【第8回落とし込み考察】脱初心者必見!おチヌ様の落とし込み釣りのセオリーと自分勝手ルールからの脱却にチャンスがある?!
皆さん年明けてからの初釣行は行かれましたでしょうか?
少し前までは冬には落とし込み釣りでおチヌ様は釣れないと言われていましたが、
盛期に比べるともちろん厳しいのは厳しいのですが、冬でもおチヌ様は釣れるんです。
私は落とし込み釣りに興味をもってから現在(2018年1月現在)で1年9か月になりました。
おかげさまで昨年は釣果にも恵まれ、ありがたいことにこんな私にも
どうやったら釣れますか?とか、どこで釣れますか?等の質問も良く受け、それに対して恐縮ながら答えさせていただく事も多くなりました。
しかし、その質問に対して、私自身の経験を元に出来るだけ分かり易く返信させていただいてはいますが、実際にその答えのまま釣りにいっておチヌ様が釣れるかどうかはわかりません。
そして、その答え、やり方などが、所謂セオリーなのかもわかりません。
それはどういう事かというと、あくまでも私自身が考えてそれに基づいて釣行し、その結果釣果が出ただけなので、
それが一般的に正しいのか間違っているのかも分かりませんし、理解してもらえているのかもわかりません(;^_^A
結局は、良く分からないし、それはセオリーではないし、それで本当に釣れるのだろうか?
と、リスクを感じ、結局は自身の釣り方、場所で釣行される方がほとんどだと思います。
確かに、長年落とし込みをやっている方々は、経験も知識も違うので、自身で理解出来ない事や、自身のセオリーに当てはまらない事はやりません。
それよりも自身の知識と経験を信じて釣る方が「釣れない」と言うリスクが少ないからです。
そう。私たち初心者と違って、自身のセオリーで釣りをする事で釣果を出す事が出来るのです。
そもそもそういった熟練者の方は私になんか質問なんか来ることはもちろんありません(笑)
↑あたりまえ(笑)
しかし、私が思うには、私を含め初心者から脱初心者を目指そうとしている人にとっては
本当にそんな方法、そんな場所で釣れるの?
「良く分からない」
「セオリーでない」
という所にチャンスがあると思います。
初心者にとって、落とし込み釣りに於いて、得る知識の中で良し悪しなのが
セオリーという事なのです。
もちろん、落とし込み釣りに対してのリテラシーを高める為の手段の一つとして、
「落とし込み釣りというものは」という基本的な知識を得る事は必要です。
昔と違って、今はネットで調べればだいたいの情報は手に入れる事が出来ます。
しかし、その情報だけを詰め込むだけ詰め込んで、実践はあまりしない。その結果、
情報だけの知識だけになってしまい、
例えば、ガン玉は出来るだけ軽い方が良い。
リールは回転がなめらかな方がが良い。
餌は貝では釣れない。柔らかい餌が良い。
冬は底狙い。
おチヌ様は越冬の為深場に落ちている
など一般的に落とし込み釣りのセオリーとされるものが吸収され
自身の中での落とし込みに対するセオリーが出来てしまいます
もちろんそれはそれで正しい情報だと思いますし、
それに従って、釣る方もおられます。
そのやり方で釣果が上がるのであれば、それをやるに越したことはありません。
しかし、それで釣れない時どうなるかと言うと、
「なんで釣れへんねん」となってしまいます。
このなんでという言葉は自身のせいではなく、他の何かのせいにしている言葉になります。
自分は教えてもらった通り、セオリー通りにやってる、ブログで書いてある通りにやったのに、釣れない。なんでやねん。と
しかし、ここで他の人よりも釣れる様になる事が出来る人は
セオリーでは通用しないこの状況の中で
どうやったら釣れるのか?を考える人だと思います。
そして、そのセオリー?な情報から言うと真逆とも言える
ヘチ釣りでガン玉の重みでリールを回転させ落とさない。
冬に貝で上層を狙う
凪で潮も動いていないのに思い錘を付けたり
や
風裏を狙う、シャローテトラを狙う
など、
普通?!では考えられない様な所や釣り方でおチヌ様をゲットするのです。
考えられないようなというのは
私たち初心者にとってはもちろん、そして熟練者にとっても
「良く分からない」「普通では理解しがたい」「セオリーでない」という事で
それを実際にやってみようと言う人はごくわずかだと思います。
しかし、私自身が思いつきもしないような方法で釣果を上げるのを何度も目の当たりにしてきました。
風裏で水面もバシャバシャしてなかったら警戒心も高いし釣れないし
貝なんか食って来るわけがない。
テトラなんかの浅場に居てる訳ないし、
そもそもこの時期に釣れる訳がない。
だからやっぱりこの時期は釣りに行かない。
若しくは可能性は低いけど釣れるとしたら底狙いや
そう言って深場の底狙いで落とし込む。
初心者、または脱初心者で自身で経験していないにも関わらず
周りの情報に左右されて構築された
「自分勝手ルール」
に翻弄されてしまっているのです。
ここで言いたいのは、年末の記事にも書いた
落とし込み釣りに対するリテラシーを高めるという事ですが
それにはセオリーを学ぶ事も必要ですし
自身の「自分勝手ルール」ではない事に飛び込んで経験する事でよりそれが高まると思うのですが、
結局そうすることなく、
やっぱり釣れへんわぁ~
と・・・なってしまいます。
それはやはり、自身の中の勝手ルールの中に無い
新しい方法やあり得ない釣り方、場所があったとしても
それを実際にやってみる、そういった釣り場に行って竿を出してみるという事はとても億劫で、手を出しにくい事だからです。
何故かと言うと、それをやったとしても釣れるか分からないし、むしろ釣れないだろうと決めつけてしまいます。
私はそうでした。
理由は
だって、必ず釣れる所で楽して釣りたいから。
そういった人は実際に釣れている事を目の当たりにしてから、若しくはブログや動画等で見て
納得して初めて竿を出そうと思います。
こういう行動で分かる様に
あなたが億劫に感じる事は他の人も同じ様に億劫に感じて手を出せずにいてます。
ここがポイントです。
私のブログではその時、その時のタイミングでリアルタイム釣れている落とし方や、情報。釣れるであろう条件等を発信してきてるのですが(私がそう思っているだけかも)
上手い人達のブログやtwiterやfacebook等のSNSでは、もっと色々なヒント(チャンス)が文章に隠れていると思います。もちろん、釣り場ではリアルにそれが見れます。
私のブログの内容はさておき、自らそれを実践してそのヒント(チャンス)を理解しようとする事が大切なのではないでしょうか?
と言っても実際に理解しようと思えば、おチヌ様に聞いて見ない事には分からないのですが、
竿を出して、セオリーでは釣れない時、その自身のルールには無い釣り方で1日やり通しても良いのでは無いでしょうか。
そうする事によって、そのヒント(チャンス)の良し悪しが分かりますし、一つの経験として知識が増えます。
それを繰り返す事で徐々に自身で考え、そのヒント(チャンス)を元に、こういった方法でこういう場所で落とせばおチヌ様が釣れるのではないだろうか?
という事がなんとなく分かってきます。
そしてその経験から釣れる場所、タイミングを探すのです。
書いている事が真逆になるのかもしれませんが、
釣れている情報を元に、その場所に行く事ももちろんありですし、おチヌ様をゲットする確率が上がるのも確かです。
しかし、それでは二番煎じの行動ばかりで、
結局誰かの情報に頼らなければ釣れないという事になってしまいます。
もちろん初めは、分からない事だらけなので、上手い人の釣り方や場所などを真似る事が一番の上達の秘訣なので、
それを一通りやって行くと必ず上手くなると思います。
そうする事で落とし込み釣りに於ける基本的な技術、知識、経験、リテラシーなどを得る事ができるはずです。
しかし、それ以上。更なる1枚を求めて行く、他の人よりも多く釣りたい。納得のいく釣りがしたい。等
脱初心者を目指すならば、
やはり自身で考え、経験し、その釣り方、場所等
なんていうか、二番煎じではなく、挑戦的に攻めて行く事で、その時その時の落とし込み釣りにおけるパイオニア的な事をやり続けて行く事も良いのではないでしょうか?
表現が難しいのですが、
今までの事をまとめると
上手い人の真似をしつつ、それを元に自身でも考えて釣りをする事が
脱初心者の近道だと思います。
話しは変わりますが、今回年明けの目印イガイ内錘での初釣行
以前からブログで書いていた
冬はヤパシャローテトラと湾奥ストラクチャーやで!
シャローテトラは実践していたものの、湾奥ストラクチャーでカニ餌やコガネ等を使ってやった事はあるのですが、イガイ内錘上層狙いという事はやった事がありませんでした。
しかし、Blackyさんのブログを見るとイガイで上層で釣ってるんです。
私も湾奥ストラクチャーで釣れるとは何度も書いてましたが
この時期にイガイで目印内錘で釣れているという事は私の
「自分勝手ルール」にはなかったんです。
しかし、ここで私が思ったのは上記にも書いた様に
やってみる、飛び込んでみる。
そして、理解しようとする。釣れるという証明をしたい。確認したい。
そうやって試行錯誤する事で、その時釣れなくても実践で知識と経験を得、次のチャンスに繋げるという事でした。
偉そうに書いてすみません(´;ω;`)
もちろん自身での実績が無いので不安でしたが、
それ以上にこの時期にイガイ内錘目印で釣れるなんて
めっちゃ萌えるやん(*´Д`)
という気持ちも強く
結果、アタリも数回もらえ3掛け2バラシ1枚という結果でしたが、
アタリは全て上層。イガイで釣れるという事が証明出来ました。
さらに、それに加えて収穫だったのは、その釣り場はセオリーである底狙いではアタリが無かった事、青コガネでアタリが無かった事。風が当たり出したらアタリがなくなったという事。潮が透けていても出来るだけ警戒心を持たせない様に落とせば、アタリは出る。
等、実践を踏まえた知識が増えました。
私自身、そうやった方が落とし込み釣りの幅も広がると思いながらやっています。
そしてなんといっても
色んな意味で
萌えます(笑)
もちろん人それぞれ落とし込み釣りに対しての楽しみ方があるので断定的な事は言えませんが、、
1枚のおチヌ様を釣り上げる為試行錯誤するのが好きな方もいますし、
とりあえずガンガン釣って枚数上げたい方もいます。
更にはアタリを出すまでの過程が好きな人もいます(笑)
文章構成が散漫で分かりにくいのですが、
もう一度言います
あなたが億劫に感じる事は他の人も同じで、それをしない人がたくさん居てると言う事
良く分からない事を調べない、理解しようとしないのはもったいないです。
別にそんなことまで考えて釣らんくてもええわ
はい。別にそれ大丈夫です(*´Д`)
このブログは私自身が少しでも他の人より釣りたいと思う気持ちで書いているので
全くもって強制ではありません(あたりまえ)
さらに言えば、身も蓋も無い話になってしまいますが、ここに書いた事をそのまま実践したからと言って必ずしも釣れる確率が上がるとは限りません。
自分なりに一生懸命考えて、新しいものに飛び込む事が重要だという事です。
私の記事なんて、参考の「さ」にもなりません(笑)
しかし、万一この記事を読んで実践しようと思った気の毒な方がおられるなら、その方自身でこの記事に書いた事の良し悪しを自身で考え、かみ砕いて分別し、
「自分勝手ルール」からの脱却を試みる為の一つのきっかけにすれば良いと思います。
初心者、脱初心者だからこそ、落とし込みのセオリーにとらわれず、色々な事にチャレンジしやすいのではないかと思います。
落とし込み釣りに於いて、これをやってはいけないという事は無いんです。
(もちろん周りに迷惑がかかるような事はやってはいけませんよ)←あたりまえ
私自身、色々な事を考えながら1日釣りをして、
その考えが当てはまらずの日もあり、
結果として、釣れて良かった
という事も多々ありますが、
やはり
色々考え、理解しようとして、結果として
釣れたではなく
釣った
と言う事に対してのこだわりと満足度があるのかもしれません。
この記事を書いているこの1月は落とし込みでおチヌ様を釣るにあたって厳しいと言われている時期ではありますが、
そんな釣れにくい時こそ、色々考えて、実践し、次に繋がる知識と経験をし、またそれを元に釣行し、考えて行く事で、釣りの幅も広がって行くと思います。
そして、その辛い時を乗り越えて1枚のおチヌ様をゲットする事が出来たとしたら、
これからもう少し先にある落とし込みの盛期にも必ず役に立つと思います。
良く考えてみれば、このブログにたどり着いて、最後まで読んでくれているという事は、
セオリーではない億劫な所に飛び込んでくれているのかもしれませんね(;^_^A