三度目の正直 de テトラ釣行 過信は禁物初心に戻り丁寧に落とす事がどんな状況でも釣果を上げる秘訣。
先日の釣行で「お手上げくん」に昇格し、さらに後日「お、お手上げくん」にランクアップしたワタクシローレルは、テトラに対する一抹の不安が大きくならない様初心に戻り更にテトラ釣行してきました。
まず、最近のテトラ釣行を振り返ると、11月3日に秋爆テトラを経験し、その後の日曜日、そして平日に2回テトラ釣行しましたが、私。両日ともボーズ。
その私ボーズの日は同釣行者はしっかりと釣果を上げている。
周りが釣れているのに私だけ釣れない。
日曜日のテトラの敗因は、3日の秋爆までの調子の良さがあったので、釣れないのは時合いだの、夕方に期待だの、自身のせいではなく他の何かのせいにして自身の浅はかさを認めなかった事。
そう、その時同釣行した兄貴はより丁寧に餌を送りこみ、K.Kさんは自身の姿がおチヌ様から見えにくいテトラの後ろへ餌を送りこみ、と、その状況に合わせて釣り方を変えて釣果を上げていました。
私はというと、今まで比較的簡単に釣れていた時の落とし方となんら変える事無く落とし、さらには以前釣れていた場所にこだわりすぎた。という残念なやり方でした。
この結果、twitterの名前は「お手上げくん」になり
そして、平日の釣行は短時間でさらにスケスケで渋いながらも一瞬潮が濁りその時に時合いがあり、掛けはするもののバラシ。そして強風。
これで、「お」がもう一つ付き「お、お手上げくん」になりました。
そして今回「お」がさらに増え、テトラスランプに陥るのか、はたまた「お」が一つ減り感覚を取り戻すのか、、、三度目の正直釣行行ってまいりました。
それではどうぞ。
大阪湾奥テトラ
午前の部はスコーンバコーンドキュンドキュン
そして餌は黒いダイヤモンドと黒いジルコニア。釣り場のテトラを見ると黒いジルコニアがびっしり付いている所も。
そして、潮は相変わらずというか、もうスッケスケのスケベ潮(笑)。風もほとんどなく日向ぼっこにはバッチリ!
しかし、兄貴曰く潮目が入り乱れて、それがしばらくすると際によって来るだろうという事と、今は満潮からの下げで潮の動きとしてはよさげな感じ。
私は余裕の二人とは違い、とにかく早く釣りたいという気持ちで誰よりも早く準備して早速落とし始めます。
いつものようにこ慣れた感で落とすのではなく、
初心に戻りより丁寧に仕掛けを落として行きます。
まず、狙いたい穴を見定め、それよりも潮上に仕掛けを半分ほど馴染ませて潮の流れと竿捌きでゆっくりと狙いどころに送り込みます。
開始早々にビビンッとアタリがでてうりゃっ!と合わせて
スコーンバコーンドキュンドキュンのバラシ2連発。
お、これはいけるんじゃね!?
そしてその後もアタリは続き、兄貴、K.Kさんもサイズは出ないものの釣り上げます。
私ももうすぐだ。。そう思いながら落として行きますが、アタリはあるものの乗らない。乗ってもすぐバレる。の繰り返し。
バレる!?
小さいからか!?
いや、合わせるタイミングが早いのか!?
いや、食いが浅いのか!?
どうやったらしっかりフッキング出来るか考えながらも丁寧に意識して仕掛けを落として行きます。
そしてさらにアタリがあって少し待ってから合わせるが掛かってビクビクッと竿に振動が伝わり、竿を持ち上げるタイミングでスポンッとバラシ( ;∀;)
その後もアタリはボチボチあるものの掛ける事ができず干潮になりアタリも無くなり、一旦休憩となりました。
キューってなるぅ。。。。
午後の部開始
休憩の時に兄貴やK.Kさんに、前の実績ポイントの所ばっかり狙いすぎちゃうかぁ!?と言われ、もっと釣り場全体を見て今までの実績ポイントではなく、この日にアタリがある所、そして二人が釣り上げた場所を狙い探って行きます。
釣られへんねんやったら、そのタモ枠捨ててまえぇ~なぁK.Kさん。
K.Kさんを巻き込んで、兄貴に煽られます(笑)
しかし、午前中とは違い、アタリ激減。その中でもあるアタリに意識を集中して合わせるタイミングを見計らいます。
合わせるタイミングが分からなくなってきたので兄貴に聞いてみると、そのタイミングは最初のアタリで合わせるのが良い時もあるし、その日その日で違う。との事。
今回のアタリ合わせタイミングは何時なんだろうか。
アタリがあるたび、色々と試行錯誤しながら合わせを入れます。
しかし、兄貴に聞くも午後からは渋く、、K.Kさんに聞くも午後からは渋く、、
私自身に聞くも午後からは渋く、、、
少ないアタリを掛けるものの
さらにバラシ追加(笑)
しかし16時を過ぎた頃から先端の方でアタリが出始めます。
しかし乗らず、苦虫を噛み潰したような顔をしながらも掛けてまたバラシ。
計5バラシ乙orz
あかーん!このままやったら「おばらしくん」になってまうぅ~
そして日没前ギリギリの16時45分にさらに我慢して溜めたのにまたもやバラシ追加!!
「ぐわぁっ!どないやねーん!!」
たまらず一人で大声で叫んでしまいました!!!
バラシ計6
ほんまどないやねん・・・
日没もすぎ辺りもどんどん暗くなっていきます。
あかーん!おばらしくんになるぅ・・・
キ●タ●がキューッとなりますが、アタリは出てる。
何としても1枚上げないと。
ラインをなんとか目視できるギリギリの明るさ。気持ちは焦りますが、仕掛けは忘れず丁寧に落として行きます。
そして、落とした餌がテトラに乗った瞬間でしょうか、ラインがプルプルしてSMTの穂先が小刻みに揺れてます。
北!
あかん。がまんやがまんや。餌をしっかり口に含ませて餌を噛む(イメージ(笑))の所で
パコーン!!
手首のスナップを効かせて合わせます
乗ったどー!!
近くにてる兄貴がニヤニヤしながらやり取りを見てます(笑)
テトラから引きずり出し上がってきたおチヌ様を見るとおチビさん。
しかし、久しぶりの感覚に興奮します。
めっちゃ引くぅ。。(ほんまはそこまででもないけど)
すこし緊張しながらタモ入れしてゲット!
1日やって、やっとおチビさん。
とりあえず釣れてよかった(;_;) pic.twitter.com/qUiPyxu8Es— ローレル@お手上げ君(:3 」∠)_ (@piryofu) 2016年11月13日
がまんしてがまんしてやっと釣り上げたおチヌ様は小さくても
めっちゃ嬉しい(*´▽`*)
30cmのタモ枠を超える位のおチビさん。
twitterにアップする為に写真を撮ってると、その姿を兄貴がパシャリ。
「なぁ。嬉しい?嬉しい?」
兄貴が私に問いかけます(笑)
「えぇ。めっちゃ嬉しいっス!!」
「まぁ、1枚釣れてよかったやん」
最後の最後で釣れた1枚のおかげで、今日バラシた意味を少し理解する事ができ、さらに初心に戻り落とす事が出来たので、よかったです。
そして、「お、お手上げくん」から「お手上げくん」になる事が出来ました。
最後に1枚釣れて分かった事
今回は全体的におチビさんが多く、その中でSMTでは前アタリが顕著にでるのですが、サイズが小さいため突いているだけの時も多く、そのアタリで直ぐに合わせてはダメ。しかし、手元にアタリが伝わってからでは遅すぎる。そしてその間でも早い。という事は手元に伝わるギリギリ手前での合わせが良かったのだと思いました。しかし、サイズが小さく、なかなかフッキングさせる事が出来なかったのと、フッキングしても甘く追い合わせをしなければならなかった事を早く気づけば釣果は変わってた事。
そしてシビアな状況でもおチヌ様の状況を想像し、丁寧に餌を送りこむ事によってアタリが出る事。
釣り場の状況は良い時、悪い時色々ありますが、常に自身が出来る最大限の丁寧な落とし方をする事によって、釣果を上げる確率が常に上がる事。
本当に色々と分かりました。
釣れてなかったらどうなってたんだろう・・・という不安もありますが。。
テトラでの落とし方再記
以前のブログでも書いた事ありますが、
まず狙う場所より少し潮上に餌を落とし、ハリス半分くらいをまず馴染ませ、潮の引き込みを探りながらゆーっくりと落として行きます。
という文面がありますが、じゃぁなぜ少し潮上から餌を落として送りこんで行くのでしょうか?
図1
図2
相変わらず汚い図ですが(しかもちょっと破れてるし)、図1の①より餌を投入し、②の位置まで潮の流れと竿捌きで馴染ませながら餌を持って行きます。そうする事により狙う穴に到達する時にはしっかりと餌が馴染み、その奥の本来狙うべき穴の奥へと導く潮の引きを感じ取る事が出来ます。
しかし、狙う穴の真上から落とすと図2の③から④へと本来狙うべき穴以外の上層の小穴へと引き込む潮に流されてしまう事が多々起こります。実際にその穴にもおチヌ様は居てるところではありますが、
これもさらに以前に書いたブログ記事
にもあるようにおチヌ様はハイブリットでより強い潮を引き寄せる穴には大きなおチヌ様が潜んでいるのです。
そして潮上から餌を馴染ませて落として行く事には更に意味があります。
潮が透けていたり、その他の理由でおチヌ様の警戒心が強い時。
人の姿を見ただけで逃げてしまう時、更には餌を落としただけでその音で逃げてしまう時。
色々なシビアな状況下でも潮上から餌を投入する事によって、真上から落とすよりもおチヌ様の警戒心を煽る事なく餌を狙いの穴に送り込んで行く事ができ、食わせる事が可能となります。
K.Kさんがテトラの裏に落として釣果が出た。
という事も同じ理由で警戒心を煽る事無くおチヌ様に餌を食わせる事が出来る一つの技だと思います。
ここに一つのポイントが見えてきます。
常におチヌ様は警戒心があるという前提で、しっかりと丁寧に餌を落として行く事を意識する事によって周りが釣れなくても、自分だけ釣れたり
周りは2,3枚しか釣れていないのに自分だけ10枚釣れたり、
そして、周りもどんどん釣れてて自身もどんどん釣れてる時は活性が高いと判断し、そこまでシビアにならずどんどん餌を送りこんで行った方が手返しが良く、より釣果を上げる事が出来たり、、
とどんな状況でも有利に物事を運べるようになると思います。
(もちろんこの潮上から落とすという事だけでなく、そのほかの方法で釣り上げる確率を上げる方法もたくさんありますが今回は落とすと言う事だけに焦点を絞ってます。)
もちろん何をやってもダメな時はありますが、シビアな時ほどその差が顕著にでるのだと思います。
その為にはまず、自身が最大限できる丁寧な落とし方をする事がとても重要になってきます。
今回の釣行でも午後からはからに厳しい状況になりより丁寧な落とし方が要求されました。
それを辛いけど集中してやる事が出来たおかげでなんとか1枚ゲットする事が出来ました。上手い人はもっと釣ってたんでしょうが。。。
兄貴、K.Kさん、湾岸さん、そして周りのいわゆる「上手い」方たちは口をそろえて言います。
「釣れる時は誰でも釣れるねん。その中で周りより釣ろうと思ったら、それは技術と練習や」
あれ?みんなそんな事ほんまにいってたかな(笑)
まとめ
落とし込みはロジックの塊
落とし込み釣り(総称)はその場面に応じた餌、そしてそれに使う鈎、錘のつけ方、ハリスの太さ、ライン、竿からリール、立ち位置、仕掛けの落とし方、全てに意味があり、その色々なロジックの塊でおチヌ様を釣る確率を上げるものだと思います。私が書いた事が正解でもないし、不正解でもないです。それぞれ人によってそのロジックは違います。
兄貴にも言われました。型に嵌った釣り方をするのではなく、これがダメという事は無いのでどんどん色々な方法を試して行く事が大切だど。
そんな私はいつも型に嵌った釣り方をしており、常に反省してます。
せっかく周りに上手い人たちが居てるのだからもっともっと色々方の釣りを見、勉強し、参考にしていきたいと思います。
今回使用のタックル
テトラ
竿 ダイワ(Daiwa) ロッド ブラックジャックスナイパーSMT T-52UM
道糸 東レ(TORAY) ライン 銀鱗スーパーストロングアイサイト 150m 4号 ライトグリーン
ハリス 東レ(TORAY) ハリス トヨフロン スーパーLハード 50m 3号 ナチュラル
餌 黒いジルコニア