パイプ虫を餌にヘチ釣りで深い棚のおチヌ様を狙う(パイプ虫の取り方解説あり)

2022年3月29日

三寒四温の2月下旬。

落とし込み釣りは厳しい日が続きますね。

そんな中、パイプを餌に

ちらほらおチヌ様の顔を見ることができると言うことで

場所は色々迷った挙句、

神戸沖堤防へと行ってきました。

2022年3月の記事はこちら

 

チヌの特効餌のパイプ虫

神戸へ向かう途中、

まずは餌となるパイプをゲットします。

 

このパイプゲットスポットは前日に調査に行った場所で

パイプがついているかしっかりと確認していましたので、

暗がりの中でもきっちりとゲットすることができました。

 

 

パイプ虫?

 

白い管の中に、オレンジ色の虫が入った、完璧に付着している生き物です。

他の餌を取ろうと岸壁をガリガリやっていたら、フジツボやイガイに混ざって

パイプのカスみたいなのを見た事ある方もおられると思います。

チヌの落とし込みをここ数年で始めた方には馴染みの無い餌で、

実際に見たことも使ったことも無い方も多くいてると思います。

 

私自身、落とし込み釣り歴5年生ですが、一昨年くらいにパイプが豊作だった時、

この時期に箱箱釣れた覚えがあります。しかし、それまでは一切見たことも触った事もなく

 

どちらかと言えば、幻に近い存在のでした。

しかし、諸先輩方に聴いてみると

私が落とし込み釣りを始める何年か前までは

普段私たちが行く釣り場に普通に付いている餌で、特別でもなんでもなかったそうです。

さらに、

棚から底釣りまで幅広くカバーできる餌として

この時期の特効餌と言われてたそうです。

しかし、それ以降どんな理由で、何が原因でなのかはわかりませんが、

パイプというものが簡単取れなくなったそうです。

 

まぁ、パイプが無くとも、頼らなくともこの時期に釣果がそれなりに出ていましたので、

無理して探すこともなかったのですが、今シーズンは稀に見る厳しさで

縋る思いでパイプに頼ることにしました笑

 

ちなみに昨年湾奥の南向きの岸壁、一昨年は南よりの場所に、いずれも特定の場所ではありましたが、

そこそこパイプが豊作でしたが、パイプで無くともそれなりに釣れていました。

((((;゚Д゚)))))))

パイプならもっと釣れていたのかもしれませんがσ^_^;

 

※パイプ虫が生物的になんなのか?は色んなサイトで紹介されていますので、ここでは割愛します。

 

そんなパイプ虫

釣れない今シーズン。落とし込み界隈がざわざわしてるけど、

どこに付いてるねん??そう思っている落とし込み初心者、脱初心者の方も多いと思います。

はたまた、餌を探すことがめんどくさくなった、熟練落とし込み師の方もそう思っているかもしれません。

 

落とし込み釣りをある程度長くやっていると、

繋がりが出来て、その繋がりの中の誰かがパイプの在処を知っているのですが、

今年は稀に見る落とし込み不良のシーズンで寒さも手伝って、

釣りに出かける人も少ないように思えます。

 

特に知り合いもいなく、単独で落とし込み釣りをしている人もどこをどう探して良いか

分からないと思います。

 

そんなパイプ虫の取り方

単刀直入に。

  • それなりに水深のある湾奥、または湾奥寄り。
  • 少し深め(2ヒロ〜)
  • その水深かつ何か変化のあるところ(角やら段やらハングやらつなぎ目やら)
  • ある程度まとまって付いているので、1度だけやるのではなく1〜2m間隔で何度か探る。

※もちろん、この限りではないのは言うまでもありません

 

あとは、その年によって違うかと思いますが、

場所が変われど同じ向きに付いていることが多かったです(経験上)

場所Aで南面にパイプが付いていたとしたら、その近くの場所Bでも同じ南面みたいな感じ。

 

 

肝心の具体的な場所は。。。。

ご自身で頑張って探してみてくださいませ(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

 

餌をかくのに使っている道具はヤマワさんのパワフルイガイ取りとOGKの太くて強い玉の柄のセットです。

 

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パイプ虫の殻(白い部分)は他の餌に比べて比較的硬いもので、岸壁などにしっかりとついている場合も多いので、

 

強度のあるものが良いです。

上記以外のその他、似たような餌を取る道具がありますが、

すぐに壊れてしまう確率が高くなります。(経験上)

このパイプを採取するに当たって、それ専用の道具をワンオフで作っておられる強者もおられます。

 

それくらい、強度のある道具が良いと思われます。

餌を取るくらいだからと、私自身も最初は安いもので代用していましたが、

結局壊してしまい、上記のセットを買う羽目になりました。

 

具体的な餌のある場所などはもちろん公開できませんが、

普段から時間があれば、色んな場所を餌かきを持って、かいてみることをオススメします。

そうしているうちに、どんな場所にどういったものが付着するのかがわかってきて

自分だけの餌場を見つけることができます。

その場所はなんとなく同じ時期に同じ様な餌が着くことが多いので

そのシーズンになったら比較的労せず餌を見つけることができるのです。

 

※ちなみに、パイプは少し深めのところについていることが多いのですが、

その際、太くて強い玉の柄の中に空気が入ってしまい、取りにくいこともあるので、

しっかりと玉の柄の中の空気を抜いてやることが重要です。

 

そんなことをするのが面倒だ、そんな時間がない。

と思う方はおそらく、落とし込み釣りに向いてません。

今は、なんとかやり過ごせるかもしれませんが、

将来、それがネックになって、おそらく落とし込み釣り自体をやめてしまうかもしれませんよ。

 

餌場の調査、餌場の確保、と言うものは、落とし込み釣りにおいて、

それくらい重要だと思います。

むしろ落とし込み釣りのメインは餌場の確保と言っても良いくらいです。

 

そんなパイプ虫の付け方

諸先輩方の付け方の中での定番として

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ダイヤモンドテーパーなどを使ってパイプに穴を開け、

そこに針を通し、輪ゴムを小さく切ったものを針に刺し、パイプが外れないように固定する方法があります。

 

もしくは、フジツボやロレツボの時の様に

小さめの絡まないゴムなどをパイプに巻き、そのゴムに針を引っ掛ける方法。

 

更にマル秘極秘法として

※これはすぐに消すかも

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こういった、ニット用の伸縮性のある糸をパイプにぐるぐる巻きにして、

それに針を掛ける方法などがあります。

このニット用の糸は結ばなくても、ほどけないので手返しも楽で

安楽便です( ̄ー ̄)

私はもっぱらこの方法でパイプをつけています。

これだと、柔らかいパイプでも崩れることなく付けることが出来ます。

また、針掛かりも良いです。

私がパイオニアでは無いので期間限定公開にします。

 

いずれの付け方にしても、針にオレンジの虫をつける事をオススメします。

活性の高い時は虫をつけなくても食ってくる事もありますが、

パイプ虫と言えばオレンジの虫がそのグロさと強烈な匂いでおチヌ様を引き寄せてくれると思っても言い過ぎではありません

 

本当にめっちゃ臭いです笑

 

それを踏まえた上で、出来るだけ手返しを良くする方法として

ここだけの話、

絡まないゴムで止めたフジツボを針に付け、

それにパイプ虫の虫だけをつけるハイブリッド楽々釣法と言うものもあります。

この方法で数年前に箱箱を味わったことがあります。

 

これはパイオニアは誰なのかは存じ上げませんが、

誰にも聞かず、自身で編み出したのでこれはそのままアップしておきます笑

 

そんなパイプを餌にヘチ釣りで深棚にいてるおチヌ様を狙う

※今回の釣行での釣果が乏しかったため説明が長くなりましたが、ここからが本編ですww

 

そんなパイプで深い棚のおチヌ様を狙う為のタックル

底や深い棚での釣りでは感度が重要と考え、

タックルは

竿 メタルチューンヘチF300

に、PE黒鯛工房のハイブリットヘチ、、、、

 

を準備していたのに、、

すっかり忘れて、今回のラインはヘチフロロ

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皆さん、色々うんちくはあると思いますが、

私は単純に

棚が深い=アタリがボケる

ので感度の良く、おチヌ様に違和感を感じさせにくいメタルチューンの竿。

棚が深い=水圧、出るラインが長い

ので、感度も良く、しっかりと合わせが効く伸びのないPE

だと考えただけなんですけどねσ^_^;

 

この日は上記タックルで、おチヌ様を狙います。

実釣

気合い入れて赤灯台(西端)から期待値の高い白灯台(東端)方面へと向かいます

※片道約4.5km

慣れない深い棚での釣り。

往。。。。白灯台手前で微妙なアタリのみ

復。。。。半分くらいまで戻ってきたものの、心も折れかけ諦めそうになったその時。

 

 

 

なんとかおチヌ様の顔を見ることができました。

 

 

 

 

 

まとめ

※以下文字ばかりなので注意w

深い棚でシビアだとは予想していましたが、

予定では、もう少しアタリもあって、もう少し釣れるかと思ってました。

 

しかし、現実はそう甘くはなかったです((((;゚Д゚)))))))

良い運動にはなりましたが。。。

 

釣果は芳しくなかったとはいえ、神戸の諸先輩方とお会いして、色々為になる話を聞かせていただくことができました。

 

私が落とし込み釣りを始めた2016年前後位からは、

今までの落とし込み釣りのセオリーというものが通用しなくなって来たと言われ始めていました。

 

それは、温暖化の影響なのか?などとも言われていました。

そのセオリーでは無い状況の中、私自身も色々な方に教えてもらいながら

自身でも考え、実釣し、経験しやってきました。

 

そして5年目を迎えた今シーズンの秋以降。

初めてと言って良いくらいの不釣を経験しました。

 

しかしながら、この2月。

昔からのセオリー通りの状況に、もしかしたらなっているかも知れない?!

ということなのです。

 

そのセオリーの状況というのは、

大まかに言えば

この時期(2月)に岸壁には餌となるパイプがついて、そのパイプで釣果がでて(厳しい日はもちろんある)

その流れで、3月の彼岸を過ぎたら春爆乗っ込みボンバイエ(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

パチーンです笑

 

まぁ、実際にはどうなるのかはわかりませんが、

昨年の秋から不釣だったので、とても楽しみです。

 

 

 

おまけ

翌日月曜日は仕事で、火曜日の祝日はムコイチへ行って、朝イチ掛けたのにバラして

ボーズでした(⊙◞౪◟⊙)

 

ちなみにモップちゃんは今年初おチヌ様をゲットしました!!

おめでとう(⌒▽⌒)

 

 

 

しばく(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)