【ハイパー前打ち】後編 初挑戦でワクワクも極寒。繊細な前アタリからのラインツツツは寒さも吹き飛ぶ興奮。否やっぱり寒いです

 

このブログは後編になりますので前編を読んでない方は下記リンクからどうぞ

 

今回はハイパー前打ち(超前打ち)新しい釣り方に釣行前からワクワクがとまりません! しかし 前日に比べて少し冬型の気圧配置も緩んで、風もマシになるとは言え 真冬ですから(笑) しかも今回はハイパー前打ちに特化した釣り場で風裏とか関係無しの風当たり抜群のポイントなので、 極寒必至ですな それではどうぞ ハイパー前打ち(超前打ち)について初めての釣りなので先ずは釣行前に予習として、色々と調べて勉強してみました。どんな釣り?この釣り方は前打ち同様名古屋発祥の釣法で前打ちよりもっ...

 

前編では、やっとの事でハイパー前打ちで初の1枚目を釣り上げる事が出来ました。

(キビレさんやけど)

 

そして午後からはどうなったんでしょうか??

 

時折日が差すも、風も強くなったり弱くなったり、遠くは厚い雲が…

 

さ、さ、寒い

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

 

 

それではどうぞ

 

昼食をとりながら作戦会議!?

昼食をとりながら作戦会議をしま・・・

せん。寒いから。

 

マスターが食後に、やはりいつもの様に暖かいコーヒーを入れてくれます。

 

やっと落ち着いたところでどうやったら釣れるかみんなで考えます。

 

もっとアタリあってもええねんけどなぁ・・

兄貴が言います。

 

そこで私は前日の余りのマストアイテム青コガネを取り出します(笑)

ハイパー前打ちでは青コガネはあまり使わないとの事ですが、基本はシャローな前打ちの延長線上にこのハイパーがあるので、可能性を求めて使ってみようという事になりました。

 

寒いぜ

午後の部ハイパー開始

マストアイテム青コガネでハイパーをやってみる

 

しかし、餌を青コガネに変えたのは良いが軽くて仕掛けが上手く遠くまで飛びません。

 

再び重めのガン玉4Bを付け

振りかぶって

 

投げます!!

 

ビューン!!

勢いよく青コガネが飛んでいきます(笑)

 

がっつり飛んで30m程先へ落ちました。

しかも、青コガネは丈夫なのでちょっとやそっとでは外れません(;^_^A

 

 

他の人が投げるのだけ見てたら、もうブッコミ釣りやな

いや、ブッコミ釣りより投げてるか(笑)

 

そして潮も緩んでいるのと、ガン玉の重みもあり、しっかりと着底が把握できます。

 

しかし、青コガネという餌を使う時点でハイパー前打ち論からは外れるのかな?

とか思いながらも前打ちの延長線上という意識で頑張ります。

 

そして午前から引き続き濁りも入って雰囲気は抜群。

 

寒いけど。。。

 

しかしここで疑問が生まれます、

ただ単に遠くへ仕掛けを送り込んでるけど狙いどころはどこやねん!?

 

兄貴は出来るだけ前へ送り込んで軽い錘で釣っているとの事。

私は、青コガネという餌を餌を遠くに送り込む為に重めのガン玉を付けてるので同じような事は出来ない。

兄貴の釣り方とは違う、わたしは私自身の出来る違う釣り方をしなければ。

兄貴が上げたらその時はそれを真似ればEではないか!?

 

そして考えます。

 

シャローの前打ちの延長線上と考えたら

仕掛けを馴染ませてステイそしてアタリが無ければ、少し手前に戻しステイ。

手前に戻す時はリールでそのまま巻き取るのではなく、竿を使って手前に引き、その引いて弛んだラインを巻きとりまたステイ。

この時はもちろん潮や風に引っ張られラインにテンションが掛かり過ぎないように注意。さらに仕掛けを手前に引く時は竿に伝わる感覚で餌を送り込んでいる所の地形を考え、思い浮かべ、そして極力

 

何かある所でステイさせます。

 

それを繰り返しながら手前に仕掛けを寄せていき、また移動して投げて同じ事を繰り返します。

 

この時注意するのが、

仕掛けを送り込み仕掛けを馴染ませていくと、全ての場所がそうではないですが、さらに沖に引っ張られる場所があります。

 

これは言葉で書くと、まずしかけを投げて着水させます。そして着底するまではある程度ラインが引っ張られるような感じで落ちていき、いざ着底するとラインがふわっと撓む事で認識するのですが、その引っ張られる場所はふわっとせず、さらに沖へ沖へと引っ張る感じになります。

これは到達する場所によって違いますが、沖に引っ張られる事もあるし、左右に持って行かれる事もあるし、何もない時もあります。

 

そう、これが以前考察ブログで書いた離岸流に通じる事ではないのでしょうか?

 

久しぶりの考察記事。この記事あんまり人気ないんですよねー文章ばっかりやし(笑)独断と偏見で書いているし。 まぁいっか。備忘録的な感じで書きます。  今まで、冬の釣り場は水温が比較的安定している所を探して釣行していましたが、実際その釣り場でどういった場所を狙えば良いのか?を考えてみました。 今回はシャローなテトラ帯に絞って狙い目を考えてみました。  恐らくほぼ間違った考え方をしてるかもなので、華麗にスルーしてください(笑)色々なロジックの一つとして受け止めて頂けたら嬉しいで...

 

しかし、これは前打ちでの考えであって、ハイパー前打ちでこれを考えるのではまた違うのでしょうか??

 

 

この離岸流の先には何があるのかを考えると‥‥

 

ふふふ

 

とにかくその沖へと持って行かれる様な場所を意識して仕掛けを少しずつ手前に引いて行く事によっておチヌ様をゲットする確率が上がるのではないだろうかと考えました。

 

そしてその引っ張りがある場所は手前の潮が寄れている所でもアタルのではないでしょうか?

 

そんな事を黙々と考えながら投げてはステイさせ、手前に仕掛けを引き、を繰り返します。

 

もう、ハイパーなのか、前打ちなのか、よくわからなくなってきました(;’∀’)

 

 

うぅう。また陰湿なブログになってきた(´;ω;`)

 

頭の中にある言葉を文章に落としたらこんな感じになってしまう。

 

はっ!Σ(゚□゚;)

私が陰湿やからかwww

 

閑話休題(;^_^A

 

状況を整理すると

潮は緩んで風も緩んできた。

そして兄貴はカメジャコ、マスターと私は青コガネを使っている。

探り方もそれぞれ違う。

 

そして誰かが釣れればそれを真似すればEじゃん

そんな感じで行きます(笑)

仕切り直し。

 

上記の事を踏まえて、気持ち新たに探り始めます。

しかしなんやら雲行きが怪しくなってきます。気温も少し下がって来たようにも感じます。

 

だが私の中で狙い目は決まった。

後はそれぞれで繰り返し探り続ける事。

そう思いながら、幾度となくその沖で潮が引っ張るような所を探ります。

 

しかしアタリがなかなかありません。

どうすればよいのか?

どうしようもないやん。

心も折れかけます(笑)

 

そして・・・

 

それでも探り続けるが、それ以上に寒さに負けて何故か眠気が訪れます・・

 

投げて、仕掛けを馴染ませステイ。アタリが無ければ竿を使い少しずつ手前に仕掛けを寄せ、何かある場所でまたステイさせアタリを待ちます。

 

単調な作業にどんどんと瞼が落ちてきます。

しかし、そんな状況でもしっかりと水面から穂先までのラインを面でとらえながら集中します。(ほんまかいな)

 

そして薄れゆく意識の中(笑)

 

ツッ

ふと、潮の引き込みに対してラインの動きに違和感を感じます!!

 

なんや!

一気に目が覚めます。

 

すかさずフェンスに腕を置きながら、だらんとした体制で持っていた竿をしっかりと持ち直し、背筋も伸ばし。集中します。(早口)

 

投げて馴染ませて、2回ほど手前に寄せてステイしたくらいの場所、そこでラインが潮の引きとは逆方向にまたツツッとわずかに動きます。(うほぅ)

 

そして竿を前に出して少しラインを送り込みます。

 

ツツツツッ

動いた!

と思うや否や

ギュイーン!!

 

一気に走り出します!!

竿を立て、巻き取れるだけラインを巻きとり、おチヌ様の重みを感じます!

それと同時にラインが風の影響を受けギューンと唸り声をあげます。

ぎゅlるぐりぎゅるいッ

おチヌ様は縦横無尽に、いやシャローなんで縦はないから

ちょっと縦と横前後無尽にえげつない引きを見せます!

 

なんじゃこりゃ!!めっちゃひくやないかい~

 

そういえば兄貴もこういう所のチヌはよう引く言うてたなぁ!!

 

そして少しずつ少しずつではありますが手前におチヌ様(キビレさんじゃない事を願いながら)を寄せながら浮かせて空気を吸わせようとします。

 

が、なかなか上に上がってきません。

浅いはずやのに・・・・

うわ!なんかデカいの掛かってる!!

後ろからギャラリーの声が聞こえます(笑)

ぷぷっプレッシャー(汗)

 

それでも何とか手前におチヌ様を寄せ浮いてきたのを確認すると

 

おチヌ様やー!!しかもデカい~!!

 

チヌや!!チヌ掛かってるww

ギャラリーの声も聞こえます(笑)

 

おチヌ様と確認し嬉しさも倍増。そしてタモをシュシュルッシュと出しておチヌ様を掬おうとしたら、、

 

タモ網水面に半分しか入れへんやないかーいい!!

 

そうこの日は大潮。そしてその干潮(-15cm)直後で水面は通常よりもかなり低くタモ入れかなり大変な状況です(笑)

は、恥ずかしい

(/ω\)

 

ここでカッコ良さで使っている30cm枠のタモ枠が仇となりました(笑)

 

おチヌ様も最後の力を振り絞り暴れ、タモの柄にラインが絡んで危ない状況ながらもなんとか掬う事ができ、上がってきたのは

 


48cmの立派なおチヌ様!!

 

しかしえらい所に鈎掛かりしとるな(-_-;)

 

いや、まぁ、でも

 

うれしー\(^o^)/

 

初めてのハイパー前打ちで初めてのおチヌ様。しかも良型。そして自身で考えた狙い方でしっかりと釣り上げる事が出来ました。(寝かけてたけど)

 

もう。感無量です!!

 

そして近くで見ていた釣り帰りの老夫婦も、テンションが上がってます(笑)

この夫婦は釣りに来たものの釣れず、帰りかけていたところ、この状況に遭遇したそうです。

 

このおチヌ様いります?

 

と問いかけたところ、喜んでいります!と言われお持ち帰りいただきました。。

 

 

やっぱ40cm枠やなww

 

それから

 

釣ってテンションが上がったのは良いですが、

一気に風も強くなり雪まで降ってきました。

 


マスターの哀愁漂う背中にも雪が積もります。。。

マスターはおそらくキ●タ●が

キューッてなってるはず・・・

 

寒いからなってるのかな???

 

いや、私もまだまだ頑張らないと。1枚だけならラッキーゲットになってしまう。

もう一枚釣って、実証しないと。

 

という事で、再び投げては探りを繰り返します。

風は強くなってきたし、吹雪いてるし、またもや修行の様な釣りになってきてます。

 

そして再び

以前、同じような天候の時に前打ちした時、なんとなくおチヌ様をゲットする事が出来た場所で何回もアタリがあった事を思い出します。

 

おチヌ様が居るという事は他のおチヌ様もなんらかの理由で近くに居てる可能性が高いと予想します。

それが前回の考察で書いたような理由なのか、一定の場所だけ水温が安定しているのか、、、

 

とにかく急に寒くなった時はある特定の場所でガンガン釣れるとも聞いた事があります。

 

そういえばこの前キビレがめっちゃ釣れた時も同じような場所でアタリめっちゃあったなぁ。。

やっぱり何か理由があるんやな。(キビレの話かいっ)

 

そう思いながら、先ほどおチヌ様をゲットした場所前後で30m位の範囲を何度も探ります。

そしてその釣り上げた場所は少し手前で掛けたから、その場所に直接仕掛けを投入してステイさせるもアタリが無い

 

やはり前から少しずつ手前に寄せてこないとだめなのか??

そう考え、手返しは悪くなるがその分じっくりと攻めます。

 

するとそれが功を奏したのか

 


続けて2枚目をゲットします。

今度はしっかりとラインの動きを最初から集中して見ていたので、しっかりとカンヌキにフッキングさせる事ができました。

 

 

 

これで今日はパターンはまったのか!?

 

そして短時間で天気も回復し、風もなくなり探り易くなりました。

あの修行の様な吹雪が嘘のような晴天です。

 

その後も近い場所で

 


 

パターンはまっちゃいました!?

 

それを見た兄貴が、

やっぱり今日は青コガネなんか・・・

 

と言い、カメジャコから餌を青コガネに変更して狙い始めて数十分

 


見事におチヌ様をゲットされました。

 

餌でこんなにちゃうんや。

そう思い知らされる瞬間でした。

 

 

その後少し探るも

閉園時間が17時の為、16時半には納竿となり本日の修行を終えました。

 

まとめ

ハイパー前打ちについて思った事

それは

 

かなり繊細な釣り

という事でした。

ラインが通常よりも長く出ている為(あたりまえ)

アタリを取るにしても、それが風なのか、潮なのか、それともおチヌ様のアタリなのか、、、

そしてそれを見分けるにはどうすれば良いのか、ラインを張れば良いのか、しかし、ラインを張り過ぎるとおチヌ様は違和感を感じすぐに吐き出してしまい、乗らない。

アタリはあるが掛けれない状態になるし、、、

 

ラインをふけさせ過ぎてもアタリか潮か分からなくなるし、

 

そしていざアタリがあっても、ガッツリすぐに食ってくれればよいですが、それもあまりなく、食いもシビアで、しっかりと食わせないとダメなので全てに集中しておかなければなりません。

 

色々な事を考えると、私自身がいわゆる「ハイパー前打ち」が出来ていたのか!?でさえ分からなくなります。

 

今回私がやった釣り方は、シャローなテトラでの前打ちの距離が長くなった版といえば分かり易いでしょうか、

 

とにかく仕掛けを馴染ませてステイ。手前に寄せてステイ。それを離岸流らしき流れがある場所近辺を集中して狙いました。

 

結果おチヌ様をゲットしましたが、1回やっただけではまだまだ分からない事が沢山ある釣り方だと思いました。

そしてこれを行ってしまえば本末転倒な事ですが

そもそもハイパー前打ちが出来ていたのかもわかりません。

 

もっと勉強し釣行します。

厳寒期の餌について

まず厳寒期のおチヌ様に口を使わせるには硬い餌よりも柔らかい餌が好まれるのではないかと経験上思いました。

次に臭い。そして大きさ。動き。

 

特に思うのが、比較的大きい餌の方がこの時期、餌が少ないという状況の中でのかなりのアピールになるのではないかと思います。

餌が少ない今の時期、シャローに居てるおチヌ様は餌を探しているはずですから、その餌を物理的に見つけやすくしてあげる(大きい餌を使う)事でおチヌ様が食ってくる確率があがるのではないでしょうか。

 

それを踏まえると比較的大き目の餌の部類としてカメジャコも含まれると思います。それに臭いもあるので、今の時期には持って来いの特効餌になりうるのかなと思いました。

しかし、今回の釣りで青コガネが当たり餌だった理由を考えると、その大きさ、臭いに加えて、動きが加わって結果おチヌ様にとってはかなりのアピールとなったのではないでしょうか?

 

そういえば青コガネもそれ自体が小さいやつやったら2,3匹房掛けするとも聞いた事あるなー。

 

しかし、餌でこれほどアタリが違うのを目の当たりにして、おチヌ様攻略は奥が深いとより思う様になりました。

 

楽しみが増えたとも言います(笑)

 

本日使用のタックル

 

竿         BJ MS-42UMテレガイド仕様

リール   シマノ リール 16 ストラディックCI4+ C2000S

ライン  クレハ(KUREHA) ライン シーガー リアルサスペンド磯 150m 1.5号

ハリス  東レ(TORAY) ハリス トヨフロン スーパーLハード 50m 1.5号 ナチュラル

2.0号

鈎    がまかつ(Gamakatsu) 伊勢尼(黒) 6号

餌    カメジャコ 青コガネ

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

 

 

マスターコーヒーご馳走様でした。