多くなってきました。

 

私は、スリットに関しては

銀治郎MH300をおススメしているのですが、

銀治郎だけでなく、他のスリットで扱う竿などはトルクがある分、穂先はビンビンで

繊細なおチヌ様だと、餌を咥えただけで違和感を感じてしまい、直ぐに離されてしまうのです。

必ずしもそうだとは言えませんが、私の技術ではそうなってしまうので、

考えた結果、ラインテンションは掛けずに、そのラインの動きでアタリを取る様にしました。

私は張らず緩まずのギリギリというよりも、ちょっと遊びがある位のラインの出具合で落としてます。

イメージで言えば、

ヘチ釣りの仕掛けで、目印落とし込みをするような感じです。

check pointスリットの間を落とす時は、ヘチ釣りの仕掛けで目印落とし込みをするような落とし方をする

ラインを張って落とす事でアタリが分かり易くなりますが、おチヌ様にとって違和感を感じやすくなるので、アタリは穂先や手元で取るのではなく、ラインで取る様に意識します。

 

そうする事でラインを張って落とす時よりおチヌ様も違和感を感じにくくなります。

 

目印落とし込みをされている人であれば、これは比較的容易に出来るとは思いますが、

ヘチ釣りで穂先や手元でしかアタリを取った事が無ければ、慣れるまで難しいかもしれません。

 

ラインでアタリを取るコツとしては、

アタリが出るラインを点でみるのではなく、大きく一つの絵として広範囲を見据え、その一つの絵に対して違和感を見つける様な感じでアタリを取っています。

分かりにくいかもですが、二つの絵を同時に全体的に見くらべて間違い探しをするようなイメージです

(より分かりにくいかwww)

 

壁の落とし方

北港スリットでの所謂壁とは、奥壁、横壁があります。

横壁は私の中ではかなり実績の高い場所です。

理由としては

★落とす際に自身の姿が見られにくい

★スリットの間の延長線である

★2段目のスリットへと続く穴が開いている

★角になるので餌となる貝が豊富に付いている

おおまかに書けばこの4つがポイントだと思います。

 

この記事の最初の方にも書きましたが、朝イチ狙う際に基本はスリットの間を狙っておとしていき、スリットとスリットのつなぎ目では横壁も狙って落とします。

その横壁狙いは進行方向に対して見えない方の横壁での実績が高いです。

 

奥壁の落とし方は様々で、濁っている時以外は基本どの位置にいても見られている前提なので、出来るだけ動きを少なくついでに落として行く事が多いです。

後、自身の立ち位置から離れた場所を狙ったり、足場の影になる場所を狙ったりなど、極力おチヌ様から見えない様に意識します。

 

横壁も奥壁もギリギリ際っ際に落として行くと、必ずと言って良い程壁の付着物に仕掛けが乗っかります。

それを面倒くさいからと、乗っからない様に落として行くのではなく、

乗っかった後少しそのままにしていると、潮の流れでポロッと剥がれ落ちる演出が誘いにもなるし、潮で剥がれないのであれば、ゆっくりと引き上げて剥がして、また落として行くと、そのまま落として行くよりもアタリが多く出る傾向があります。

 

落として行くとおそらく、どこかで付着物に乗るはずですが、あまり意識せずに刻んで落として行く事で誘いをかけていってもよいかと思います。

普通に落とすよりも断然効果があります(*´Д`)

 

check point壁を落とす時は出来るだけ離れて刻んで落とす。

 

柱前柱裏の落とし方

柱前を落とす時は私自身ほとんどなく、1段目のスリットの底まででアタリが無い場合に狙う事があります。そうなってくると必然的に狙う棚が深くなるのと、両サイドのスリットの潮の出し入れに引っ張られない様に、いつもより重めの錘を付けて落とします。柱前深い棚を落とす時は最終手段の場合位です。

 

この柱前を落とす場合も刻みを入れて落とします。

理由としては、壁と同様に誘いの意味もありますが、

潮の影響で流されてしまった仕掛けの軌道修正の意味もあります。

 

 

 

柱裏を落とす時は、日が照って来て明暗がきっちりと別れてきた時間帯の時にシェードになるので、他でアタリが無ければ狙ったりしますが、この場所を狙う以前に他の場所でアタリがある場合が多く、あまり集中して狙う事は少ないです。

 

しかし、人が多い時や快晴の時など、プレッシャーがきつくなる時はこの柱裏だけをピンポイントで狙って落とす事もあります。

 

また、北港のスリットは斜めになっており、この柱裏は逆傾斜が強い場所もあり、なかなか際をキープして落として行くのが難しいと思いがちなのですが、

 

それはあまり気にせず、テンションをかけずに落として行く事で、両サイドにあるスリットの潮の出しいれ具合である程度際をキープ出来ます。

そう言った場合は目印内錘ドリドリ釣法も一つのやり方として頭に入れておくのも良いかもしれません。

 

使う餌

結果から書くと、デカいイガイ一択です。

デカイガイ1個繊維掛けです。

正確には、通えば通うほどよりデカいイガイを使う様になりました。

元々、今秋シーズンに最初行った時はイガイのダンゴ繊維掛けでやってました。

その時はなんでも落とせばあたる様な感じだったのですが、

何回か通いながらあれやこれやと試してい行く内に、このデカイガイを使う事にたどり着きました。

 

上記の写真は2018年12月10日撮影

 

では、何故こんな大きなイガイで釣れるのでしょうか?

 

これは単純に、この釣り場に着いているイガイが大きいからだと思います。

 

所謂マッチザベイトがデカいイガイなのではないでしょうか。

デカいイガイを使うと針掛かり等を心配して、小さい貝を使ったりするのですが、

私の経験上だけで言えば、小さいイガイにするとアタリの数が減りました。

逆に大きくすればするほど針掛かりは別としてアタリの数は増えました。

 

これは、秋から冬にかけてイガイも成長してどんどん大きくなってきているので、

それと同時に使う餌もそれにマッチした大きさでよりアタリが出る様になっているのかもしれません。

 

この貝の大きさに関しては、どうしても自分自身の許容範囲の大きさの中での大きいイガイを使ってしまいがちではありますが、時にはその許容範囲を逸脱する事も重要です。

 

check point餌はマッチザベイト。使うイガイは思ったより大きいイガイを使う

針掛かりに関して

今までに書いた事と重複するかもしれませんが、針掛かりについて書きます。

最初針掛かりについて意識したのは、ラインを張りながら落とすとおチヌ様が餌を咥えた時に違和感を感じ直ぐに吐き出してしまう事を考え、ラインを張らず緩めて、ヘチ釣りで目印落とし込みをするような落とし方をする事でフッキング率を上げる事に成功しました。

 

次に意識したのは貝が大きくて針掛かりが悪い事でした。

先ほど書いた様に、針掛かりを良くするために貝を小さくするとアタリが減ったので、

貝はそのままで針を小さくしてみる事にしました。

これもセオリーは餌の大きさに対して針の大きさを合わせる事が良いとは思いますが、

ウチオモリでは無く、繊維掛けだし、思い切って針をチヌ針の1号にしてみるとフッキング率が上がりましたが、ラインに対して針が小さすぎるのか、掛けたのにチモトで切れたり、外れたりする事が増えました。

 

その際、BKY氏にアドバイスを貰いカン付きのチヌ針1号にしてカンの部分にラインを通し、結ぶ事でチモト切れや外れたりする事が格段に減りました。

 

check point針掛かりを良くする為にはラインは張らずに落とし針はカン付きの小さめを使う

また、ガン玉はハリスに打つのですが、私がメインで使うのはBで場合によってはG1~4Bまたはそれ以上使う事もあります。

そのガン玉ですが、底(底の底を含む)まで狙う場合おチヌ様が着底した餌のイガイを咥えた時に違和感を感じにくい様に(私が勝手にそう思っているだけですが)ペンチできっちり固定するのではなく、指で抑える位で簡単にハリス上を動くようにして付けます。

 

 

これはもちろん好みもありますし、こだわりもあるので人それぞれですが、

デカい餌に小さい針、そして簡単に動くようにガン玉をつけて使うというイレギュラーで逆に掛かりと食いが良くなったという私自身の実績だけです。

掛けた時のやり取り

おチヌ様をどの場所で掛けたとしても、一番意識しなければならないのは、

 

スリットの間に入られない様にする

という事です。

 

特にスリットの間やスリット周り、またはマス底で掛けた場合は、その場所からおチヌ様を強引に引き離す事をおススメします。

おチヌ様に先手を取られてしまったのに強引に行き過ぎると、大概プチンッとラインブレイクしてしまいます(笑)

私自身は銀治郎MH300を使用しているので、かなり強引に引きはがしますが、

先手を取られてスリットの中に入られてしまったら、かなりリスキーではありますが、ラインを逆に緩めたりします。

そうする事でおチヌ様の突進が止まる場合があります。

中に入られた場合は、そういった逆のやり方をすると上手く行く場合もありますし、かまわず強引にやった方が良い場合もありますし、

どちらが良いのかは、その一瞬の判断に委ねられます。

ですが、入られた場合は比較的落ち着いてゆっくりとやり取りをしたほうが、不意におチヌ様が中から出てくる事が多いです(経験上)

 

 

そう言ったやり取りの際に出来るだけ竿捌きやラインメンディングがやり易いように、

立ち位置を意識して落すようにします。

 

check pointやり易い立ち位置とは、落とす場所に対して直角にやり取りが出来る立ち位置の事

 

 

この時期のおチヌ様はかなりパワフルで、

掛けた時に片手では竿を捌ききれず、両手で引き摺り出したりする事も多々ありました(笑)

 

check point先手を取ったら強引に!取られたら焦らずラインを少し出したりしてじっくりと!

 

 

まとめ

 

色々と書きましたが、全ては私自身の経験を元に書きました。

これは、そういった場合にはこういった事で釣れる可能性が高かったという事で、100%そうだと言う訳ではありません。

 

水温の下がった冷たい時でもおチヌ様は浮いてくる事もありますし、

水温が高くても底でしか当たってこない時もあります。

明らかに好条件だと思っても渋かったり、

こんな日に釣れるのか?そう思う日でも沢山釣れたりする事もあります。

 

 

結局は、色々な事を想定しながら、セオリーに捕らわれる事なく幅広い目線でおチヌ様を狙って行く事が重要だと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この長文をここまで見てくれたアナタは

ローレルの超絶アンチか超濃厚ファンだと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

皆さんの超絶さと濃厚さが私のブログの作成意欲を向上させてくれます♡