【黒鯛ヘチ釣り攻略1】大阪舞洲シーサイドプロムナード釣り解放区で黒鯛を釣る為の3つの諸条件

阪周辺で黒鯛のヘチ釣り(落とし込み釣り)をされている方の中には

普段、なかなか沖堤防へと釣りに行く時間が無い方もおられます。

 

初心者の頃は、私もそうでしたが

沖へ行くなんて恐れ多い、、

敷居が高い。

仕事前にちょっとだけいきたい。。

そんな感じで地波止で朝練釣行することも多かったです。

 

そんなとき大阪には、皆さんご存知釣り解放区という場所があります。

 

その釣り解放区は、他の釣り人も多いですし、人的プレッシャーもあり

警戒心の強い黒鯛を釣るには厳しい釣り場?という印象もあります。

しかし、諸条件さえ揃えば

沖堤防へと行かなくても、そういった釣り解放区で

他の釣り人がいてるスグ隣で黒鯛が釣れるのです。

 

もちろん、いつでもボコボコ釣れる訳ではありませんが、

通うことでその釣り場に於いての

いろんな条件、状況が見えてきますので、

そういった経験則から、釣り解放区という場所で

黒鯛に出会うことができるのです。

今回は、そんな釣り解放区の1つである、舞洲シーサイドプロムナードの釣り解放区

私自身が実践し、経験し、結果を得る事ができた

 

 

ヘチ釣りで黒鯛を釣るための諸条件について書いていきたいと思います。

 

真冬など寒い時期は除くいわゆるシーズン中の諸条件になりますので、

寒い時期にはまた条件が変わってきます。

 

※もちろんここに書く事は、私が諸先輩方に教えて頂いた事や、自身で足を運んで経験したことを元に書いていますので、これだけが釣り方の全てではありません。数ある釣り方の中のごく一部になりますので、ご理解ご了承下さいませ。また、夜のヘチ釣りは私自身範疇外でありますので重ねてご了承下さいませ。

 

このブログを見てくれている方の中でまさかそんな人はいてないと思いますが、今回の釣り場へ車で行き、路駐する人を見かけます。たかが、数百円。ちゃんと駐車場に車を止めましょう。(当たり前)更に、ゴミ、タバコの吸殻、そんなものは捨てないは当たり前です。マナーの悪い方、いや、ヒューマンリテラシーが💩の方は釣りなんてやらないでください。そんなやつは足の爪が伸びておでこに刺さったらええねん。

そして

堤防など護岸での釣りの際も
必ずライフジャケットを着用しましょう

ヘチ釣りで黒鯛を釣るための3つの諸条件in舞洲シーサイドプロムナード

これらは釣り解放区に限らず、沖堤防でもどこの釣り場でも同じことが言えますが、

私自身、とても重要なことだと思っています。

記事と同時に動画もアップしましたのでよろしければ併せてご覧ください

1.早朝、夕方のマヅメ、ローライトを狙う

これは、もう鉄板です。

詳しいことは割愛しますが、そのマヅメには魚の活性が上がるのです。

朝は水中の植物性プランクトンが光合成をするために浮上してくる、とか

夕方は夜行性プランクトンが活動し始めるだとか、、

そのプランクトンの活動が魚の活性を上げる一つの要因となっている。

という理由ですが、黒鯛も同じく、そのマヅメの時間帯に食い気が立つと良く言われています。

 

黒鯛がそのプランクトンを食べるというわけではないと思いますが、

暗い内に岸壁の餌を食べていた黒鯛が、朝の薄ら明かりの時もまだその餌の棚に残って食事をしている

夕方には薄暗くなってくるのと、波風が立ち、それとともに警戒心も薄れ活性が上がる。

 

色々な仮説がありますし、詳しくはわかりませんが、とにかくその時間帯は

日中と比べると黒鯛の活性が高くなるのは経験済みです。

もちろん、日中にそういった活性が高くなる事もありますが、

比較するとマヅメの時間帯では、その割合(活性が上がる割合)が高いです。

 

初心者の多くは、日中に釣りに行って竿を出して

んー釣れへんなぁ

という人も想像以上にいてることに驚きました。

必ずしもそうであると断定はできませんが、

朝の9時から15時まで釣りをするよりも

比較的、日の出から9時まで、15時から日の入りまで釣りするほうが

確実に釣果はあがりますよ。

マヅメの時間帯は日中に比べて、もちろんローライトな状況ですし、

レジャーでの釣り人も少ないので

黒鯛の警戒心の面でも有利だと思います。

 

そんな警戒心について考えると、

日が差し込む状況よりも、曇りや雨の状況が、

黒鯛を釣るにあたって良い条件と言えます。

朝夕のマヅメに釣りに行けなくともローライトの天候の日に釣行することで

晴れた日中に釣りするよりも、黒鯛を釣る確率は上がるかと思います。

また、魚は浮き袋というものを持っていて、気圧の影響を受けるそうで

低気圧だとその浮き袋が膨らみ、魚が浮きやすく、魚が上の棚に上がってくると言われています。

なので、日中のローライト=気圧が低い

魚が浮きやすくなる

さらにローライトで警戒心も比較的薄まる

釣れる確率があがる。

みたいな流れです。

また、日中でも日が差し込む場所よりも、日陰、ストラクチャーなどが黒鯛にとっても居心地が良いと思われます。

それらはもちろん、その限りではなく

日中の日がガンガン差し込む時に釣れることもありますし、

マヅメだからと言って必ずしも釣れるわけではありません。

自然相手なので絶対はありません。

今まで経験した上での結果論としてその割合が高かったということです。

2.大雨や強風など、天候の荒れた後を狙う(河川の影響や風での濁り)

多少の雨や風は黒鯛の警戒心を和らげる事ができ、

そういったローライトの日に釣行するのは、私達がヘチ釣りで黒鯛を釣るための確率を上げてくれます。

しかし、それ以上の大雨や風、台風や嵐などの天候では、

釣りに行きたくてもいけません。死んでしまいます。

そういった状況で釣りに行けないときは、その後を狙って釣行するのです。

 

大雨や強風などの天候になると海が荒れます。

同じことを書きますが、多少のそういったローライトの天候は黒鯛の警戒心を和らげますが、

それ以上の荒れた海になってくると、私達人間も釣りをするどころではないですし、

さすがの黒鯛も荒れた海の中で餌を食べるのに苦労するので

なかなか餌を捕食できず、餌を食べたいのに食べることができない状況になります。

しかし、荒れが収まったらその食べたいのに食べることができないから一転して

一斉に捕食スイッチが入りバコバコになる

 

という流れ(仮定&課程)です

 

短時間で見ると、

夏だと夕立の後なども狙い目です

夏に釣りをしていると、いきなり空が暗くなって夕立が来ます。

そんなときに釣りをしていると、雷や、大荒れの海で命に関わるのでスグに避難して下さい。

そして、夕立の間は車の中などで待機して夕立が過ぎ去って晴れ間が見え始めたらチャンスです。

荒れた直後は魚の活性が一斉に上がり、バコバコになります。(仮定)

 

画像にあるのところが今回の舞洲シーサイドプロムナード釣り解放区です。

の間は釣り禁止区域です。

その釣り解放区は画像でいう右上の方に淀川をメインとして、神崎川や中島川があり

良くも悪くもその影響を受けやすい釣り場です。

 

一つの例として

 

その河川の上流で大雨が降ると、泥などで河川が濁り、それが時間を経て河口に流れ込みます。

そして、河口周辺の海にも濁りが流れ込みその濁りが水面を覆います。

※淀川には水門があり、その放水状況にもよりますので一概には断定はできません。

その河川から流れ出てくる濁りは淡水ですので、海水よりも比重が軽く

イメージとしては、その濁りが水面を覆い、その下は海水です。

この図(仮定)を見ると、舞洲の釣り解放区での狙い時が見えてきませんか??

雨の降った場所にもよりますが、

雨降りナウのときよりも、雨が収まり、少し時間差で河口周辺に川濁りが流れ出し、

海水の上が泥濁りで覆われるタイミングを見て釣行するのが良さそうです。

泥濁りで黒鯛の警戒心も薄まり、ガンガン食ってくる状況になるかもしれません。

 

 

 

 

これが一段落すると一番比重のある泥が一番下にいってしまい、

それぞれの比重に合わせて上が水下が海水、底に泥となっていきます。

 

こうなってしまいます。

これがいわゆる水潮で魚の棚が下がってしまいます。

それならまだマシな方で、水と潮が混ざっている部分を黒鯛が嫌がり、

水質の安定した場所へと避難して、一切この釣り場では釣れなくなる可能性もあります。

さらにそれが落ち着くと

水と海水が混ざっている部分が少なくなり、

水と海水が分かれてきます。

そうなると、上の水の部分には黒鯛はいないですが、

その下の海水の部分にはいてますので、棚は下がりますが釣れる可能性が再び出てきます。

餌の付いている棚が上の場合、こういった状況になると、潮の高いときは釣れますが、

潮の低いときは、厳しい状況になるかもしれません。

 

 

これらも必ずしもこうなると断定するものではなく、

あくまでもこういったイメージ(仮定)になります。

実際には風や潮位、天候の影響など色々な要因を加味しないといけません。

 

また、こういった状況になると、黒鯛よりも、

汽水域により強いキビレさんが良く釣れるようになったりもします。

いわゆるキビレ祭り状態です。

そして、更に雨が続くと、その状況に黒鯛もなれてしまい、

多少の水潮であってもガンガン釣れてくる事もあります。

温度変化にしろ、水質変化にしろ

黒鯛もその状況に適応しますが、

それはスグにではなく、多少の時間を必要とします。

 

また、潮と河川からの泥濁りの混ざり具合も

雨後の風の強さの残り具合などによっても変わりますし、その状況によって

タイミングよく見極めるのは難しい事でもあります。

 

 

雨の河川濁りがその釣り場の黒鯛にとって、どう言った時が良い影響になるのか、

どうなると黒鯛にとって都合が悪いのか??を考えた一つの例になります。

 

ちなみに、水深のない場所だと、(舞洲で言えば、プロムナードと反対側の常吉の釣り解放区)などは河川から流れ込む泥水と海水がほぼ混ざってしまう可能性もあり、

そういった釣り場は全く釣れないか、逆に超バッコバコかのどちらか両極端な感じがします。

 

舞洲シーサイドプロムナードの水深は3ヒロ前後なので、浅くも深くも無い釣り場なので、その時の潮によってどちらの状態にもなる可能性があると思います。

 

黒鯛を釣るにあたって、

河川からの流れ込みでの濁りというものは警戒心を和らげ、

活性を高くします。

 

また、風でも海は濁ります。

大阪湾に於いて、比較的南寄りの風は釣り人にとってプラスの風で濁りを岸壁に寄せてきます

北寄りの風は釣り人にとってマイナスの風で潮が透けてしまう可能性が高いです

風に関しては今回の記事では割愛させていただきますが、

調べれば、結構多く情報があるかと思います。

 

 

3.釣り場の形状を知る

もちろんどの釣り場でも同じことが言えますが、

舞洲釣り解放区で黒鯛を釣るためには、

特にその護岸形状を知る事は重要です。

それは、この釣り場は他の釣り場と違って垂直ではない特殊な形状をしているからです。

皆さんご存知可と思いますが、舞洲シーサイドプロムナードの釣り場は凸凹になっており、

通称「バリカン」と言われています。その形状が髪を切るバリカンに似てるところから、そういった名称が付いたのだと容易に想像できます笑

ここでヘチ釣りされた方でこの釣り場の形状をしっかりと把握して釣りされている方は

どれくらいいてるのでしょうか??

 

私自身は最初の頃はなんとなくでやってました。

しかし、もちろん?!思ったように釣果もでませんでした。

 

このバリカンの形状は、最初の先入観の勝手なイメージで

水面上から出ている形状そのまま

 

水面下は、こんな感じの形状になっていると思っていました。

なので、狙って落とす場所は、

凸凹の凹の部分を狙って落とすことが多かったです。

それか、凹の横壁を狙ったりもしてました。

しかし、思った釣果を出すことができませんでした。

 

しかし、たまに食ってきてフッキングしたのに切られたり、

なにかに引っかかってしまったりすることもあり、

実は、このバリカンの形状は想像と違うのかもしれないと、気になって

 

潮が透けている時に凝視したり笑

ネットで調べたり

潮が低いときに見に行ったり、、

いろんな事を駆使してなんとなく形状を把握しました。

 

それがこちら↓です。

 

真横からの図

なんとなく頑張ってイラスト書いてみました笑

 

 

オレンジのより上は壁、より下は気持ちハング?ぽくなっており、赤のの部分は矢板、もしくは円柱を半分にしたようなものが並んでます。

バリカンの下にある円柱はバリカンと同じ角度で生えていて

円柱の太さはバリカンの幅の半分位の感じです。

※もちろん、私自身が確認しただけなので、実際の形状と違う部分も有るかと思いますので100%信じてはいけません。必ず自身の目で確かめて下さい。

 

このイラストを見たら、狙い所って色々見えてきませんか??

後ほど、その狙い方について書いていきますので

どこを狙うのかを考えて見て下さい笑

 

 

 

このように釣り場の形状を知ることは、この釣り場に限らず他の釣り場も同じことがいえます。

例え見た目は壁だったとしても

水面下には段があったり、

その下にはもう一つ段があったり、

実は下の方はハングだったりと

いろんな形状をしている場合があります。

その形状に合わせた落とし方、狙い方をすることで、何も知らずに落として行くよりも

釣果を出す確率は格段に上がってくると思います。

 

その釣り場の護岸形状を知ることは

黒鯛を釣るための大きな要因であることは間違いないです。

 

まとめ

今回の記事では、舞洲シーサイドプロムナードのバリカンで黒鯛を釣るために必要な

3つの条件を書きました。

ローライト、河川、釣り場の形状

いずれもどんな釣りでも重要なポイントだと思いますが、

黒鯛のヘチ釣り(落とし込み釣り)においては

これを意識するしないではかなり釣果が変わってくると思います。

特に、舞洲シーサイドプロムナード釣り解放区の場所柄

河川からの流れ込みを意識することはとても重要だと思います。

また、河川からの濁りが期待できない場合は、風の恩恵を受ける必要があります。

 

釣り場が南向きなのもありますが、大阪湾に於いては南よりの風

特に南西の風は期待できます。

逆に北よりの風、特に北東の風は坊主風と言って、

潮を透けさせてしまう(黒鯛の警戒心が高くなる)ので釣行には注意が必要です。

そんな日でも釣りに行くのであれば、ローライトな時間帯のマヅメを狙うこともまた一つの方法です。

 

今回書いた条件が全て揃ったとき、

それは期待値はマックスになります笑

そんな状況はめったにありませんが、

意識して、どれか一つでも当てはまるタイミングに行くことで

少なくとも、そうでないときよりも黒鯛に出会える確率は上がると思います。

 

そして、

 

いずれの条件にしても、共通しているのが

黒鯛の立場になって考える。

ということです。

決して私達人間の立場で考えてはいけません。

 

次回の記事では、実践。バリカンの狙い方を書いていきますが、

これもやはり、黒鯛の立場になって考える事で

自ずと狙い方が見えてくるのです。

 

続き