パイプ虫を使ったヘチ釣りでは釣り場の棚の把握が重要です

3月17日の水曜日、休日出勤の代休で超早起きして、渡船に乗って時期としては少し早い場所に調査へ行きました。

朝イチ棚でチャイチール君をやり取り中にバラーシした以降、、何もなし。

しかも爆風で寒い。

予報とは違うやないかーいい

 

という事で10時で上がってその日は家でゆっくりしました^^;

 

ちょっと早かったというよりも

その日の天候が悪かったような印象を受けました。

 


そのままでは終われるわけねーべ

という事で、翌々日の金曜日、釣れる場所へと渡船に乗って行ってきました。

 

※今回の記事もまた、自身の経験と私見の記事になりますので、あくまでも色々なメソッドがある中の一つの方法論です。これが正解ではありませんのであしからずご了承くださいませ。本当の正解はご自身で見つけてくださいね。

パイプ虫を使ったヘチ釣りは底〜底1ヒロがキモ

3月19日金曜日またまた沖へ。

しかし、ビビリが入っているので前回の場所ではなく、現在一応釣果の出ている場所へ上がる事に。

 

こんな平日にこんな場所で渡船に乗ってヘチ釣りするやつは自分しかおらんやろ

そう思っていたら、船に乗船されている人の中に知った顔が。

この方、ヘチ釣りの伝道師の方で私が落とし込み釣りを始めた頃にとてもお世話になった方々の中の1人です。

 

せっかくなので、ご一緒させていただこうと行く場所を聞いたら

同じwww

という事で久しぶりなので、落とし方を見させてもらいながら、私も頑張る事に。

パイプ虫を使ったヘチ釣りで狙う棚は??

この時期パイプ虫での釣りは一般的には棚が深いです。

もちろん上層で当たってくる事もありますが、

そういった場合はいつも(盛期)のようにガツンと合わせて

おりゃおりゃおりゃ〜ってやればオッケーです

(しらんけど)

この時期の多くの場合

ヘチ竿でのワンストローク以上ラインを出してから当たってきます。

 

それらはもちろん釣り場にもよりますが、、

パイプ虫でのヘチ釣りは基本的にそれなりに水深がある釣り場で釣れる事が多いように思います

水深が浅い釣り場では、パイプ虫でなくても(フジツボやカニさん等で)釣れるという言い方のほうがわかりやすいかも知れません。

=水深が比較的浅い釣り場でパイプ虫を使って釣ることももちろんできます

 

 

おチヌ様がこのパイプで釣れるこの時期、

その釣り場において、ワンストロークで落とすことが出来る棚に居たくない理由があるのです。

 

それは水温なのか、潮なのか、餌の付き具合なのか、活性なのか、、、

いつも書いているように、本当の事はおチヌ様に聞いてみないとわからない次第ではありますが、、笑

 

兎にも角にも盛期の様に上層で当たってくる事よりも深い所で当たってくる事が多いです

(経験上)

分かる人にはわかるのですが、

上の段では無く下の段。

底〜底手前

こういった、いつも(盛期)よりも深い棚で当たってくる事が多いのです。

※もちろんこの限りではありません

深い棚でのパイプ虫でのアタリのとり方(ヘチ釣り)

どんなアタリ??

深い棚でのおチヌ様のアタリってどんな感じなのか??

パイプ虫DTの方はそのアタリの想像がつかないと思います。

結論から言います。

 

フワッピタッ

 

です笑

これで、

あ!なるほど

とか、

いやいや、こういったアタリもあるで!

とか

そう思った方は多分釣れます。

この記事を読まなくてもオッケーです!

充分にパイプ虫での釣りを理解されている方だと思います。

 

そうじゃない人は以下とても重要なので、よく読んでみてください。

 

フワッピタッ

っていうのは、

いわゆる止めアタリです。

これが本当に多いです。

これに気付けるか気付け無いかで

釣果に大きな差がでます。

 

パイプ虫を付けて際をゆっくりと落としていく途中、底ではないのに、

ラインがフワッとなってピタっと止まるんです。

際っきわを落としているから、壁に付着している何かに乗っかったのかな?

 

みたいなアタリです。

 

これが、底〜底手前1ヒロで発生します。

 

もうね、着底したのか、アタリなのか、わからんですよ笑

けどね、その釣り場の水深や、その時の潮の流れなどを把握して

底〜底手前1ヒロほどを意識し、

フワッのアタリを捉える事が出来たら格段に釣果が上がると思います。

 

それ以外のアタリはなんとかなります笑

 

おチヌ様は繊細なので違和感を感じやすい

これはもちろん人それぞれなので、断定するものではありませんが、

アタリがあっても穂先にテンションがかかるような落とし方をしては駄目です。

極力ラインを張らずに、弛ませながら落としていくことが重要です。

→その理由

餌のパイプ虫が落下中に

それをおチヌ様がパクッと咥えます。

その際にテンションが掛かると、おチヌ様は違和感を覚え

すぐに吐き出してしまいます。

盛期だと、おチヌ様もやる気があってガツンとした良いアタリが手元に来ても

そのままの勢いで合わせを入れると、しっかりとフッキングまで辿り着く事も多いです。

 

しかし、そのハイシーズンであったとしても、

おチヌ様はそれに違和感を少なからず覚えるものです。

 

 

穂先でアタリを取ったり、手元に来るアタリを取る事が多いヘチ釣りではありますが、

私の経験上、目印落とし込みのように

ライン(目印)でアタリを取るような落とし方をするほうが

 

確実にそのアタリをモノに出来る確率が高いです。

 

これはこの時期特にそうですが、ハイシーズンでも同じことが言えます。

後は、そのアタリをフッキングまで持ち込むことと、

その違和感を感じて餌を吐き出すおチヌ様を無視して、数を落として穂先や手元にアタリを出して、ガンガン掛けて行くほうが良いのか?

 

それはその時の効率の問題だと思います。

 

要は、針に餌を付けて落としている時点で

自然に落ちている餌に比べると

おチヌ様にとっては違和感を与えるものである

 

という事です。

竿−ラインー餌

張りながら落としていく方がもちろんおチヌ様が餌を咥えた時にダイレクトに穂先や手元に伝わり

アタリを取りやすいですが、

アタリだけ取れておチヌ様取れなければ意味がありません。

 

特にこのパイプ虫を使った、深い棚での釣りにおいてはそれ(如何に違和感を感じさせないか)が重要になってくると思います。

 

棚が上の方で当たると、おチヌ様に多少の違和感を与えたとしても、

比較的瞬時に反応してフッキングまで持ち込むことができます。

 

しかし、棚が深くなればなるほど、その反応は鈍ってしまいます。

そうなってくると確実に

おチヌ様が違和感を感じて餌を吐き出す前に

こちらがイニシアティブを取ることは難しくなります。

では、どうすればよいのか??

 

答えは簡単で、同じような事を書きますが、

おチヌ様に違和感を与えずパイプ虫を食わせれば良いという事です。

 

そのためにはラインを張らずに落として行き、

おチヌ様がパイプ虫を咥えた際に穂先にテンションが乗らないようにするのです。

 

具体的な落とし方

その時の状況で自身が使える、できるだけ軽いオモリを使って穂先にテンションがかからない状態で

際っきわを落としていきます。

この時、もちろんハリスの馴染ませは重要で

それを怠って、着水からテンションがかからない状態で落としていくと

ほぼ確実に際から離れて落ちていきます。

これだと、いくらフワフワとテンションを掛けずに落としたとしても

 

無意味DEATH

際を舐めるように落ちていくパイプ虫の塊におチヌ様は反応するのです。

わかりやすく言うと、

壁とおチヌ様の間に落ちてくる何か?をおチヌ様は餌と認識し

ソレ以外は敵、もしくは異物と認識します。

活性が良い時などは、それでも食ってくることもありますし、

 

いやいや、そない際っきわじゃなくても食ってくる時は食ってくるDE

と言われる方もいてると思います。

それはそうなんですが、

私の経験上、際っきわに落とすほうが、そうでないよりも食ってくる確率が高いのです。

 

もちろん、状況やタイミングによりこの限りでは無いことは言うまでもありません。

とにかく、テンションがかからない状態で際っきわを落としていき、

更にラインを出しまた落としていくのですが、

 

先ず最初にやるべきことは、その釣り場のおおまかな棚を把握することです。

それは先程述べた通り、

底〜底手前1ヒロ

くらいで食ってくる事が多いのがこのパイプ虫でのヘチ釣りなのです。

その底〜底手前1ヒロを意識しつつ

それまでもじっくりと丁寧に落としていくことが重要です。

このその手前1ヒロまではどうせ当たらないねんから

一気におとしてもええやん。

そう思われるかもしれませんが、

おチヌ様はそれまでも餌をしっかりと見ている可能性も捨てきれません。

とはいえ、確実に底〜底手前1ヒロで当たってくる事を確認できたのなら、

それよりも上の層は状況を見ながら、少しずつ手返しの良い落とし方をしていっても良いかと思います。

そして、その狙いの棚に届く少し前から落とし方を意識していくのも

手返しを考えて効率よく釣りをする一つの手段だと思います。

この時、ワンストロークで落とし、更に深く落としていくのですが、

そんなさいに

メジャーな良く使う落とし方

THE KURUKURU

ガン玉や餌の重みでリールをくるくる回しながら落としていく方法。

 

これは皆さん、どう思われますか??

先程私が書いたおチヌ様の違和感うんたらかんたら、、

を加味すると、、、

 

そうです。

アタリは出るかもしれませんが、

フッキング率は下がるはずです。

この落とし方だとどうしてもラインや穂先にテンションが掛かってしまうからです。

(私見)

では、どうやって落とせばよいのか??

答えは、ラインを穂先から抜くように出していくのです。

??なんのこっちゃですね笑

 

先ず、穂先をできるだけ水面近くにもって壁に対して竿を並行にする(竿をまっすぐ縦にする)

次に指でリールを弾き回転させラインを出す。

そして、そのラインの出方に合わせて肘を上に引くようにして竿を壁と並行に上げて行き

リールから出したラインを穂先から抜いて行くイメージでラインを出していきます。

この時、もちろん水面下にあるラインと餌にはできるだけテンションがかからないようにします。

 

ラインを出しながら穂先から糸を抜いて行く時、抜いてない時に関わらず

ふわふわと餌が落ちていってるイメージです。

感覚としては、水面下にあるラインと餌がホバリングしているような感じでしょうか。

 

とにかく、どんなやり方にせよ

テンションがかからないように意識することが重要なポイントです。

 

 

もちろん、ワンストロークで底まで落とせたら良いのですが、

そんなわけにも行かないので、こういった落とし方をします。

 

※風が無い時などは、最初にできるだけラインを出して、極力ワンストロークで落とせるだけ落とします。極端な話、竿を立てて背伸びして竿プラス身長くらいのラインを出しても良いかもしれません

→この場合、上層で当たったらジャンピング合わせかダッシュ合わせしてください笑

そして、底〜底手前1ヒロになったら

ラインのちょっとした動きを見逃さないように集中です。

ラインの動きがわかりにくい場合、

マジックなどを持って行っておいて、

分かりやすいようにラインにマーキングしても良いかもしれません。

 

もしくは、ナイロンラインなら、このマークウィンを使うのも良いと思います。

 

この底〜底1ヒロでの違和感は

疑わしきは合わせる。

で良いと思います。

 

これで、掛からなければ

合わせのタイミングをワンテンポ遅らせたり、

ゆっくりと聞き合わせたりと

その日の状況にアジャストしていかなければなりません。

基本的に、底で食わせる以外で

おチヌ様が違和感を感じる前に合わせることが出来たら、

おチヌ様は必ず、いずれかの方向に動きますので、フッキング率は上がるかと思います。

しかし、底で掛けた場合は

着底後すぐなら大丈夫ですが、

着底させて少しステイドリームの後は

ゆっくりと聞き合わせますが、

底以外で食わせたときよりも

フッキング率は下がるように思います。

これは、何度も経験して攻略していったとしても

完璧になるわけではないので、

運もありつつ、確率を上げる方法を模索していくしかないと思います。

 

後は、経験を積み重ね、

こういった状況ならこうするああする

のパターンを増やしていってください。

 

フッキング後のやり取り

 

それなりになんとかしてください。

 

 

 

 

え!

ちゃんと書けって??

^^;

経験上では、フッキングさせてからも

途中で針ハズレやタモ入れのタイミングでのバラシも

他の餌を使う時よりも多い印象です。

 

歯と歯の間に針があったりで

しっかりとフッキングしきれていない場合もあります。

しっかりフッキング出来ている場合とそうで無い場合はある程度やり取りをしていたら

感じ取る事は出来ますが、これは文章ではなんとも言えません。

また、感じ取ったとしても外れてしまう事ももちろんあります

(それは感じ取れて無いとも言うw)

 

とにかく、意識しているのは、落とす時とは真逆で、

極力テンションを掛けた状態でやり取りをするという事です。

絶対にテンションを掛け続けろとかそういう事では無いのですが、

極力そうした方が良かったです(私見)

 

深い棚で掛けたのと、時期的に乗っ込み個体も多いので

めっちゃ引きます!!

思う存分楽しんでくださいませ。

 

パイプ虫の釣りとその他の餌の釣りは別物として考えるべし。

パイプ虫を使った深い棚でのヘチ釣りの私見を書きましたが、

この狙い方は他の餌では通用しない気がします。

 

 

もちろん、狙うおチヌ様も違います。

同じ釣り場でも

フカセ釣りで狙っているおチヌ様と落とし込み釣りで狙うおチヌ様が違うように

フジツボやイガイで食ってくるおチヌ様は

上記で書いた深い棚狙いのパイプ虫の釣り方ではおそらく食ってこないでしょうし、

深い棚でパイプ虫を喰ってくるおチヌ様はフジツボやイガイの落とし方や棚では食ってこないでしょうし、

 

何が言いたいかと言うと、使う餌によって

狙い方、落とし方を変えます。

 

と、書いたほうが分かりやすいかもしれませんね。

 

上層に魚が浮いているなら、

パイプ虫が餌だったとしても、それ相応の落とし方をしなければいけないですし、

上層で当たるなら、フジツボや貝に変えても良いかもしれません。

フジツボや貝はめったに底釣りでは使いません(使うこともある)

 

そんな中で、パイプ虫は上層から底まで狙える餌なので、パイプ虫を使う事が億劫でなければ

パイプ虫を使うのが良いかも知れません。

ちなみに、パイプ虫で全く反応しない釣り場もあることも頭に入れておいてください。

 

その釣り場にいてるおチヌ様がまったくもってパイプ虫という餌を知らない場合や(その釣り場に全くパイプ虫がついていない)という事もあるからです。

 

パイプ虫で無くてもおチヌ様が釣れる場所なんてたくさんあります。

 

そんな事を書いてしまえば、もう何が正解で何が不正解かわからなくなってしまいますよね^^;

 

それが、この落とし込み釣りなんです笑

今回はそんな中で、パイプ虫を使った深い棚での釣り方について私見、経験上の事を書いてみました。

 

という事でリベンジ釣行結果

 


底〜底手前1ヒロを意識した釣り方で

おチヌ様と出会う事が出来ました\(^o^)/

 

まとめ

パイプ虫でなくともおチヌ様を釣ることはできますし、

パイプ虫でもおチヌ様を釣ることができます。

 

そんな中で、しばらくして、イガイでガンガンおチヌ様が釣れるようになるまでのこの時期

 

この時期しかやらない(来年はパイプ虫がつくかどうかもわからないのでもしかしたら来年は出来ないかも知れない)

ネチネチっとした、且つテクニカルな

パイプ虫での深い棚釣りを楽しんでいるのです。

 

ここ1週間で気温も水温も上がり、どんどん海も春めいた状況になってきています。

そんな中、おチヌ様も上層でも釣れ出しているようです。

 

そのシーズンに応じた釣り方で今年も落とし込み釣りを楽しみます。

 

皆さんは、この時期、どんな餌でおチヌ様釣りしますか??

そろそろわかめやいやいの季節ですね\(^o^)/